実践!エネコミコーナー
~女川原子力発電所のいま⑥~

女川原子力発電所で現在進められている安全対策工事は、今どんな状況なの? なかなかみることのできない現場の様子をシリーズで紹介していきます。

電源の確保 ~非常用ディーゼル発電機用地下軽油タンク その② ~

 再稼働に向けて着実に歩みを進める⼥川原⼦⼒発電所。2023年11月の⼯事完了に向けて現在実施されている安全対策⼯事の模様をシリーズで紹介していきます。2回目で2号機の「非常用ディーゼル発電機用地下軽油タンク」の現場の様子を紹介しましたが、今回は、3号機の「非常用ディーゼル発電機用地下軽油タンク」を⾒ていきましょう︕

 

 

なぜ、いま3号機の軽油タンクの工事が必要なの?

・女川原子力発電所では、2号機再稼動に向けた各種工事を行っていますが、3号機の非常用ディーゼル発電機用の軽油タンクに

 ついても地下に設置する工事を行っています。

・新規制基準では重大事故等が発生した場合において、大容量送水ポンプ車や電源車等の可搬型重大事故等対処設備が原子炉建屋まで

 移動し、原子炉への注水や電源確保を行うことができるよう、発電所内に道路(アクセスルート)を確保する必要があります。

・3号機用の地下軽油タンク設置場所は、2号機原子炉建屋へ向かうアクセスルート近傍であり、工事によるアクセスルートへの干渉

 を回避するため、2号機再稼動までに3号機の軽油タンクについても地下化※しているものです。

 

※:タンクピット構築およびタンク本体据付までを実施し、既存の縦置き軽油タンクについても当面使用いたします。

 

【参考】2号機軽油タンク地下化については、『実践!エネコミコーナー~女川原子力発電所のいま②~』で紹介しています。

 

地下軽油タンクの搬入・据付の様子を見てみよう!

・女川原子力発電所への搬入および据付作業は今年2月に実施されました。

・工場(三菱重工業 神戸造船所)で製作された地下軽油タンクは、約920kmの航路を5日間(1基あたり)かけて、発電所に海上輸

 送されました。

・発電所到着後、延べ2日間の水切り揚重作業※、その後計4日間で4基の軽油タンクを地下軽油タンクピットへ構内搬送され、無事

 据付作業が行われました。

 

※:『水切り』とは「海上=水」として捉え、「水との接続を切る」といった意味から貨物船から港に積荷を陸揚げする作業を意味

 します。『揚重』とは建築資材や重量物をクレーンやフォークリフトなどの重機等により指定した場所へ搬入、設置する作業です。

イイね!
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