
■キラリ☆企業グループ社員にフォーカス■宮城県セーリング連盟 理事長としてセーリングの普及に貢献
~Vol.1 東北電力 尾形依子さん~
東北電力グループでは、従業員一人ひとりが個性を生かしさまざまな分野で活躍しています。そんな皆さんのキラリと光る活躍や多彩な活動などにフォーカスする新コーナー。
初回は、宮城県セーリング連盟の理事長を務めている、東北電力の尾形依子さんに、セーリングの普及に向けた取り組みなどについて伺いました。
海や自然と触れ合えるセーリングとeSailing、両方の普及と発展を目指す
9月6~10日に、セーリングの全日本選手権が宮城県名取市の閖上ヨットハーバーで開催されました。この大会は東北で初めて開催された470級※全日本選手権で、東日本大震災後、閖上の地で初めて開催された全国大会として、地元メディアからも注目を集めました。
東北電力リビング営業部カスタマーセンターの尾形依子さんは、NPO法人 宮城県セーリング連盟の理事長を務めており、同大会のホスト役としても活躍されました。今回の大会への想いや、宮城県セーリング連盟の理事長就任のきっかけ、セーリング競技の魅力と普及活動などについて、お話を伺いました。
※470級
セーリング種目の一つで、全長470cmの二人乗りのヨットでレースを行うことから、通称「ヨンナナマル」と呼ばれる。適正体重は二人合計で130kg前後とされ、オリンピックのセーリング種目の中で最も軽量なクラス。小柄な日本人に適しているため、国内では大学選手権や国体の正式種目として採用されている。
☆宮城県セーリング連盟 理事長 尾形 依子さん☆
・現職場 東北電力 リビング営業部カスタマーセンター(カスタマーサービス)副長
・出 身 宮城県塩竈市

―――宮城県セーリング連盟の理事長にはいつ就任されましたか。そのきっかけや競技歴について教えてください。
宮城県セーリング連盟の理事長に就任したのは2022年度からです。前理事長を務めていた庄司一夫さん(前 相馬共同火力社長)からバトンを引き継ぎました。2018年度に公益財団法人 日本セーリング連盟(JSAF)理事に就任し、東北水域の各理事長をはじめ、皆さんから応援・協力をいただきながら活動しています(日本セーリング連盟に加盟している全国の県連盟において、女性理事長は初)。
セーリング競技は小学3年生から始め、インターハイ、インカレ、国体、全日本大会などに出場しました(1996年に全日本女子470級選手権大会で優勝《今回大会の女子部門にあたる》)。東日本大震災後は、選手としては第一線を退き、趣味程度に楽しみながら、宮城県セーリング連盟の一員として運営側のお手伝いをしています。長年選手としてお世話になってきて、そのまま関わり続けています。

大会前日に参加者の受付を実施
各地区予選を勝ち抜いた82艇がエントリー
―――宮城県セーリング連盟の主な取り組みについて教えてください。
県内の加盟団体が楽しく安全にセーリングをする、安心して競技に取り組むための環境整備をはじめ、東北水域のセーリングの普及と競技力向上のため、各県や中央との連携も図っています。
■宮城県セーリング連盟ホームページはこちら
―――今回の大会は東日本大震災後、閖上で開催された最初の全国大会と伺いました。大会開催についての受け止めや想いなどをお聞かせください。
閖上ヨットハーバーは、2001年の宮城国体を機に整備が進められましたが、本ハーバーの完成を間近にした2011年、東日本大震災の津波により全て流されました。
宮城・岩手・福島の活動拠点が壊滅的被害(ヨットが全て流され、施設も破壊され活動地域も甚大な被害)を受け、活動再開が危ぶまれましたが、全国のセーラー、県連、日本セーリング連盟から、支援金や支援品(ヨット、帆、備品、専用ウエアー)など、復旧に向けて多大な援助をいただいたおかげで、活動を再開することができました。
今回、全日本大会誘致の要請があり、閖上はメジャーなヨットハーバーに比べ、設備や運営体制が十分ではありませんでしたが、復興した東北、閖上の地を実際に見ていただく良い機会であり、震災の際の御礼の気持ちも込めて受け入れを決断しました。
2024年に開催されるパリオリンピックの日本代表選手の選考にもつながる大事な全日本大会で、全国の予選を勝ち抜いたトップ選手をお迎えしますので、選手の皆さんがストレスなくこれまでの成果を発揮し、レースを楽しんでいただけるよう運営したいと思っています。
- 閖上ヨットハーバー
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多くのヨットが立ち並ぶ
(画像提供:日本470協会/BULKHEAD magazine JAPAN)
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オンラインでの大会開会式の様子
尾形さん(左)
- 宮城県セーリング連盟理事長として大会開会式に参加
―――セーリング競技の魅力について教えてください。
ヨットは帆(セール)に受けた風をエネルギー源として進む船のことで、さらに帆を使って水の上を進むことを、セーリングと呼んでいます。
レースでは、海や湖上で選手が乗る艇が同時にスタートし、決められたコースをまわり、フィニッシュラインをきった順番で成績がつきます。ゴールの早さを競うという点ではシンプルですが、風や波、潮流、雲の動きなどの変化を観察しながら、それをいかに予測して相手選手と駆け引きをするかがカギとなります。
自然を相手にするスポーツであり、海や湖といった大自然の中で帆を操り、その日、その時の風や波に合わせ滑走する爽快感が魅力です。
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大会初日のレースの様子①
(画像提供:日本470協会/BULKHEAD magazine JAPAN)
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大会初日のレースの様子②
(画像提供:日本470協会/BULKHEAD magazine JAPAN)
―――連盟の活動や競技を通じて、地域に寄り添い、さまざまな経験をされていると思います。思い出に残っている出来事や仕事に生きたエピソードなどをお聞かせください。
2020年に「JSAF 海と日本プロジェクトin閖上」というイベントの一環で、閖上ヨットハーバーで親子を対象としたヨットの試乗会と、商業施設「かわまちテラス閖上」で飲食や買い物をしてもらうコラボイベントを、地域の方と協力して実施しました。
これは、一般の方に海の遊びやスポーツとしてのセーリングを身近に感じていただきたいと思い、企画したものですが、こうした活動を通じて地域の方とも良好な関係を深めることができていると感じています。
また、国体に運営役員として参加したり、日本セーリング連盟としてeスポーツのセーリング版「eSailing」の普及強化事業を立ち上げ、運営に携わった(日本セーリング連盟のeSailing委員会 委員長も務める)ことで、さまざまな業種や分野の方とつながりが持てました。仕事に直接生かせているかは分かりませんが、社外の方とのコミュニケーションを図り、業種の異なる方と議論を重ね、協力して一つのことを作り上げる大変さと楽しさから多くを学んでいます。オンオフがしっかりできることでストレス解消につながり、仕事も頑張れていると思っています。

―――最後に今後の展望、目標などがあれば教えてください。
海や自然と触れ合える機会としてセーリングとeSailing、両方の普及と発展を目指しています。
また、次世代の育成にも取り組んでいきたいと思います。今回の大会には東京オリンピックに出場した選手も参加しますので、特に地元選手、Jr、高校生、大学生にはトップセーラーの走りや普段の行動を見て意識が変わるきっかけにしてほしいです。将来、オリンピック選手が出てくれると嬉しいですし、一般の方がセーリングを見て興味を持っていただけたらと思っています。

※本インタビューは9月初旬に実施しました
以下のデジタルBRIDGE担当者までご連絡をお願いいたします。
東北電力 ソーシャルコミュニケーション部門(戦略広報ユニット)デジタルBRIDGE担当
前川(Tel:050-7789-2884、E-mail:maekawa.shota.dt@tohoku-epco.co.jp)

