よりそうインタビュー 
第7回 水沢電力センター・太田 龍之介さん

お客さまや地域への強い想いを持つ社員の皆さんを紹介する「よりそうインタビュー」! 今回は、水沢電力センター・変電課(7月より送変電建設センター)の太田龍之介さんです。

使命感、責任感を持って"安定供給"に取り組む

 まずは、太田さんの考える「より、そう、ちから。」を一言で表してもらいました。

水沢電力センター 変電課 太田 龍之介さん

 ・岩手県盛岡市出身

 ・2017年の入社以来、電力センターの変電課で運用から工事まで幅広く携わる。

  2024年7月からは送変電建設センター・変電グループに所属

 ・趣味はサッカー。休日はいわてグルージャ盛岡・ベガルタ仙台の応援!

 

「安定供給とは、やはり送配電事業者にとって明確な使命、責任だと考えています。そういったなかで供給エリアの電気を絶やすことがないように、日々運転・保守・設備更新に実直に取り組みたいと思い、この言葉を選びました。そして何より、当社社員の根幹には安定供給への想いがあるのだなと自分自身感じています。例えば災害やトラブルがあると、皆がすぐ駆け付けて、復旧に向けてプライドを持って取り組んでいます。そんな姿に感銘を受けていますし、私自身もそうありたいなと思っています。まさに、東北電力ネットワークのDNAですよね」

 

「私は2017年に八戸技術センター(現:八戸電力センター)の発変電課に入社しました。当時の担務は管内の変電設備の運用と保全でした。2020年の10月に水沢電力センターに異動してきて、それからは改良や拡充といった設備工事の担当をしています。

 東花巻変電所は、岩手県花北地区の需要増加に対応するために、2022年度から増設工事に着手しています。30万kVAの変圧器を1台増設して、これまで60万kVAだった変電所の総出力を90万kVAへと増強する、非常に大きな工事です。私は現在、その増設工事を担当として任せてもらっています。きちんと運開できるように、また災害やヒューマンエラーも起こさないようにと、日々全力で取り組んでいます」

「東花巻変電所に限った話ではないですが、工事を始めるまでに準備する書類や、着手後の各工事進捗に合わせた書類の準備がとにかく大変で、膨大な資料を作るために日々パソコンとにらめっこしています。電力センターレベルではあまり経験のない大規模工事のため、文字どおり手探り。周りの同僚や上司はもちろんのこと、支社や本社の方にも助けていただきながら、一歩ずつ前へと進めていっています。

 また、変電部門というのは他の部門との関わりが非常に多い部門です。変電所というのは、電気を送る線と線をつなぐ点となる場所。他の部門や、工事・運用に関わっている様々な工事会社の皆さんと、日々色々なことを調整しながら仕事を進めていきます。だからこそ、この仕事のやりがいは、何よりも自分の設備で電気を送ることができたときの達成感にありますね。膨大な資料を作って、色々な人たちの協力を得て工事が終わり、無事に電気を通せた時の充実感や満足感…。何にも代えられないものです」

東花巻変電所にて、新しい300kVガス絶縁開閉装置を据え付ける基礎工事の確認作業。
後方に見える大きな機器が、いずれこの場所に建つ

本質を意識し、妥協せずに

 これまでの業務で印象に残っていることも伺いました。

「まず思い出すのは、昨年度まで携わっていた平泉変電所の工事です。水沢電力センターに赴任してからずっと携わっていた案件なのですが、機器を置くスペースがとにかく狭くて。増設ではなくて機器の更新だったため、新しい設備と既存の設備と、いかに狭いスペースの中に配置して施工していくか、とても悩みながら進めました。先輩や同僚にも助けていただきながら、昨年無事に完遂した時の達成感は忘れられないですね。

 そして今は、全社的にも非常に重要な工事に携わることができています。声をかけてもらった時は驚きましたが、『これも巡りあわせだな』と思いました。若い時の苦労は買ってでもせよという言葉がありますが、まさにそのとおりだなと思っていて。この経験が、いずれ自分の血肉になってくれると思って、日々食らいついています」

 

 

 太田さんの明るい話口からは、その芯にある強い想いがひしひしと伝わってきます。熱い想いの源泉、モチベーションについても伺ってみました。

「やっぱり自分の仕事に責任を持たなければと思うからこそですかね。繰り返しになりますが、東北電力ネットワークの一番の根幹は、何といっても安定供給。自分の仕事はそれに直結していると思うからこそ、辛くても、大変でもやり切らねばと思えます。変電の設備は、一度作ると30年、40年と残っていくものです。そうなると、やはり実際の工事施工はもちろん、設計の図面や計画資料にだって妥協はしたくない。下手なものを作ると、『これ誰が作ったんだ?』とずっと言われ続けてしまいますからね」

 

「どうしても目の前の業務に追われがちですが、小手先で進めるのではなく、『そもそもこの業務のあるべき姿とは何だろう』と、本質を意識するようにしています。何でもかんでも右から左へと小手先で処理していると、いずれ自分にも跳ね返ってくるし,将来後輩たちにも迷惑をかけることになってしまいます。どんな業務であっても、常に疑問を持ちながら、自分なりにかみ砕いて、考えて。そして上司や同僚たちとも議論をし合います。

 水沢電力センターはとても風通しがよく、私たち若手の意見もよく聞いてくれます。カイゼン文化も強く根付いていて、3年連続で本社発表案件に選ばれています。また私自身、常に周りにアンテナを張るようにしています。周りの人が話していることに首を突っ込んで議論に参加して。そういうことって、自分自身の肥やしにもなると思うんですよね」

太田さんの想い描く未来

 太田さんの今後の目標を伺いました。

「短期的な目標でいうと、まずは東花巻変電所の増設工事をきちんと進めていくことですね。待っていただいているお客さまに迷惑が掛かってしまいますから、工程のとおりに、そして無事故無災害で。所内や工事会社の皆さんと、連携を密にしながら進めていきたいです。本社に行くともっと規模の大きな工事もありますので、いずれは前例の無いような仕事にも取り組んでみたいという想いもあります。

 一方、変電系列の仕事には工事ばかりでなく管理系の仕事もありますので、そちらにも携わってみたいですね。5カ年分の工事計画を組んだりする『予算計画策定』といった仕事もあるのですが、そういった仕事に携わって、『安定供給に向けてこうあるべきだよね』といったメッセージを社内に展開する、そんなこともしてみたいと思っています」

 

 最後に、「創立100周年を迎えた東北電力グループはどうあるべきか」を聞いてみました。

「託送料金制度改革などによって、今は送配電事業者同士でも比べられる時代になりました。100周年を迎える頃にはより一層競争が激しくなっていると思います。そんな中で、私たちがトップランナーとして選ばれる会社でありたいなと思っていますし、自分も業務を通じてその一端を担いたいですね。東北・新潟は人口減少などの課題に直面していますが、経営理念である『地域社会との共栄』の言葉のとおり、グループ一丸で地域を盛り上げていければなと。東北電力ネットワークも企業誘致に積極的ですし、東北・新潟は再エネのポテンシャルがとても高いといった優位性もあります。工場が増えて、再エネももっと普及していけば、それは東北電力ネットワークにとっても託送料金として利益につながっていきます。また、そうなると変電所もどんどん増設が必要になりますね(笑)」

 

 ※本インタビューは2024年6月に実施しました

 

担当者のつぶやき(編集後記)

 こんにちは!担当相樂です。今回も最後までお読みいただきありがとうございました!お話に出てきた東花巻変電所の増設工事は、東北電力ネットワークの供給計画にも記載されている、非常に規模の大きい工事です。その工事に携わる太田さんのインタビューでは、終始「安定供給」に対する強い想いをひしひしと感じました。フリップ(太田さんの「より、そう、ちから。」を一言で表すと?)へ赤字で「安定供給」と書いていたことからも、並々ならぬ想いが伝わってきます。ちなみに、フリップに黒以外の色を使ったのは太田さんが初めてです!一つひとつの仕事に妥協せず、常にどうあるべきか考えながらより高みを目指す姿には、電気を送り届けることへの強い使命感とプライドが感じられました。また、3年連続でカイゼン活動が本社発表案件に選ばれているということで、太田さんだけでなく、水沢電力センターの皆さんが高い意識で仕事に向き合っているのだなとも感じました。

 太田さんの見据える先をたどっていくと、安定供給をさらに追及し、事業のクオリティと競争力を高め、ゆくゆくは「東北・新潟の発展」にもつなげたい―。とても大きな夢をお持ちです。業務を通じて地域やお客さまのために貢献したい、という想いはまさに「より、そう、ちから。」の実践です!今回もカッコいい「より、そう、ちから。」に出会えた取材でした!!

 

 昨年末からスタートしたこの「よりそうインタビュー」も、気が付けばあっという間に7県一周を果たしました!これまでお邪魔した事業所の皆さんには、業務でお忙しい中にも関わらず取材調整から原稿確認まで、丁寧かつ温かくご対応いただきました。初めての土地にお伺いしたり、これまで接点のなかった業務に触れさせていただくことも多く、とても貴重な機会だったなと感じています。これまでご協力いただきました皆さま、改めまして誠にありがとうございました!

 まるでもうこの企画は終了みたいな言いぶりですが…(笑)、「よりそうインタビュー」は終わりませんよ!2周目に突入いたします!!これからも、一人ひとりの「より、そう、ちから。」を知るべく、様々な職場にお邪魔します!もちろん自薦他薦も大歓迎です!次回もどうぞお楽しみに~!!

 

バックナンバーはこちらから!

第1回「いわき電力センター・佐藤那奈さん」

第2回「むつ営業所・森川豊さん」

第3回「酒田電力センター・玉手孝欣さん」

第4回「能代火力発電所・齊藤海里さん」

第5回「上越電力センター・川上浩司さん」

第6回「宮城発電技術センター・長朶このみさん」

イイね!
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