
原子力リスク研究センター(NRRC)の概要
原子力リスク研究センター(Nuclear Risk Research Center:NRRC)は、原子力事業者および原子力産業界による、原子力施設の安全性向上のための取り組みを支援するために、2014年10月に電力中央研究所に設立されました。
NRRCは、活動に関する率直な意見交換を行うため、各事業者の経営トップとの直接対話を実施しています。
NRRC所長と樋󠄀口社長との対話

アポストラキス所長(左から2人目)とメザーブ顧問(左から3人目)
と対話する樋󠄀口社長と加藤常務
同センターと当社の対話は2016年4月以来、2度目で、元米国原子力規制委員会の委員でもあるアポストラキスNRRC所長※1、メザーブ顧問※2と樋󠄀口社長、加藤常務が、リスク情報の活用とその重要性をテーマに意見交換を行いました。
アポストラキス所長は、諸外国ではリスク情報を活用した安全規制が行われているのに対し、現在の日本では決定論的(保守的な条件を仮定して安全性を評価)に行われていることに懸念を示しました。
当社からは、リスク情報活用の推進に向けて原子力規制庁とコミュニケーションを取ってお互いにwin・winの関係を目指していることを伝え、NRRCからも原子力規制庁へ働きかけてほしいと要望しました。
※1 米国原子力規制委員会 委員(2010-2014)、マサチューセッツ工科大学 名誉教授(2010-)
※2 米国原子力規制委員会 委員長(1999-2003)、 原子力規制委員会の国際アドバイザー(2018-)、旭日重光章 受章(2016)
当社のリスク情報活用の取り組み状況とは

原子力発電所のリスク情報活用の例を教えてください。
リスク情報活用の取組例として、リスクモニタ導入や統合リスク管理要領による評価を実施しています。


リスクモニタとは何ですか?
リスクモニタは発電所の機器の日々の点検状況に応じたリスクの変化を可視化するためのツールです。リスクの大きさを赤>黄>緑で表示して現状のリスクを周知しています。



統合リスク管理要領とは何ですか?
統合リスク管理要領では、工事や作業等に伴い発生する様々なリスク(放射線リスクや労働災害リスクなど)を事前に特定・評価し、どのような変更(実施時期、手順等)を行うとリスク低減が行えるかを検討することを規定しています。

