
<原子力本部長からの一言>
今回は、皆さんから寄せられた「素朴な疑問」にお答えします。
女川に何故、原子力発電所をつくったのか、経緯を初めて知る方も多いのではないでしょうか。
これからも興味はあるけど知らないこと、私たちに聞いてください(お問い合わせは下記リンクから)。
原子力本部長 加藤 功
第4回 皆さんの素朴な疑問を解決

【素朴な疑問その①】
なぜ女川に原子力発電所をつくったの?
原子力発電所を建設するためには、敷地の地盤が強固であること、タービンを回したあとの蒸気を冷やすために必要な水(海水)が大量に得られること、国の規制に適合するような十分広い敷地が確保できるなど、いくつかの立地条件を満たしていることが必要なんだよ。
そこで、1963年(昭和38年)から10年間にわたり、国は、原子力発電所を建設する適地調査を実施したんだ。
宮城県においても、国から委託を受け、県内の適地調査を実施し、1967年(昭和42年)に女川地点が適地であると発表したんだよ。
この発表を受けて、女川・牡鹿両町議会の誘致決議、さらには宮城県議会で誘致請願が採択されるなど原子力発電所建設に向けて動き出したんだ。
この地元情勢に合わせて、東北電力は、その翌年の1968年(昭和43年)に原子力発電所の建設地を女川地点に決定したんだよ。



【素朴な疑問その②】
東日本大震災以降、東北電力の原子力発電所は止まっているけど、原子力発電所が動いていない時はどんな仕事してるの?
原子力発電所が止まっている間も、日々、異常がないかパトロールしたり、安全を確保するための設備の点検を行っているんだ。
日常的には、パトロールにより原子炉建屋の燃料プールに貯蔵している原子燃料に異常がないか確認したり、使用済燃料の冷却に使うポンプや建物の空調設備,非常用電源などの各種設備に異音等が発生していないか確認(下図①)しているよ。
また、特別な点検としては、原子力発電所の安全を守るためにの設備の状態を詳しく調べて、健全な状態を維持するための点検を計画的に実施(安全維持点検※)(下図②)しているんだ。
作業の品質管理はとても重要で仕様書,作業手順、記録の確認、立合い等を行っているよ。発電所には国の検査官が常駐(女川5人、東通4人)していて、検査官もWING上の情報を見たり、社内会議の傍聴、立入り検査等を随時行っているんだ。


設備の点検の他に、万が一事故が起きた場合に備えて、様々な状況を想定した訓練を繰り返し行っているんだ。
例えば、全ての電源が使えなくなった状態(全交流電源喪失)を想定した訓練(下図①)や原子炉に水を送れなくなった場合を想定した送水ポンプ車(超大型消防車)を使っ
た訓練(下図②)等を行っているんだ。


原子力発電所の中の仕事だけじゃなくて、原子力発電所の状況を理解していただくためにも、地域の皆さまとのコミュニケーション活動も積極的におこなっているんだ。
そして、原子力発電所の状況を理解してもらうためにも広報誌を定期的に発行しているよ。(女川「発電所だより」、東通「PSつうしん」)


です。日々のパトロールでは確認できない設備の状態を詳しく調べるため、機器の分解点検や部品の交換、試運転等
を実施します。
「参考1:電気事業連合会HP 福島第一原子力発電所の事故概要」(https://www.fepc.or.jp/nuclear/safety/past/fukushima/index.html)
「参考2:東京電力ホールディングスHP 福島第一原子力発電所事故の経過と教訓」(https://www.fepc.or.jp/nuclear/safety/past/fukushima/index.html)
(東北電力・東北電力ネットワーク社内ネットワーク回線ご使用の方は、「H.A.N.D.S.」を立ち上げ、こちらのURLをコピー&ペーストして検索し、ぜひ更に詳しくご覧ください)
「参考3:福島第一の事故概要」(http://main.wing/intranet/zenbun/enekomi/)

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