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他社管内への応援派遣を想定・企業グループとの連携強化・作業効率アップに向けた新技術の活用
今回の訓練の特徴は、以下のとおりです。
<訓練想定>
台風による甚大な被害を受けた他社管内へ、北部4支社(岩手・青森・秋田・宮城)から応援隊を派遣することを想定※。なお、他社管内はコロナ感染拡大地域という、現状を踏まえた設定も。
※実動訓練に参加できなかった3支社とは、TV会議システムによるライブ配信を実施
<災害時連携計画を踏まえた作業※>
本計画により各社で異なっていた復旧方法が統一。本計画に則った3項目の復旧方法(折損柱仮復旧、高圧線断線修理、高圧応急用電源車の接続・送電)を確認。
※2019年の台風15号や19号における停電復旧対応の課題を踏まえ、一般送配電事業者10社が共同で策定したもの。より迅速な復旧に向けて、復旧方法の統一等について、従来の枠組みを見直し改善を図った。
<企業グループとの連携>
東北送配電サービス㈱と被害状況の共有方法を確認したり、東北電気保安協会に浸水箇所の漏電調査・個別送電を依頼するなど、関係各所との連携強化に向けた訓練を実施。
<新技術の活用>
スマートグラスを活用し、遠隔地にいる配電部門の指示により、変電部門が低圧応急用電源車の運転・監視を実施。
また、ドローンによる設備被害状況の確認訓練を、配電部門と送電部門がチームに分かれ、競技形式で実施。
さらに、位置情報共有チャットアプリ「Linkit(リンクイット)」による被災場所周辺の通行止め状況や配電設備被害状況の画像の集約、クラウドカメラによる作業状況のライブ配信等も実施。
「北部3支社訓練に宮城支社が参加したこと」、「他社仕様の資材を実際に使用したこと」、「東北電気保安協会と連携したこと」が今回初めての取り組みになります。
■訓練の様子を写真でお届けします■
- 折損した電柱を補強管を用いて仮復旧
- 断線した高圧線の修理。他社仕様で作業
- 高圧応急用電源車の接続・送電。全国の電線に対応できる工具で他社仕様の電線被覆を剥ぎ取り
- スマートグラスによる低圧応急用電源車の運転・監視
- ドローンによる設備被害状況の確認
- ドローンで撮影する映像から電柱上に設置された仕掛けを確認。チーム毎に操作の正確性を競いながら、お互いに技術を磨く
岩手支社配電リーダーからのコメントです
今回の訓練では、他の一般送配電会社との応援派遣に係る新たなルールである「災害時連携計画」を再確認しました。コロナ禍で当初の計画通りにはいきませんでしたが、限られた条件の中で最大限訓練を行い、目的を達成できたと感じています。
災害はいつ起こるか分かりません。引き続き訓練を重ね、激甚化する様々な自然災害へ円滑に対応していきます。

長澤 亮 岩手支社配電統括リーダー
降りしきる雨の中、縮小開催となった北部4支社訓練でしたが、それぞれの部門の役割や関係個所との連携方法・内容を再確認し、災害への備えをよりいっそう強化できました。