
仲間の命を守る強い決意を共有
火力部門安全大会は、安全意識のさらなる向上および過去の災害事例の風化防止を目的に年1回開催されています。当日は本店大会議室と各事業所をTeamsで繋ぎ、火力部、火力技術訓練センター、各火力発電所ならびにグループ企業の社員約500名が参加しました。
大会冒頭、奈良火力部長があいさつに立ち、「本大会を通して、安全に対する取り組みを振り返り、『我々として何ができるか』、『何か足りないものはないか』といった、労働災害のさらなる未然防止につながる、「新たな気づきや知見を知る機会」としてほしい」と述べました。
また、昨年10月に制定された「現場が安全の起点」とする安全管理の考え方について紹介したうえで、「『安全の問題は常に現場で起きていること』、『解決策は必ず現場にあること』を念頭において、第一線で働く方々との対話を通して現場の声を引き出し、その声にしっかりと応えていく必要がある。『現場で働く仲間の命を守る』という強い決意のもと、『目配り・気配り・心配り』を意識し、現場で働く仲間が一体となって、ゼロ災害を目指していきましょう」と呼びかけました。

開会のあいさつをする奈良 火力部長
他社の取り組みから学ぶ
他社が実施している安全対策や仕組みを知ることで、見落としていたリスクを発見するなどの新たな気づきにつなげることを目的に、ユアテック安全・品質推進部安全推進グループの佐藤課長が、「労働災害の撲滅に向けた取り組み」をテーマに講演しました。「安全は会社の未来を築く基盤であり、価値創造の原動力である」との考え方のもと、過去の重大災害の反省から「労働災害(死亡・重篤)発生リスク低減策検討タスクチーム」を設置し、現場管理者の管理能力向上や組織コミュニケーションの活性化を図りました。その結果、昨年度に死亡・重篤災害ゼロを達成した実績、今年度の取り組みとして、さらに重篤化しやすい「墜落・転落」災害の撲滅に向けた施策、若年層の経験値を考慮した支援策などについて紹介しました。
- 死亡・重篤災害撲滅に向けた検討と2024年度の取り組み
- 2025年度の安全に関する具体的取り組みの紹介
良好事例から学ぶ
昨年度、安全行動社長表彰を受賞した「イコールパートナーを目指した『安全コミュニケーション対話』および『みんなのチャット』の取り組み」に関して、取り組みに至った背景を含め、能代火力発電所の生田目安全主査が発表しました。『安全コミュニケーション対話』では関係会社および協力会社より出された意見要望に対して「聞きっぱなし」にせず、対応状況の見える化を図ったこと、関係会社および協力会社を含めた「みんなのチャット」では、同じフィールド、同じ目線、同じ時間軸での情報共有を目指し、Teamsのチャットによるタイムリーな情報共有を図ったことについて説明しました。生田目安全主査は「今後も、現場起点の情報を基に、能代火力発電所一丸となって「安全最優先に行動する・できる」イコールパートナーを目指していく」と述べました。

発表する能代火力発電所 生田目 安全主査
火力部門の過去の重大災害を振り返って
過去の重大災害の風化防止を目的に、原町火力発電所の対馬安全主査より「排煙脱硫装置吸収塔内部水洗作業において発生した重大災害」について報告しました。発生に至った経緯や当時の状況に触れながら、「水洗作業においては安全が確認されるまで内部に入らない・入らせないようにする」「それくらいわかっているだろうとの思い込みを捨てる」という教訓と、再発防止対策について再確認し、参加者全員が自分事として捉え、「安全は守るものではなく作るもの」と心得て、二度とこのような災害を起こさないとの思いを改めて共有しました。

説明する原町火力発電所 対馬 安全主査

東新潟火力発電所での視聴の様子

能代火力発電所での視聴の様子
無災害事業所を表彰
安全意識とモチベーションの更なる向上を目的とした火力部門独自の褒める仕組みの一環として、2024年度無災害を達成した「八戸火力発電所」「旧秋田火力発電所・秋田火力撤去事務所」「上越火力発電所」を表彰しました。3事業所代表者は「今後も無事故を継続していきたい」と決意を述べました。

無災害表彰の様子(左から奈良 火力部長、上越火力発電所 大谷地 安全主査、秋田火力撤去事務所 九嶋 安全主査、八戸火力発電所 山口 安全主査)

