斜面崩壊災害発生から1年 ユアテックと合同で「安全の集い」を開催

 仙南変電所隣接の敷地造成工事における斜面崩壊災害の発生から1年を迎えるにあたり、東北電力ネットワーク(以下TN)土木建築部では、9月13日に仙台市内の会場において、ユアテックと合同で「安全の集い」を開催しました。

総勢93名が出席した「安全の集い」

 昨年9月17日、仙南変電所隣接の敷地造成工事において、作業箇所上部の斜面が2度にわたり崩壊し、作業に従事していた4人が崩壊土砂に巻き込まれ1名が死亡、2名が重傷となる痛ましい重大災害が発生しました。

 この集いは災害発生から1年を迎えるにあたって、「二度とこのような悲惨な災害を起こさないこと」「災害を風化させないこと」「皆で誓い合うこと」を目的に開催したものであり、関係者(東北電力(以下TD)安全保安管理室、TN安全・品質管理室、 TD・TN土木建築部、ユアテック本社・支社営業所、ユアテック協力会※ 総勢93名 )が一堂に会し、災害で亡くなられた被災者のご冥福をお祈りするとともに、災害の振り返りと再発防止対策の取り組み状況を確認しました。

 開会にあたり参加者全員で黙祷をささげ、開会宣言の後、大和田TN土木建築部長、ユアテック川村土木建築部長、外川安全・品質管理室長がメッセージを述べました。

 

※ユアテック協力会:ユアテックの事業推進のため安全・施工品質・技術力の向上を目的とした組織であり、全協力会社約450社のうち、土木建築部門34社が出席しました。

 

「死亡・重大災害ゼロ」に向けた安全メッセージ

< 東北電力ネットワーク 大和田土木建築部長>

  「日和ってる奴いる?いねえよな?」とは、ある漫画から流行語にもなりました。若者達での「日和る」の使い方は「ビビる」「怖気付く」など、ネガティブな使われかたが多いですが、これは「日和見(ひよりみ)する」の意味であり、時に安全には必要なスキルでもあります。一方、「日和る」には「積極的に関わらないで傍観する」、言うなれば、自分事にとらえず静観しているという意味合いもあり、安全にとっても好ましくないスキルでもあります。

 私たちの現場から二度とこのような重大災害を起こさないためには、時にはビビる感情の「日和る」と、何事も自分事に捉える「日和らない」気持ちが大切です。

 二度と大切な仲間を失うという悲しい経験をしないために「東北電力グループ安全・保安方針」を自分の行動として確実に実践していくこと、この悲惨な災害を風化させないために語り継いでいくこと、安全に対する価値観の共有と安全意識の高揚を図る機会の一つにしてまいりましょう。

 

 

< ユアテック 川村土木建築部長>

 この災害を受けて我々がしなければならなかったことは、それをただ悔やんだり悲しんだりすることだけではなく、この災害そのものを「尊い教訓」として、安全な職場、安全に強い職場にすること、我々と関係者みなさんの手で変えていくことでありました。

 そして、同じような悲しい災害が再び起きないようにすることこそが、間違いなく、亡くなった方への最大のご供養、弔いになるのだろうと思い、この一年間対応してまいりました。これからも継続していくために必要であり、また最も重要であることは、土木建築部門の全員が、また協力会社の皆様を含めた関係者全員が、この災害を「自分ゴト」として捉えることができるかどうかだと思っております。

 我々の安全への想いを一つにし、部門の安全文化を再び築いて参りたいと思っておりますので、みなさまのご協力をお願いいたします。

 

 

< 東北電力ネットワーク 外川安全・品質管理室長>

 「ありがとう」という言葉は、もともと有ることが難しい、「めったにない」という意味です。「めったにない」の反対は「よくある」「あたりまえ」ということになります。つまり、「ありがとう」の反対語は「あたりまえ」です。

 安全のルールを守り、それを継続することは簡単ではありません。ルールを愚直に守り続けることは、あり得ないほど難しいことです。したがって、ルールを守ってくれている人に対して、それを「あたりまえ」と思わないでいただきたいのです。あり得ないことをやってくれているのですから、「あたりまえ」の反対、「ありがとう」と声を掛けていただきたいと思います。

 褒められると人は嬉しい。褒められるとその褒められた行為を繰り返したくなります。皆さんのような立場の方々に率先して褒めてもらうことで、より安全・安心な現場を共に目指すことに繋げてまいりたいと思います。

 

災害の振り返りと各社の取組み、安全・保安方針の唱和

 ユアテック、TN土木建築部、ユアテック協力会から災害の振り返りと再発防止の取組みの発表を行いました。

 

 ・ユアテック宮城支社:斜面崩壊による死亡災害振返りと再発防止対策への取組みについて

 ・TN土木建築部(土木):再発防止に向けた取組みについて

 ・(株)三浦組:三浦組の安全活動について

 ・(株)E&Cマクロム:安全の取組について

 ・(株)渡辺組:我が社の安全の取り組み

 

 発表に引き続き、「作業安全の誓い」と東北電力グループ「安全・保安方針」を参加者全員で唱和し、死亡災害ゼロ・重傷災害ゼロ達成に向け、気持ちを一つに誓い合いました。

 

イイね!
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