
北部海岸クリーンアップ2026とは?
北部海岸クリーンアップ2026の概要について、運営を担当した東北電力むつ営業所の角副調査役にお聞きしました。
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![]() 東北電力むつ営業所 角副調査役
「北部海岸クリーンアップ」はむつ市関根〜東通村稲崎にかけての津軽海峡に面した北部海岸の価値を守り、良好な景観を維持するため、2018年から継続している清掃活動であり、今回で8回目を迎えました。北部海岸は観光地「下北ジオパーク」を代表するエリアの一つです。約40万年前から12万年前までの地層が約8kmにわたって露出しており、地球の歴史や地域の成り立ちを知ることができる貴重な場所です。また、海岸の侵食によって供給される砂や豊富な栄養分は、東通村特産の地まきホタテの生産も支えています。
![]() 出典:国土地理院『地理院地図』
「北部海岸クリーンアップ」はむつ営業所が取り組む下北地域の景観や価値を次世代へ引き継ぐ活動の1つであり、東北電力、東通村、下北ジオパーク推進協議会が中心となって開催しているものです。所員が地域の皆さまと一緒に活動できる機会としても機能しており、当日は企業や地域住民も参加しています。
![]() 左からむつ市吉田副市長、むつ営業所蒔苗所長、東通村畑中村長、下北ジオパークサポーターの会小田桐会長 本活動のきっかけは、2017年に地域について学ぶ取り組みの一環として、むつ営業所所員が北部海岸を訪れたことです。 多くの漂着ごみが打ち上げられている状況を目の当たりにし、「現地を訪れる人たちのために、きれいな海岸を残したい」という思いが所員たちに芽生え、翌2018年からむつ営業所、東通原子力発電所、東北電力ネットワークむつ電力センター、東北送配電サービスむつ営業所、東北電気保安協会むつ事業所、エルタス東北むつサービスセンター、東北発電工業東通支社、東北緑化環境保全東通支社が清掃活動に携わっています。
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地域からの期待と評価
当日は、東北電力グループや自治体、地域住民など36団体約250名が参加し、開会式が行われました。開会式では、共催者である東通村の畑中稔朗村長から挨拶があり、「北部海岸は、地層から地球の生い立ちや歴史を目で見ることができる、非常に素晴らしいところ。このクリーンアップだけではなく、北部海岸のイメージアップにもつなげていきましょう」と述べ、本活動への期待を寄せました。
- 参加者集合写真
- 挨拶をする畑中東通村長
同じく開会式に臨席した、下北ジオパーク推進協議会事務局の中村健一次長に、活動の意義や今後の展望について話を伺いました。
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![]() 下北ジオパーク推進協議会 中村次長
東北電力グループが始めた「北部海岸クリーンアップ」は、多くの団体や個人が参加する活動へと広がっています。地域の人々の活動によって北部海岸がきれいになったことに加え、全国放送で取り上げられるなど、その価値が広く発信されることで、地元産業の振興にもつながっています。また、小学生や中学生の地質学習の場としても活用されるなど、次世代へ地域資源の価値を伝える役割も果たしています。東北電力グループの継続的な活動が、北部海岸の環境保全と活用の推進に大きく貢献していると感じ、感謝しています。 また、下北ジオパーク推進協議会では、下北半島のみならず、下北半島を囲む三つの性質の異なる海こそが、下北ジオパークを語る上で欠かせない地質資源であると考えています。この貴重な資源を世界中の方々に知っていただきたいと考えており、下北地域の更なる発展のためにも、世界的な評価を得るユネスコ世界ジオパーク認定に向けて走り続けたいと思っています。 |
価値ある北部海岸を守るために一致団結
参加した東北電力グループ社員は、北部海岸の雄大な景観を眺めながら、漂着ごみを一つひとつ回収し、種類ごとに分別してトラックへ積み込み、集積所での運搬作業まで協力して進めました。その結果、可燃ごみ180kg、不燃ごみ40kg、漁業系一般廃棄物110kg、合計330kgのごみを回収しました。
- 漂着ごみを回収する参加者
- 回収ごみをトラックへ積み込み
- ごみ処理場でトラックからごみを搬出
- 清掃前
- 清掃後

回収・運搬・処分を担った ユアテックむつ営業所の皆さん
参加した下北地域の東北電力グループ各社の社員に、コメントをいただきました。

東北電力東通原子力発電所 電気保修課 松谷 拓未さん
継続した清掃活動により景観が保たれていることは、地域貢献活動として大変意義があると実感しました。また、普段は発電所構外の方と接する機会はあまりありませんが、今回の清掃活動を通して、下北地域で働く仲間を身近に感じることができました。これからも下北地域を支える産業の一員として、みんなで頑張っていきたいと思います。

東北電力ネットワークむつ電力センター 配電課 千葉 祐己さん
清掃後の綺麗な状態を見ることで達成感を得るとともに、継続的な取り組みの重要性を感じました。また、企業や団体の枠を超えて多くの方々が協力している姿が印象的で、一人ひとりの力が集まることで大きな成果につながることを実感できる貴重な機会となりました。今後も地域社会とのつながりを大切にしながら、地域の発展と環境保全に少しでも貢献していきたいです。

ユアテックむつ営業所 配電課 畑中 奏汰さん
北部海岸清掃活動がスタートして間もないころから参加しています。以前はトラック2台に山盛りになるほどのごみがありましたが、近年はトラック1台分に収まる程度まで減っており、活動の効果が確実にあるのだという手応えがあります。今後も東北電力グループの一員として、地域に貢献できるよう関わっていきたいと思います。
下北ジオパークと東北電力グループの連携は年に一度の北部海岸クリーンアップのみならず、ジオパーク推進員講師を招いた勉強会など、東北電力グループと地域をつなげるための交流が行われています。むつ営業所は、今後も地域資源の保全と活用を進めながら、下北地域の価値向上につなげていくとしています。

所内向けのジオパークに関する勉強会(2025年12月)










