■水力部■蔵々発電所2号機の大規模な分解点検が大詰めを迎える

 蔵々(ぞうぞう)発電所2号機は、2022年5月から11月にかけて、27年ぶりに大規模な分解点検(細密点検)を実施しています。

当社に現存する新潟県内最古の水力発電所

 蔵々発電所(新潟県妙高市)は、運転開始から115年が経つ、新潟県内に現存する当社最古の水力発電所です。今もなお現役の蔵々発電所は、関川水系(全長約64km)の中流に位置し、出力1,900kWで約630世帯分の電気をまかなうことができます。関川水系には、同発電所を含む12の当社水力発電所が立地しており、上流から下流まで各発電所が水路で繋がっていて、発電に使用した水は、最終的に高田平野の農業用水として供給されていることから、「地域共生型の発電所」と言えます。

 

 

蔵々発電所から望む妙高山

約27年ぶりに大規模な分解点検(細密点検)を実施

 水力発電所の安定運転には、日常の設備巡視等に加え、発電機を停止して行う大規模な分解点検(細密点検)が必要不可欠です。蔵々発電所2号機では、約27年ぶりとなる細密点検を実施しています。これまでに、発電の要である水車ランナの分解点検を完了し、据え付け作業を行うなど、佳境を迎えています。水車ランナは、重さ約1t、高さ約0.45m、直径約1.1m。この巨大な設備をクレーンで吊り上げ、隙間わずか1mmの正規位置へ移動する工程は、最も慎重に行う作業のひとつ。9月27日に行われた同作業では、作業員が声をかけ合いながら、ゆっくりと慎重に進められました。
 当日は、作業の様子を報道機関に公開しました。参加した記者からは「“新潟県内最古の水力発電所“という部分に惹かれて参加した」「リアルな現場を知ることができて非常に有意義であった」などの声がありました。
 同発電所は今後、運転にあたり必要な無水試験・有水試験を行い、今冬の供給力として2022年11月の運転再開を予定しています。

 

水車ランナの吊り込み作業(2022年9月撮影)

イイね!
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