
コミュニケーション&トピックス臨時号
寄せられたご質問にお答えします!!
臨時号でお届けする今回の「コミュニケーション&トピックス」。北海道電力泊原子力発電所の運転差止訴訟について、ご質問をいただきました。
当社としてどのようにお答えするのが良いか、一緒に考えていきましょう。
北海道電力泊原子力発電所の運転差止判決(札幌地裁)について

Q. 北海道電力泊原子力発電所の運転差止訴訟(札幌地裁)での北海道電力敗訴について、地域の方との対話の中で話題になることがありました。他社の事案であり、当社として話せる内容には限りがあると思いますが、どのようなコミュニケーションをすればよいでしょうか。アドバイスをお願いします。
A.ご指摘のとおり、今回の判決は他社の事案であり、当社が直接コメントすることは難しいですね。そのため、当社の公式スタンスは「他社の事案であり、コメントは控える」としています。その上で、地域の方々とのコミュニケーションでは、相手に事実誤認や過度な受け止めなどが見られた場合には、着目していただきたい客観的事実や、識者のコメントなどを「参考情報」として紹介し、相手の方にご自身の考えを整理していただくと良いのではないでしょうか。
さらに、当社における安全対策などの取り組みなども紹介し、当社の安全最優先の姿勢にご理解をいただければ、なお良いと思います。

対応イメージ

先日、泊原子力発電所の運転差止訴訟(札幌地裁)で北海道電力が敗訴し、「原告勝訴」と大きくマスコミ報道されているのを見たよ。原子力へのマイナスイメージがまた強くなるのでは。
本件については報道等を通じて承知しております。他社のことであり、当社として判決内容について直接コメントすることは控えますが、北海道電力の主張が認められなかったことは残念に思います。
ただ、原告の勝訴ではありますが、事実関係として、原告の3件の請求のうち、「①運転差止」は認められましたが、「②使用済み核燃料の撤去」、「③廃炉」の2件は棄却されているんですよ。


原告の主張がすべて認められたわけではないんだね。ところで、裁判での争点は、どういうものだったの。
新聞報道等によれば、発電所敷地およびその周辺の断層評価や津波評価などが主な争点となり、北海道電力は、原子力規制委員会の適合性審査の状況等も踏まえながら、本訴訟に対応する必要があったようですね。


適合性審査で断層や津波の評価がはっきりしてから、判決を出せば良かったんじゃないのかな。
判決内容を見ると、札幌地裁は「本訴訟は提訴から10年以上経過したが、被告(北海道電力)が主張立証を終える時期の見通しが立っていない」、「審査会合の継続を理由にこれ以上審理を継続することを訴訟上正当化できない」などとして、審理の長期化を理由に判決を下したようですね。
これに対して、一部識者からは「規制委員会の審査が続いているプラントに急いで運転差止命令を出す必要があるのか疑問」といった声が上がっているのも事実です。
さらにSNSでは「再稼働できなかったら厳冬期に停電するリスクが増えるけど北海道民はそれで良いのだろうか?」といった意見も見られます。


今後の見通しはどうなの。
当社は当事者ではありませんので、詳しいことはわかりません。ただ、北海道電力は既に控訴しており、今後は高裁で審理がなされます。今回の判決では、津波対策などについて「相当な資料によって裏付けていない」との指摘もあるので、これらを踏まえて、北海道電力は対応していくものと思われます。
当社の女川原子力発電所は、新規制基準適合性審査に合格しており、現在、海抜29mの防潮堤を含む安全対策工事を着実に進めているところです。東通原子力発電所については、基準地震動や津波評価に係る審査に対応中であり、審査の進捗に向けて今後も全力で対応してまいります。
