
建設業が取り組む最新の現場管理を学ぶ
作業者を取り巻くさまざまな環境の変化に応じた安全管理の方法が求められる中、今回は講師の大成建設東北支店 三谷安全・環境部長が、労働安全の基本から具体的な対策まで、実践的な内容を交え、幅広く説明。勉強会には東北電力および東北電力ネットワークの設備部門ならびにグループ企業(ユアテック、東北発電工業、東北緑化環境保全)より約40名が参加しました。
大成建設では、死亡につながりやすい「特定災害」を防止するため、各層の重点実施事項に基づき安全管理を行い、各部門は特定した「重点危険作業」「危険作業」について管理フローに準じた取り組みを実施しています。
また多様な人材の従事を踏まえ、協力会社の送り出し教育の実施強化として、基本動作や作業における注意事項についてイラストを交えた分かり易い資料を大成建設より提供し、より質の高い教育を実施していることや、「二重の安全対策」(ダブルセーフティ)として人的・管理的対策だけではなく物理的対策が有効であることを説明しました。また、社員、職長と作業者全員で知恵を出すことの必要性にも触れ、安全管理にはまだまだ学ぶことも多い事を全参加者が実感しました。

大成建設 東北支店 営業部 羽鳥顧問(左)・三谷 安全・環境部長(右)
現場が抱える課題について意見交換
現場では未熟練者や外国からの作業者などが増加することで危険感受性が下がりリスクが高まっているとの課題に対して、以下のような対策が紹介され活発な意見交換が行われました。
・危険感受性向上に向け、実際の作業個所を模擬した模型を用いて参加者が作業手順に基づき役割等を確認するロールプレイや、作業時の写真から何が危険であるかを考えて意見を言い合い、対策・ルールを確認するなど工夫を凝らした教育を行っている。
・送り出し教育の際に安全確認テストを行う他に、送り出し教育を受けて工事現場に新規入場した作業員を対象に一人ひとりの性格、安全知識や意識を把握する目的で対話を行いながら、作業や配置箇所を決め、現場のリスク低減を図っている。
また、元請工事会社として現場の安全管理を行っているグループ企業からも、安全に関して作業者まで伝える・伝わる事が難しいとの現場を抱える悩みについて話題となりました。
安全保安管理室では、今後も継続的に他社の安全管理を学び東北電力グループの安全施策に取り入れる取り組みを進めて行くこととしています。

安全衛生管理方針書と送り出し教育資料(大成建設)