■研究開発センター■第72回 電機工業技術功績者表彰 奨励賞(重電部門)を受賞!

 10月11日、東京會館にて第72回 電機工業技術功績者表彰式および祝賀会が行われ、音羽電機工業と共同開発した「避雷器劣化診断装置の開発」が、重電部門の奨励賞を受賞しました。

第72回 電機工業技術功績者表彰 奨励賞(重電部門)を受賞!
~避雷器劣化診断装置の開発~

 「電機工業技術功績者表彰」は、重電部門・家電部門・ものづくり部門・IoT・AI・DX部門(今回(第72回)より新設)の各分野において、新製品・新技術開発などによって優れた成果を挙げ、電機工業の進歩・発達に貢献した方々を一般社団法人日本電機工業会(JEMA)が表彰するもので、1952年以来、毎年1回実施し今回で72回目となります。

 

 東北電力ネットワーク管内には、約80万個程度の配電用避雷器が設置されていますが、供給支障事故探査時に配電用避雷器の良否判定を行う有効な手段がなく、原因特定に時間を要しているため、避雷器内部の劣化を診断できる装置が必要とされています。このため、2007~2009年度に市販品のアレスタチェッカーを対象に、判定基準および作業性の改良を進めたものの、不良品を良と判定するケースがあり、判定精度の向上が課題となっていました。配電用避雷器内部は、ZnO(酸化亜鉛)素子と直列ギャップで構成されています。今回、ZnO素子の劣化特性および続流遮断性能、直列ギャップの放電開始電圧性能を評価して劣化判定基準の検討を行い、装置の試作・改良を積み重ねた結果、ZnO素子の続流遮断性能および直列ギャップの放電開始電圧性能の“不良判定率100%”を実現しました。

 表彰式および祝賀会には、当時の開発・実用化に尽力した研究開発センター電力流通グループ 佐藤 智之 主幹研究員と共同開発した音羽電機工業の2名が出席しました。

 

< 研究開発センター電力流通グループ 佐藤 智之さんのコメント>

 今回受賞した「避雷器劣化診断装置の開発」は、配電部からの受託研究として取り組んできた成果であり、これまでに第65回 電気科学技術奨励賞(2017年)、第71回 東北電気関係事業 特別功績賞(2018年)、大阪発明協会会長賞(2018年)などを受賞させていただきました。本装置の開発は、配電部をはじめ、社内外の多くの関係者のご指導とご協力をいただいて取り組むことができました。謹んで御礼申し上げます。今後も研究開発センターとして、主管部に寄り添い、第一線事業所が抱える課題解決に資する研究開発に努めてまいります。

 

右:佐藤 智之 主幹研究員 左、中央:共同開発者である音羽電機工業の社員

開発した避雷器劣化診断装置

イイね!
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