女川2号機再稼働に向けた「試運転・検査チーム」の発起集会を開催

 8月31日、女川原子力発電所構内の体育館において、女川2号機の再稼働に向けた各種試運転や検査を実施する「試運転・検査チーム」の発起集会が開催されました。

「試運転・検査チーム」とは?

 現在、女川原子力発電所では2号機の再稼働に向けた安全対策工事を進めています。原子力発電所の建設では従来から、工事の完了が近づくと、設備の動作確認や試運転等を行ったうえで、法令に基づく検査を実施するため、期間限定の専門組織として「発電準備課」を設けていました。

 今回の工事はまさに発電所の建設に匹敵するもので、既に燃料プールに使用済燃料があり、放射線管理区域が設定されているなどの点で、工事や試運転等の業務が建設時に比べてさらに難しくなっています。

 また、震災以降長期間停止していることにより、約4割の運転員が稼働中の原子炉の運転経験が無いことから、技術継承もしっかりと行う必要があります。

 よって、万全な体制で試運転や検査等に臨むため、今回、建設時の発電準備課に相当する「試運転・検査チーム」を発電部内に設置することとしました。

 2022年4月に発足した「試運転・検査チーム」には、現在、女川1~3号機の発電部運転員27名、東通からの5名、火力部門からの5名、さらに中部、北陸、原電、電源開発※からの計6名の、総勢43名が所属しています。

 

※発電部における試運転や検査業務は、安全対策工事完了から燃料装荷の間にピークを迎えると想定しており、その時期の対応を充実させるために、火力部門からの応援派遣を実施。さらには、炉型が同じBWR4社(中部、北陸、原電、電源開発)から、工事が先行している女川原子力発電所で再稼働に関する業務の知識・経験を得ながら、ともに再稼働を果たしたいという理由で、協力をいただいている

発起集会の様子

 集会には、加藤常務、阿部所長、大平所長代理、発電部員らが出席。

 冒頭、加藤常務から、「国内で再稼働を果たしている原子力発電所は西日本の電力会社しかない。甲子園で優勝した仙台育英高校のように、原子力発電所の再稼働についても白河の関を越えよう」と激励がありました。

所員を激励する加藤常務

 

 

 その後、試運転・検査チームを代表して、女川町出身の竹谷さんが決意表明を実施。「『現場確認』『系統状態の把握』『関係個所との調整』などの事前の準備を万全に行うことが最も重要で、この地道な努力を続けることにより、地域の皆さまからの信頼をより厚くすることにもつながると考えている。女川2号機の再稼働を果たし、生まれ育った地元女川に貢献したい」と力強く述べました。

力強く抱負を述べる竹谷さん

鎌田課長の発声による「ガンバロー」三唱

 

「試運転・検査チーム」の任務

 試運転・検査チームでは、女川2号機再稼働に向けて、工事が完了した系統の復旧・運転、新規制基準で要求された機能を確認する使用前事業者検査、および定期事業者検査を実施して、各設備が安全に運転できることを確認していきます。また,実際の機器に触れることで運転操作の習熟を図り、再稼働時には2号機の運転操作を行う運転員として、中央制御室勤務となります。

 試運転・検査チームをはじめとする発電部一同は、約13年ぶりの起動に向けて、地域の皆さまから安心してもらえるように、地道な努力を重ねていきます。

 

 女川原子力発電所発電部は新入社員、他電力や火力部、東通からの支援者を含めて総員150名

 このなかの69名が3交替で当直業務に従事し、43名が試運転・検査チームに所属している

 

(参考)ロゴマーク

 3号機の当直業務に従事している高橋佑季さんのデザインによるもの。今回の試運転・検査チーム発足にあたり新たに考案しました。

 これらのデザインを取り入れたTシャツを発電部にて作成し、本集会には全員がそのTシャツを着用して意識統一・士気向上を図っていました。

 

運転員としての社内ライセンスを示す腕章の色(赤、黄、緑、青のライン)を、管理職(発電課長、発電副長)の腕章の色(白の円)がまとめているイメージ

女川原子力発電所の運転部門(OPERATOR)であることと、電気をイメージした雷マークを取り入れデザイン

イイね!
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