双葉変電所新設へ~電力の安定供給を通じて復興・発展に寄与~

 現在も大部分が帰還困難区域に指定されている福島県双葉町。復興に向けた取り組みとして、拠点整備・企業誘致が進められています。電力需要が堅調に伸びていることから、双葉変電所を新設することになりました。

双葉町の現状

 東京電力福島第一原子力発電所が立地している双葉町。大半が帰還困難区域に指定されていますが、一部エリアの避難指示が解除され、鉄道や道路が復旧するなど、復興に向けた取り組みが進められています。

 その一つとして、中野地区に復興産業拠点が整備されました。

 産業交流センターや東日本大震災・原子力災害伝承館といった施設のほか、「働く拠点」として産業団地があり、地元企業の帰還・事業再開や全国からの企業誘致を行っています(建設業のほか、撚糸(ねんし)製造・ドローン製造を担う企業などが進出済)。

双葉変電所を新設~3月1日に着工~

 中野地区およびその周辺地域の電力需要は、産業団地への企業進出などにより堅調な伸びを示しています。また、今後計画されている特定復興再生拠点事業等により更なる需要増加が予想されます。

 こうしたことから、新たに配電用変電所である双葉変電所を新設して需要増加に対応するとともに、隣接する変電所との系統連系を強化することにより、電力の安定供給と信頼度維持を図ります。

 

 

双葉変電所建設場所(現在の様子)

安全祈願祭にて今後の無災害を祈念

 新設工事着工にあたって執り行われた安全祈願祭には、目黒相双電力センター所長をはじめ、工事関係者が参加し、今後の工事が無事故・無災害で安全に遂行されることを祈願しました。

 

《目黒桂一 相双電力センター所長からのコメント》

 福島県相双地域では、東日本大震災からの復興を目的として、特定復興再生拠点整備事業、福島イノベーション・コースト構想、各自治体による産業団地の整備・開発などの各種事業が進められています。そのなかでも双葉郡双葉町では、中野地区での復興産業拠点整備などにより、今後、電力の需要が増加すると予想しています。
 双葉変電所新設工事は、そのような相双地域の電力の復興需要の供給対策として実施するもので、このような対策により、今後双葉町へ帰還する方を含めた地域の皆さまへ安定した電力を供給する体制を整えたいと考えています。
 地域への電力の安定供給は送配電会社の最大の責務ですので、その役割をしっかり果たしながら、東北電力グループの一員として、これからも相双地域の復興を下支えしてまいりたいと考えています。

 

安全祈願祭の様子(真ん中が目黒所長)

 

 双葉変電所新設工事は、今後、基礎工事などの土木工事から始め、順次、変電機器の設置などの電気工事を行っていくこととしています。

 

 2023年3月の運転開始を目指して、福島支社および関係者一丸となって新設工事を進めていきます。

イイね!
ページトップへ戻る