【超解説!】従業員持株会のメリットって?

 みなさんは「従業員持株会」(以下、持株会)を活用できていますか?株式投資と何が違うの?入っていたら何かいいことがあるの?知っているようで知らない持株会のメリットについて、総務・地域共創部門の佐々木 侑 さんに聞いてみました。

持株会とは?

 持株会とは、社員の将来の資産形成をサポートする福利厚生制度のひとつです。社員の給与から毎月天引きされる一定額を、東北電力の株式購入にあてるというもので、東北電力グループでは現在、東北電力および東北電力ネットワーク、その他12社がこの制度を導入しています。

 持株会は、中長期的な目線で資産を形成していくのに非常に適した制度です。今回は、資産形成における持株会ならではの主なメリット3つを紹介します。

知らなかった!持株会のメリット

(1)奨励金が支給される

 持株会の最大の魅力は、会社が社員の拠出額(自己負担)に対して一定の奨励金を上乗せしてくれることです。

 例えば、奨励金率10%の場合、社員が1万円を拠出すると、会社が自動でその10%である1,000円を支給します。つまり、社員は1万円の自己負担で、11,000円分の株式を“自分の資産”として手に入れることができます。これは、株式投資や銀行預金にはない、持株会だけの非常に大きなメリットであると言えます。

 なお、奨励金率は会社によって異なりますので、お勤めの会社の従業員持株会事務局へお問い合わせください。

 

奨励金率が10%の例

 

(2)“損しにくい”株式投資ができる

 持株会は、株式投資の一種ですが、リスクとリターンのバランスのいい手段です。元本保証はされないものの、貯蓄金利よりも高い配当利回りが期待できる上、奨励金により利回りの向上や、株式投資における株価変動リスクの低減を図ることができます。

 

実際の直近10年間における運用実績(毎月1万円、賞与月3倍、奨励金率10%の場合)

それぞれの資産形成手段のメリット・デメリット

 

(3)手軽・気軽に続けられる

 株式投資を行うには通常、都度自分で資金の準備・購入手続きが必要です。一方、持株会であれば、事務局が窓口となって購入を行うため、都度の手続きは必要ありません。また、通常の株式投資が原則100株以上の購入となり、数万円~数十万円のまとまったお金が必要なのに対し、1口=1,000円から柔軟に購入口数を設定できるため、手軽かつ気軽に続けやすい仕組みとなっています。

 なお、購入口数の設定上限は会社によって異なりますので、お勤めの会社の従業員持株会事務局へお問い合わせください。

 

担当者に聞きました

 従業員持株会について、東北電力総務・地域共創部門法務室(株式)の佐々木 侑 さんにお話を伺いました。

 

 

―持株会にはどのくらいの人が加入しているのでしょうか。

 東北電力および東北電力ネットワークでは、社員の9割以上の方が加入しています。また、持株会制度を設定している12のグループ企業では、会社により差があるものの、社員の15%~65%の方が加入しているようです。

―かなり多くの方が加入されていますね。

 はい。しかし、加入率こそ高いものの、入社当時の少額設定のままとなっている方が多くいらっしゃいます。持株会のメリットを最大限に活用いただくため、ぜひご自分のライフプランや資産形成計画に合わせて、拠出額を変更いただきたいと思っています。

―どのくらいの拠出額が適切なのでしょうか。

 資産形成にはバランスが重要です。人によって資産の保有状況は異なるため、一概にいくらが正解、とは言えませんが、入社時と十数年目では給与水準やライフステージも異なりますので、余裕のある方は持株会の口数増加を検討してみてはいかがでしょうか。入会や口数変更が可能な期間が各社持株会によって設定されていますので、事務局へご確認ください。ちなみに東北電力および東北電力ネットワークでは、4・8・10・2月に口数変更・入会が可能です。

―資産形成以外の面でのメリットを教えてください。

 会社の株価上昇が自分自身の資産増加に直結するため、業務に対するモチベーションが向上するという点が挙げられます。

―手続きにあたり気を付けることはありますか。

 インサイダー取引※とならないよう注意が必要です。持株会での定期購入は基本的に、インサイダー取引規制の対象外です。ただし、入会・口数変更・再開・退会の手続きをする場合に、インサイダー情報を持っていると、インサイダー取引に該当し、刑事罰の対象となる恐れがあります。

※インサイダー(企業の内部者)が、未公表の重要事実を利用して上場株式等の売買を行う不正行為

 

(佐々木さんからのメッセージ)

 入社時によく分からないけどとりあえず入会だけしていたという方、まだ入会していないという方も、ご自身のこれからのために、この機会にぜひ資産形成ポートフォリオを見直してみてください。そして、自らの財産を作り上げていくための選択肢の一つとして、持株会をバランスよく組み込んでいただきたいと思っています。

 

 

 

【持株会についてもっと知りたい方はコチラ!】

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