
全社での交流により、カイゼン活動の活性化を図る
今回の交流会は、各部門や事業所毎に行っていたカイゼンの取り組みについて、全社大で交流を図り、今後の活動活性化の一助とすることを目的に開催しました。
会場となった本社大会議室には各部門(ブロック)の代表として、全26チーム55名の発表者のほか、本社をはじめ、各支社・電力センター、企業グループなどから200名以上が参加。会場に来られない方向けにはTeamsでの中継が行われ、100名以上が聴講しました。
開会式では、CKO(チーフ・カイゼン・オフィサー)の戸田副社長があいさつし、これまでのカイゼン活動を振り返った上で、「今年度からレベニューキャップ制度が導入され、カイゼン活動の重要性が増した。制度の枠組みの中で効率化を果たしながら、安定供給をしっかりと実現し、さらにはカーボンニュートラルや設備の高度化も進めていくことが求められており、我々のミッションでもある」と述べました。その上で、「ぜひ他部門の取り組みや考え方を見て、新たな気づきを取り入れることで、さらにカイゼン活動を進化させてほしい」と参加者に呼びかけました。
- CKO 戸田副社長
【カイゼンについておさらい】
業務プロセスを時間の軸で見える化し、ムダ・問題点を抽出・改善することにより、生産性の向上を図る手法のこと。東北電力ネットワークでは、2018年よりカイゼンの取り組みを開始。効率化や生産性向上のみならず、業務品質向上や安全確保などにも取り組み成果を上げてきた。
2021年10月には、全社大でのカイゼン推進体制の強化を図ることを目的に、戸田副社長が委員長 CKO(チーフ・カイゼン・オフィサー)を務める「カイゼン推進委員会」を設置。同委員会のもと、社員一人ひとりの「カイゼンマインド」の育成を図るととともに、カイゼンを企業文化として定着させることで、持続的な効率化・生産性向上に向けて取り組みが進められている。
参考記事:東北電力ネットワークは10/1付けでカイゼン推進委員会を設置しました(動画付き)

活気と熱気に包まれた交流会の様子を写真と動画で紹介します
会場には13のブースが設置され、26チームが前後半に分かれて、カイゼンの取り組みを発表しました。日常業務での気づきをもとにプロセスを分析の上、ムダを削減し効率化を図った事例や、デジタル技術やデータを活用し、仕事をさらにやりやすく、時間短縮につなげた事例など、各チームが多様な事例を紹介。それぞれ発表形式にも工夫を凝らし、得られた成果だけでなく、苦労話も交えながら取り組みを紹介しました。
参加者からは積極的な質問や意見が出され、部門の垣根を越えて活発に意見交換が行われている様子が伺えました。会場は熱気に包まれ、カイゼンにかける熱意や想いがひしひしと伝わってきました。
会場に訪れた参加者からは、「今後の取り組みのヒントになり、非常にいい機会だった」「今回得た気づきを職場に持ち帰って自所でも変えていきたい」「参考になることが随分あり、有意義だった」などの感想が聞かれました。
閉会式の講評で、坂本社長は「会場の熱気や活力は素晴らしいものがあった。皆さんのチーム名を見るだけでも楽しさが伝わってくる。枠を決めると思考が止まってしまうこともあり、遊びの要素を入れると次々と発想が得られ伝播していく。引き続き、カイゼン活動に楽しく取り組んでほしい」と呼びかけました。
- 坂本社長
- 山田副社長
- 大森常務
総評として、CKOの戸田副社長から、「本日の交流会はカイゼンの取り組みの第1ステージの集大成と位置づけていたが、これだけの規模で開催できたこと、活気にも満ちており、最高の成果と言える。来年度以降は第2ステージに移行し、全部門がカイゼンを定着化させて、企業文化に昇華していくことになる。ぜひ、得られた気づきを今後の取り組みに生かしてほしい」と呼びかけました。
▼東北電力ネットワークの従業員の皆さま向け▼
HANDS企画部カイゼンポータルで各チームの発表資料が閲覧できます。


交流会の様子(動画)
発表者へのインタビュー
発表者を代表して、秋田支社(配電)畠山主査と岩手支社(通信センター)山本さんに、カイゼンの取り組みについて振り返っていただきました。
■秋田支社(配電)畠山主査
チーム名:「秋田ノーザンブリッツ」
件名:「ベテラン層の活躍創出プロジェクト」

────今回のカイゼンの取り組みを振り返った受け止めについて教えてください。
秋田支社配電部門では中堅層の少なさなどに課題認識を持っており、「ベテラン層の活躍創出プロジェクト」をテーマに選定しました。選定の時点から非常に難しいテーマだということは分かっていましたが、重要な課題と位置づけ、全社に先駆けて取り組みました。
今回3つの対策に取り組みましたが、特に「さばきセンター※」に注力しました。アンケート結果ではネガティブな意見も多かったのですが、「こうすればもっと良くなる、継続してやってほしい」といった建設的・前向きな意見も多くいただきました。自分の自信にもなり、やってよかったと思っています。
※秋田支社管内配電部門へのコールセンターの取り次ぎ案件を一括処理する試み

───今回の取り組みによって得られたことや期待される効果について教えてください。
今回の取り組みでは一定の業務効率化や削減につながり、当初目的としていた「ベテラン層のモチベーション向上」といった効果もしっかりと得られました。ベテラン層の方々がこれまで培ってきた経験や知識をフルに生かせる場を一つでも多く作っていきたいと思っています。

───今後の取り組みへの意気込みについて教えてください。
今回の取り組みは、一年という短期間で成果が目に見えるものではなく、継続してやっていくことで徐々に大きな成果として表われるものだと思っています。今回で終わるのではなく、これからも継続していくことで組織力の底上げにつなげていきたいと思います。

■岩手支社(通信センター)山本さん
チーム名:「1 for ten,10 for one」
件名:「目指せ!チーム業務共有化~長期休暇、ゲットだぜ!~」

───今回のカイゼンの取り組みを振り返った受け止めについて教えてください。
今回初めてリーダーとしてカイゼン活動に取り組むことになり、模索しながら進めていましたが、
まずは率先して活動の時間をつくることを意識して取り組みました。業務の合間の限られた時間で活動を進めていくことに少し苦労しましたが、チーム全員で短い時間で効率的に活動を進めることができたと思います。

───今回の取り組みによって得られたことや期待される効果について教えてください。
今回は8ステップ法※でカイゼン活動を行いました。普段は見えづらい根本的な問題が明確になり、効果を定量的・定性的に算出することで、具体的な効率化や業務品質の向上につながっていくと思いました。
また、今回のように全社で取り組みを共有することで、自分たちと同じような課題を抱えている職場の課題解決や効率化にもつながればうれしいと感じています。
※トヨタで生まれたカイゼンの手法で、8つのステップで問題解決につなげる考え方
───今後の取り組みへの意気込みについて教えてください。
今後は今回の成果を定着させる取り組みを継続的に進めていくとともに、新たな問題点にも目を向けていきたいと思います。
引き続き、カイゼンを通じてチームで持続的な効率化を目指していきたいです。

