■土木建築部■地域のニーズによりそう遊休建物の利活用

 東北電力・東北電力ネットワーク(以下:TD・TN)土木建築部では、地域貢献と収益拡大を目的に建物の利活用に取り組んでいます。今回は、TD・TNの遊休建物と企業のニーズがマッチして実現した利活用の取り組みを紹介します。

旧船川サービスセンター社宅での宿泊事業

 秋田県男鹿市内に位置する船川サービスセンターが廃止となり、しばらくの間遊休建物となっていた社宅などの諸建物の利活用について検討を進めていたところ「男鹿の風土を醸す」という経営理念を掲げてクラフトサケ醸造所として創業された地元企業の「稲とアガベ」より、「当該地周辺の宿泊施設が少なく、宿泊施設としての利用価値がある」とのことで借用希望を受け、秋田支社用地センターおよび秋田電力センターと連携のうえ、現状有姿※で貸付することとなりました。「稲とアガベ」が3棟のうち1棟は気軽に泊まれるドミトリータイプの宿に、残る2棟は家族や友人達とゆったりと過ごせる一棟貸しの宿にリノベーションし「宿ひるね」として2024年6月より事業を開始しています。TNの遊休建物となっていた社宅が地元企業ニーズと上手くマッチしたことで、男鹿の多くの魅力をたくさんの方々に伝えることができています。ここ1年、男鹿の船川地区には宿がなかったこともあり、「稲とアガベ」では、“この宿をきっかけに男鹿の多くの魅力をたくさんの方々に伝えていきたい”と考えています。お近くを訪れた際にぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

※現状有姿:「現在の状態のまま」という意味の不動産用語

 

2024年6月より事業開始となった「宿ひるね」の外観

 

※「稲とアガベ」HPより画像を引用

 

仙台電力センターへのコンビニ誘致

 TN土木建築部では、組織整備などにより空きスペースが生じた仙台駅前の好立地に位置する仙台電力センターについて、賃料収益および地域活性化の一環としてテナント誘致の検討を重ね、複数企業へアプローチし、交渉の結果、コンビニ大手であるセブンイレブンの入居が決定し、2024年7月にオープンしました。コンビニ誘致にあたり、仙台電力センター総務課が中心となり所内の取りまとめを積極的に実施しました。1階に入居していたお客さまサービス課については、4階会議室を執務室化したうえで移動し、空いた1階部分をコンビニスペースとして確保しました。また、セブンイレブンの工事箇所とTN設備の取り合い点や運用を見据えたさまざまな調整などの課題もありましたが、仙台電力センター所員の全面的な力添えもあり無事にオープンすることができました。仙台駅前という好立地のコンビニであるため、多くの方が利用しており、セブンイレブンからも大変好評を得ています。地域活性化への寄与はもちろんのこと、TNとしては安定的な賃料収入を得ることができるため、双方にメリットのある取り組みとなっています。

 

セブンイレブン仙台電力センター店 外観

写真左より、セブンイレブン 契約担当者、仙台電力センター 蘇武所長、セブンイレブン 店舗関係者、TN土建部(業務建築)加藤課長、中西さん、根本さん(現:女川建築)

 

旧谷地町アパート2号棟に地元企業の外国人技能研修生が入居

 TD土木建築部では、廃止となった旧谷地町アパート1~2号棟(秋田県大館市谷地町)の利活用について秋田県北営業所へ説明し、同営業所が賛同したことから、関係者連携のうえ大館市を訪問して地域ニーズを確認したところ、ニプロ㈱大館工場が外国人技能研修生受入宿舎を探しているとの情報を得ました。集団で外国人を受け入れるにあたり生活習慣や文化の違いから賃貸アパートを見つける事が困難な状況だったことから、東北電力の利活用ニーズと合致したものです。秋田県北営業所が現地窓口となり、ニプロ㈱と協議を重ねた結果、東北電力からは現状有姿で貸付のうえ、ニプロ㈱が入居用改修工事を実施し、谷地町アパート自治会関係者の協力を得て外国人技能研修生約20名が2025年2月より入居しています。ニプロ㈱からは、「研修生にとっては初めての日本の冬で体調を崩さないか心配でしたが、部屋の中は非常に暖かく、皆さん元気に過ごしています」と喜びの声がありました。今後の使用についても高いニーズがあるので、引き続き秋田支店と連携のうえニプロ㈱と円滑なコミュニケーションを図りながら関係構築に努めていくこととしています。

 

旧谷地町アパート2号棟 外観

入居している外国人技能研修生

 TD・TN土木建築部では、今後も遊休資産利活用に積極的に取り組んでいくこととしています。皆さんのご協力、よろしくお願いします。

 

イイね!
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