特高計器工事における相互チェックシートを活用したお客さまとの関係構築について

盛岡電力センター

1.取り組み概要

 盛岡電力センター配電計画課では、特高計器・VCT※の新設・期満取替工事において、計量法に基づく有効期限や、お客さまの受電希望日、そして、計器・ VCTの資材納期(数カ月~14カ月)を考慮して、お客さまとの工事内容に関する事前確認や工事時期の交渉を実施しています。お客さま設備の構内に設置するVCTの確認は慎重に行う必要があり、製造メーカーや形状、配線等に関する確認が多岐にわたります。

 さらに、内容変更が発生する都度、発注先メーカー様とも調整を行う必要があり、場合によっては一から見直しのうえ、再度お客さまとの協議を行うという非効率な業務となっていました。

 そこで、確認事項を分り易くポイントにまとめ、一目で状況が把握できる「相互チェックシート」を作成し、お客さまとの情報共有を円滑に行うことが可能となりました。業務の効率化とともに、工事完了に向けて良好な関係を構築することにも寄与しています。

 

※VCT(計器用変成器):計器用変圧器(VT)と変流器(CT)で構成される変成装置。交流回路の高電圧、大電流を低電圧、小電流に変成することで電力量計による計量が可能となる。

 

2.「より、そう、ちから。」の“深化”に向けて工夫した点

 お客さまからは計器・ VCTに係る工事内容以外のお問合せを多くいただきます。他の一般送配電事業者との相違点や受電後の検針等について非常に不安を感じられていることが多く、検針方法や工事費負担金に関する問合せについては、すみやかに関係部門へ取次ぐ必要があります。

 そこで、本取組みでは一方的な確認事項だけではなく、お客さまからの質問やご要望、お気づきの点などもチェックシートに記載いただくようにしました。これにより、より早い段階で課題を吸い上げ、解決に導くことができるとともに、工事を進めるにあたってお客さまとの良好な関係を築くことに繋がりました。また、発電事業者様は東北電力NW管外のお客さまも多く、遠方から来られ、発電所は普段は無人であることから、防犯カメラサービスや電柱・鉄塔位置情報検索サービスといった提案も行いがら日々対応しています。

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3. 成果・課題

 新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、お客さまとの対面でのやり取りが難しい状況となっている中、本取組みはお客さまとの意見交換や情報共有ツールとして役立っています。取組みの成果としては見えにくいところがありますが、実際に設備工事に着手するまでに技術的な事項をスムーズに整理することができ、手戻りやトラブルの未然防止にも繋がっています。

 また、些細な事でも話しやすい雰囲気を作ることができ、現地での立会い時でのやり取りもスムーズに行えるため非常に助かっているとの話もいただいています。今後もお客さまの立場に立った丁寧な対応を心掛けていきます。

 

イイね!
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