コミュニケーション&トピックス④
相手に説明するときは、どんなことに気を付ければいいの?

5回目の配信となる「コミュニケーション&トピックス」。今回は、エネルギー対話活動において、相手に説明する際のポイントを考えてみましょう。

本題の前に・・・

 エネルギーコミュニケーションユニットの小高です。今回もエネルギー対話活動のポイントについて、考えていきましょう!

 

 まずはいつものとおり、最近の私の日常をご紹介いたします。

●久々の旅行へ

 皆さん、「刀剣乱舞」って知ってますか?
 「日本の名刀を擬人化した『刀剣男士』を収集・強化する刀剣育成シミュレーションゲーム」で、人気を博しているそうです。
 ファンの間では、刀剣が所蔵されている博物館などを訪問する、いわゆる「聖地巡礼」が流行っているのだとか。
 実は私の妻も熱中しており、妻の推し剣「燭台切光忠」を所蔵する「徳川ミュージアム(茨城県水戸市)」へ。
 「日本三名園」のひとつ「偕楽園」も散策することができ、コロナ禍以降、本当に久しぶりの旅行を楽しむことができました。

●「東京電力廃炉資料館」を訪問

 2日目は「東京電力廃炉資料館」を訪問。
 地震発生から原子力事故に至る状況を、多数の映像や展示物を通じて知ることができました。
 震災から10年が経過しましたが、私自身、東京電力の方から事故について直接お話しを聞くのは初めてのことであり、エネルギーに関する理解活動に携わる身として、とても貴重な経験になりました。

廃炉資料館で配布されている
パンフレット

説明するときは「不安を軽くしたい」という気持ちと、分かりやすい言葉で

では本題に入りましょう。

 

 例えば、日々の仕事やご家族との会話で、こんな経験をしたことはありませんか?
 皆さん     :「●●のことで不安なんだけど・・・」
 同僚ご家族など :「専門的に言うと『@@@』だね。『★★★』とも言う。心配ないよ!」

 

 上記の会話で、果たして皆さんの不安は解消されるでしょうか?専門的な話ばかりされても、かえって不信感を抱いてしまうかもしれません。

 

 皆さんがエネルギーに関して説明する場合にも、まずは相手の不安や疑問に向き合い「不安を軽くしたい」「疑問を解消したい」という気持ちで行うことが大切です。

 

 東日本大震災以降、地域の方々は「また東京電力福島第一原子力発電所のような事故が起きるのではないか」という不安や懸念を持っています。一方、私達は原子力発電所の再稼働を目指す立場です。説得しようとせず、相手の気持ちを受け止めたうえで説明してください。意見のギャップがあっても、焦らず埋めていくことで、相手から納得いただけるよう努力することが大切です。

 

 また、相手の関心や問題意識を踏まえ、必要に応じて詳しい説明を「分かりやすい言葉で、簡潔に」説明することも心がけていきましょう。

 

そして「相手に合わせて」、「自分の言葉で、体験談を交えながら」

 説明する際に、当社の「公式見解(Q&Aによる回答)」を説明することは必要ですが、それが必ずしも受容されるとは限りません。

 

 例えば、皆さんが東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い避難を余儀なくされたとします。相手から「この放射線レベルは受動喫煙と同じレベルです」と説明されたとしたら、すんなりと受け入れられるでしょうか?これでは、相手の置かれている状況に合わせた対話になっていませんね。

 

 「公式見解」から大きく外れた説明はNGですが、公式見解をそのまま読み上げても相手の心にはなかなか響きません。自分の考えや体験談なども織り交ぜながら「自分の言葉」で話すことが大切です。

 

 今なお続く原子力発電所の停止は、皆さんの仕事にも多少なりとも関わりがあるものと思います。例えば「電気料金の値上げ」「火力発電の安定供給の確保」などです。こうした体験談を交えて相手に話すことは「実感や共感が伝わる」という点で有効です。また「原子力発電所を見学した」「原子力部社員の話を聞いた」といった体験談を話すことも効果的です。

 

  「伝える」ではなく「伝わる」ことが大事です。どうすれば「伝わる」のか,皆さんも考えてみましょう。

 

トピックス
第6次エネルギー基本計画の閣議決定について

 第6次エネルギー基本計画が10月22日に閣議決定されました。

 

 本計画では、2050年カーボンニュートラル、2030年度温室効果ガス排出量46%削減(2013年度比)という目標の達成に向けて、将来の社会情勢や技術革新といった多くの不確実性が伴う中で、あらゆる選択肢を追求する方向性が改めて示されています。

 

 一方で、2030年に向けては極めて短期間での対応が必要なことから、一部有識者の中には「46%削減に向けては、現在の技術からの距離を見極めてロードマップを描くことが重要だったが、その実現可能性があまり議論されていない(東京大学大学院教授 山口 彰氏・9/24電気新聞1面より)」などと課題を指摘する声もあります。

 

 このように目標の達成には困難も予想されますが、温室効果ガス削減は重要な課題です。当社としては「東北電力グループカーボンニュートラルチャレンジ2050」に示しているとおり、供給側・需要側のあらゆる面から、技術開発を含む様々な施策に取り組み、電力の安定供給とカーボンニュートラルの両立を目指していくこととしております。

 

 当社の温室効果ガス削減に向けた取り組みについては、お客さま・地域の皆さまの関心も高いものと思います。改めて確認し、エネルギーに関する対話活動に役立てていきましょう。

 

出典:資源エネルギー庁ウェブサイト https://www.meti.go.jp/press/2021/10/20211022005/20211022005-3.pdf

 

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