■情報通信部■東北電力・東北電力NW共通「IoTプラットフォーム」の整備に向けた検討および検証試験を実施中!

 東北電力ネットワーク情報通信部では、東北電力と東北電力ネットワーク両社共通の「IoTプラットフォーム」の整備に向けた検討を進めており、主管部と連携の上、検証試験を実施しています。今回は「IoTプラットフォーム」の概要や現在実施している配電部との検証試験の内容について紹介します。

「IoTプラットフォーム」の整備に向けた取り組みを展開

 IoT(Internet of Things:モノのインターネット)とは、センサー機器、家電製品、電子機器など様々なものが、ネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続され、相互に情報交換をする仕組みです。近年ではセンサーやデバイスなどのIoT機器の普及が急速に進んでおり、例えば、遠く離れた機器の稼働状況をリアルタイムで確認することが可能になるなど、IoTの活用により、更なる業務効率化・高度化が期待されています。 

 IoT機器を導入するには、インターネット等を介して機器から収集したデータを活用するためのシステム基盤として「IoTプラットフォーム」が必要となります。その整備にあたっては、利用用途や主管部ごとの運用とせず、両社で共通化することにより効率化につながるだけではなく、主管部におけるIoT利活用のハードルが下がり、様々な課題への柔軟な対応も可能となります。

 そこで、東北電力ネットワーク情報通信部では、IoT機器の効率的な運用かつ迅速な利用につながるよう、昨年度から「IoTプラットフォーム」の整備に向けた検討を進めてきました。昨年度は「IoTプラットフォーム」のシステム構築や主管部へのIoT活用ニーズのヒアリング・勉強会を開催しており、今年度は主管部と連携の上、実際に試行環境において検証試験(PoC=Proof of Concept:概念実証)などを行っています。

 

「IoTプラットフォーム」のイメージ

配電部との連携による「開閉器などの遠隔監視」に係る検証について

 この「IoTプラットフォーム」を活用し、現在、配電部と「開閉器などの遠隔監視」に係る検証試験を実施しています。

 山間部に設置されている開閉器などの配電設備には、通信面での制約から配電自動化システムが導入されていない箇所もあり、故障発生時には現地での原因調査が必要となります。「山間部における開閉器の事故表示や周囲状況等を遠隔で監視したい」との配電部のニーズを踏まえ、IoTを活用した検証試験を行うこととしたものです。

 具体的には、携帯電話の通信回線を利用したIoT機器(通信機器やカメラ)を新たに開発し、配電設備に取り付け、開閉器の動作状況や事故情報、周囲の状況などのデータを「IoTプラットフォーム」に連携することで遠隔監視することができるか検証を行っています。

 連携されたデータは、以下の画面イメージのとおり、ダッシュボードにより一覧で電力センター等の事務所からWING端末で確認することができるほか、本記事のトップ画像のとおり、取り付けたカメラで現地の積雪状況なども確認することができます。

 配電部の担当者からは、「遠隔で現地の状況を確認できれば、 設備パトロールの実施可否や対応人員の検討を事務所で判断することが可能となり、業務効率化・コスト低減が期待できる。今後は検証結果を踏まえ実用化や更なる展開も検討したい」との期待の声も寄せられています。

 先月から実際にデータ収集や遠隔監視を行っており、実証試験により課題を抽出し、導入について判断することとしています。

東北電力企業グループ各社からのIoT活用ニーズも広く募集中!!

 同社情報通信部では、2023年度も引き続き、「IoTプラットフォーム」の整備に向け実証試験を行うこととしています。両社共通の「IoTプラットフォーム」は、東北電力企業グループ各社での活用も想定していることから、IoT活用に係るニーズや相談、質問などがあれば、同部の情報通信監理または通信技術のIoT担当までご連絡ください。

 なお、次回は、情報通信部門で実施している「IoTを活用した業務改善コンテスト」の内容を紹介する予定です。

 

(左から) 東北電力ネットワーク 情報通信部(情報通信監理)山本さんと(通信技術)佐藤さん「IoTニーズ募集中です!お気軽にご連絡ください」

 

イイね!
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