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現場で役立つクマ対策を解説
会津地域でも、クマの目撃が増えており、工事関係者から「作業中に襲われるのでは」「実施しているクマ対策装備の効果は十分なのか」といった不安の声が寄せられています。これを踏まえ、クマの生態や行動特性を理解し、遭遇回避や緊急時の対応を学び労働災害を未然に防ぐことを目的に講演会を開催しました。両事業所をはじめ、喜多方電力センター、田島電力センター、グループ企業や工事・委託会社の管理職、安全担当者など200名が参加しました。
講演では、講師の望月准教授がツキノワグマの季節ごとの行動や食性、出没要因について科学的データをもとに解説しました。特に、子連れの母グマが危険になる時期やブナ・ドングリ不作による出没増加など現場で役立つ情報についても事例を交えて共有するとともに「遭遇した際は何よりも刺激しないことが大切。背中を見せずゆっくり後退すること、遭遇した際に攻撃された場合は防御姿勢としてうつぶせになり、手で頭や首を守ることが重要である」と身振り手振りを交え実演しました。

現場で実践できる安全対策を紹介
さらに、作業前には自治体の出没情報を確認し単独作業を避けること、車両は見通しの良い場所に駐車し逃げ道を確保することなどの基本対策を紹介しました。特に、作業中はクマ鈴やラジオで音を出し続け、藪に入る際は視野を確保すること、食べ物の管理を徹底することを強く求めました。
また、クマ撃退スプレーの正しい使用方法や、爆竹・火薬銃などの音による効果についても解説し、「人間の声がクマを遠ざける最も効果的な音」と強調するとともに現場での実践を呼びかけました。
質問殺到!現場の安全意識が高まる
質疑応答では、「クマが嫌う服装や匂いはあるか」「山間部での作業時に有効な最新対策やグッズについて教えてほしい」などの質問が多数寄せられ、予定していた終了時刻を超過するほど現場での安全確保に対する関心の高さがうかがえました。また、参加者からは「具体的な事例や科学的根拠に基づいた説明が非常に参考になった」「現場で即実践できる内容だった」といった声が上がり、講演は単なる座学にとどまらず、実務に直結する知識を共有する場となりました。今回の取り組みは、クマとの遭遇リスクが高まる中で、安全意識の向上に大きく貢献しました。
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熱心に質問する参加者