上條社外取締役による講演「私の企業経営」

東北電力・東北電力NWの新任取締役・執行役員や関係会社の経営層等、オンラインを含め約120名出席のもと「東北電力グループ新任取締役・執行役員研修」が開催されました。9回目となる今回は、グループ一体経営の観点から、初めて関係会社を含むグループ大の取り組みとして実施しました。
第1部では、当社社外取締役の上條努氏(サッポロホールディングス株式会社特別顧問)を講師に迎え「企業経営の責任や心構え」をテーマに講演いただきました。上條氏は「社員が『当社はこのような良い会社だ』と胸を張って言えなければ、企業の社会的評価は上がらない」と、ブランド力向上が企業を支えるエネルギーであると強調しました。また、経営者のリスク認識について「リスクをリスクとして認識することが必要であり、事故・事件は共有されていなければ一番危ない。ブランドを傷つけないために、リスクの存在を知った上で、知恵を出し合うことが必要である。マイナス情報を共有できない環境が経営にとって一番リスクとなる。」と説明がありました。

講演後、加藤常務からは、原子力のブランド価値向上に向けた質問があり、上條氏は「原子力はわが社にとって必要であるため、ブレずに進めていって欲しい」としたうえで「どのような商品であっても、それに対する会社の態度は同じでなくては会社やブランドに対する信頼は上がらない。原子力についても、安全等にはしっかり取り組んでいく必要がある」との回答がありました。
倉橋弁護士による講演「取締役の職責と注意すべき事項」
第2部では、中村・角田・松本法律事務所の倉橋雄作弁護士を講師に迎え「取締役の職責と注意すべき事項」をテーマに講演をいただきました。倉橋弁護士は「経営において重要な意思決定に参画する際に、ふと立ち止まり、リスクや不都合な事実を含めた必要な情報が検討されているかを考えることが経営のプロとしての職責である」と、取締役等がその職責を果たすために留意すべき点について、裁判例等を紹介しながら丁寧に説明いただきました。
また、コーポレートガバナンス・コードの改訂についても触れ、サステナビリティをめぐる課題へのさらなる対応強化の必要性について解説がありました。倉橋弁護士は、当社は世界や機関投資家の動向を網羅的に分析できていると評価した上で、これまでの検討や分析を最大限に有効活用しながらサステナビリティ経営を重要な経営課題として捉えてほしいと話されました。

秘書室では、東北電力グループ全体の企業価値向上に貢献するため、今後とも、関係会社を含む役員研修の充実を図ってまいります。
