
あらためて「浸水検知システム」とは?
道路や河川等に設置した浸水センサーのデータを、電柱上に設置したルーターを介して自治体が所有するパソコンに送信。従来は現地で確認することが必要だった洪水・浸水の状況を、遠隔で確認することができるというものです。

(参考:4月特集で本件に関する内容を掲載しています。こちらもご覧ください)
4月からスタートした実証試験。順調に進捗!
2019年の台風19号で甚大な被害のあった角田市へ東北送配電サービスから協力を要請したことがきっかけで、2022年4月よりスタートした実証試験。
過去にも水害が発生している、⼟地が⽐較的低く交通量が多い市道近くに、計10個の浸水センサーを設置。
⼤⾬が降ってセンサーが⽔につかった場合、近くにある電柱に設置された機器を通じて、市が保有するタブレット端末などにデータが送られます。
5月27日の大雨時に、水位の上昇を遠隔でも確認できるなど成果が挙がっています。

5月27日の本システムのデータ
関係者からの評価も上々です
5月末、取り組みの状況を報道公開しました。

角田市の担当者からは、「道路の冠⽔時には現地までパトロールしていたが、センサーを活⽤すれば、現地に出向かなくても⽔位の上昇や冠⽔がいち早く観測でき、排⽔ポンプの稼働や道路の通⾏⽌めなどの判断を迅速化できる。5月の降雨時にその有効性を確認できた。来年3月までの実証試験のデータを基に、今後の防災計画に結び付けていきたい」と評価するとともに、防災対策の一助として今後の活用に期待していました。
あぶくま川水系土地改良区の担当者からも「大雨時には田んぼの用水路から溢れた水が一般道路に影響を及ぼす恐れがある。水位の状況をいち早く把握できることは対策を講じる上で強みとなる」と評価いただく声が聞かれました。
担当者の東北電力ネットワーク配電部塩谷主任より
本サービスが順調に動作して実績も出来ました。関係者のお役に立っていることについて嬉しく思います。今後については、市のニーズにシステムが応えられているかヒアリングしていくほか、積雪期にシステムが問題なく稼動するかどうか検証していきます。
本サービスは電柱があれば提供可能であり、自治体のニーズに合わせ、東北・新潟地域に展開していきたいと考えています。電柱などNWの資産を活用し、地域の課題解決に貢献し,スマート社会の実現につなげていきたいです。

ぶら下がり取材を受ける塩谷主任