グループ企業特集「One Team!!」
通研電気工業 スマート社会の実現をセキュリティで支える

「よりそうnext」の実現に向けて頑張るグループ企業の皆さんを紹介するこのコーナー! 今回は、通研電気工業の新サービス「Tsukenセキュリティリスク分析」をピックアップ。ソリューション推進事業部の山本勝也副事業部長、宇井果南さん、吉原実祈さんにお話を伺いしました。

「Tsukenセキュリティリスク分析」とは

 通研電気工業は、1946年に東北帝国大学電気通信研究所の研究成果製品化を目的として設立されました。電子通信機器を主力に、電力の系統運用や監視制御システムの開発・製造などに長年携わっています。

 今年4月には、これまでのノウハウを活かした新サービス「Tsukenセキュリティリスク分析」をスタートしました。本サービスは、お客さまが保有する制御システムのセキュリティリスクを、ヒアリングや文書調査等を通して分析・特定するものです。専門のエンジニアが調査を行い、優先順位と対策内容を明示しますので、費用を抑えて効果的にセキュリティ対策を実施できます。

ソリューション推進事業部 山本勝也副事業部長

高まる制御システムへのセキュリティの重要性

 これまで、ライフライン、工場などで用いられる制御システムは、インターネットや他の情報システムと接続されていない環境下で運用されてきたため、セキュリティ対策は重要視されていませんでした。近年、IoTやAIの発展に伴うシステム構成や利用環境の変化、サイバー攻撃などの脅威の増大、さらに情報通信や電力などの重要インフラに対する国のセキュリティ規制が強化されたことなどにより、制御システムに対するセキュリティの重要性が非常に高まっています。

 通研電気工業では、長年電力の系統運用や監視制御システムの開発・設計及び工事に携わってきたことにより、経験や知識が蓄積しています。そこで、これから成長が見込まれる制御システムセキュリティ市場において、培ってきたノウハウを活かしてリスク分析サービスを提供できると考え、本サービスの開発に至りました。

ソリューション推進事業部 宇井果南さん

通研電気工業だからこそのサービスを

 本サービスの強みは、制御システムを対象としていることです。ITなどの情報システムを対象としたリスク分析のサービスは様々な会社が提供していますが、制御システムを対象としたものは多くありません。これも、長年地域のインフラを支え続けてきた東北電力グループである通研電気工業ならではの強みだと考えています。また、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)で実施している産業サイバーセキュリティセンターの人材育成プログラムの卒業生など、専門知識を保有する技術者がコンサルティングや提案を行っていることも強みです。IPAの人材育成プログラムでは1年間かけてしっかりと知識と技術を身に付けますので、まさにセキュリティ対策のスペシャリストです。

ソリューション推進事業部 吉原実祈さん

 本サービスは、電力業界に限らず、医療関係や、ビルの空調システムなどの幅広い業界に提供できると考えています。これまで電力以外の業界との関わりが少なかったため、どのようなニーズがあるのか、どのようにサービスを提案すべきか、手探りながら工夫を重ねました。その甲斐あってお問い合わせも多数あり、様々な業種で導入が検討されています。

「よりそうnext」の実現に向けて

 「よりそうnext」が目指している「安心・安全なスマート社会の実現」に、セキュリティの対策は必要不可欠です。本サービスでセキュリティの課題を整理し、セキュリティ教育やセキュリティ対策システムの導入、システムの脆弱性を検証するペネトレーションテストなどを通して、サイバーセキュリティの確保を目指していきたいと考えています。弊社にはセキュリティやネットワークのチームもありますので、連携してより良いサービスを提供できると考えています。

 制御システムは社会・産業の基盤を支えており、稼働停止になった場合、社会的にも大きな影響を及ぼします。しかし、セキュリティ対策となると、まだまだ意識が低い状況にあります。企業の規模に関わらず、サイバー攻撃の被害に合う事例は増加しています。しかも、大企業・政府機関はセキュリティ対策がとられているため、標的企業のサプライチェーンの中から、セキュリティ対策が脆弱な中小企業を踏み台に標的企業への攻撃を行う例もあり、取引先やグループ企業からの信用失墜や取引停止につながり、さらには加害者として損害賠償を求められる場合もあります。セキュリティ対策は生産性を向上させるものではありませんが、適切に対策することで事故発生のリスクを低減させることができます。本サービスを含めた弊社のセキュリティ事業を通して、制御システムのセキュリティ対策強化につなげていきたいと考えています。

 

 最後に、皆さんへ今後の展望や目標をお伺いしました。

「今後は、電力以外の他の業界に向けてサービスや製品を開発し、セキュリティ全般における充実したサービスを提供していきたいと考えています。」(山本さん)

「サイバー攻撃は日々進化しているため、定期的にサービス内容を見直し、セキュリティサービスの拡充を図っていきたいと思います」(宇井さん)

「監視システムや工事を行う会社というイメージが大きいと思いますが、サービスの知名度向上に力を入れていきたいと思います」(吉原さん)

 

 

イイね!
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