実践!エネコミコーナー ~女川原子力発電所のいま⑫~

 「発電所の防潮堤ってよく写真とかでも見るけど、『防潮壁』ってなんだろう?」「 防潮堤とは何が違うの?」
  今回はそんな『防潮壁』について紹介します。

津波対策の一つ、「防潮壁」

 女川原子力発電所では、様々な津波対策を行っており、防潮壁はその対策の一つです。防潮堤が最高水位として評価した高さ23mの津波を防ぐのに対し、防潮壁は地下の取水路を経由して湧き上がってくる津波の浸入を防ぎます。

 

 

※各対策の取組状況はホームページで紹介しています。
https://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/safety/onagawa/summary.html

 

防潮壁は何のために設置するの?

  • 防潮壁は、原子炉建屋やタービン建屋といった主要建屋へ溢水した津波が浸入したり重要機器へ浸水することを防止する役割を果たします。
  • 2、3号機の海水ポンプ室開口部や放水立坑ほうすいたてこう※を取り囲むように防潮壁を設置します。

 

※放水立坑

 放水路の中間にある水槽のこと

 

 

2号放水立坑イメージ

 

防潮壁がない場合(動画)

動画再生用パスワード(半角英数字)
bridge
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どのような構造になっているの?

  • 防潮壁は地中部と地上部からなり、下図の部材で構成されております。鋼板により壁を構築する構造を基本とし、地下構造物があり鋼管杭を施工できない箇所には鋼桁こうげた、出入口となる箇所には鋼製扉を設置します。
  • 地上高は設置場所(合計4カ所)によって異なり、5.2~6.2mになります。
  • 基礎部分には鋼管杭(2.9m~27.5m)と鉄筋コンクリートを使用します。

 

 

今後はどのようなスケジュールで工事が進むの?

  • 現在は、基礎や支柱などのコンクリート工事と、鋼桁や鋼板などの本体工事を並行して進めています。
  • 今後はコンクリート工事を順次完了させて地上部の本体工事が本格化するため、狭隘な作業スペースで輻輳する他工事との調整を図りながら今年11月の工事完了を目指します。

 

 

 

 

担当者からの現場の声!

 今回は、防潮壁工事の施工管理を担当する女川原子力発電所 土木建築部土木グループの阿部俊逸さんにお話を伺いました。

 

 

イイね!
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