東経連・経団連~「東北地方懇談会」を開催~

 東北経済連合会と日本経済団体連合会は、10月18日、仙台市において「東北地方経済懇談会」を開催しました。リアルでの開催は2年ぶり。東北・新潟と日本の現状や課題を踏まえた今後の成長・発展に関し、意見交換を実施しました。

東経連増子会長(東北電力会長)挨拶

 増子会長は、東北・新潟の経済情勢として、コロナ禍の長期化、ロシアによるウクライナ侵攻、急激な円安等によるエネルギーや原材料価格の高騰により、非常に厳しい状況が続いていることに触れ、「次世代放射光施設ナノテラス、国際熱核融合炉ITER計画、国際リニアコライダー(ILC)計画、福島イノベーション・コースト構想など科学技術プロジェクトが集積している。これらプロジェクトを推進しながら、かつトリガーにしてイノベーションを創出していきたい。そのイノベーションを加速するためのカギは『科学技術の力』『人の力』である」と述べました。

 

経団連十倉会長(住友化学会長)挨拶

 十倉会長は、日本経済や企業を取り巻く、厳しく・不透明な環境について改めて説明したあと、「今年の経団連の事業方針として掲げたのは『サステナブルな資本主義の実践』。成長と分配の好循環の実現を目指している。成長の実現に向けて中核を為すのが『グリーントランスフォーメーション(GX)』。気候変動問題の解決、産業競争力の強化につながるだけでなく、エネルギー安全保障への対応としても推進は欠かせない」と話しました。

 

 また、懇談会当日に視察したナノテラスについて触れ、「東北で進められる多数の科学技術プロジェクトが進められている。科学技術力をトリガーとして、東日本大震災からの復興の推進、東北の創生が実現することを期待している」と語りました。

 

「地域産業の成長とイノベーションの創出」「復興の着実な推進と地方の経済社会の活性化」の2つのテーマで懇談

 2つのテーマの下、「デジタルトランスフォーメーション(DX)とオープンイノベーションの推進」「カーボンニュートラルへの対応」「デュアルライフ東北(2地域居住)の実現」などについて、活発な議論が行われました。
 東北の中小企業ではDXのためのIT人材が不足しているなどの課題について、「デュアルライフ東北」においても推進している「兼業・副業」を含め、首都圏の人材に東北・新潟を選択いただくよう取り組むことなどが共有されました。

 

 

 最後に、「科学技術プロジェクトの着実な進展と産業競争力強化」、「イノベーションの推進に向けた多様な人材の活躍推進」を積極的に展開し、両団体の連携をさらに深化させるため、東経連と経団連の共同宣言を採択しました。

 

東北経済連合会・日本経済団体連合会 共同宣言(PDFファイル)

 

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