■土木建築部■土木学会防災シンポジウムに東北電力関係者2名が登壇

 1月11日、仙台国際センターにて開催された防災に関するシンポジウム「東日本大震災から13年」(主催:土木学会東北支部)に、民間企業を代表して笹川元東北電力副社長(現東北発電工業会長)、土木建築部大内副部長がパネリストとして登壇しました。

防災に関するシンポジウム「東日本大震災から13年」の概要

 防災に関するシンポジウム「東日本大震災から13年-いままでの産官学の連携を振り返り、明日の土木分野を語る-」は、土木の日(11月18日)の特別行事として、土木学会東北支部の主催で開催されました。

 シンポジウムに先立ち、1月1日に発生した能登半島地震により犠牲となられた方々に対し哀悼の意を表し黙祷を捧げました。

 

【第一部「東日本大震災から13年-連携を振り返り」】

 

 第一部では、東日本大震災から13年が経過した今、「知られざる危機対応での連携」、「復旧・復興への経験と苦難」、「当時の教訓と次世代の土木への期待」をメインテーマに、産官学のトップが発災当時の陣頭指揮を振り返りました。

 

<コーディネーター>熊谷 順子氏 (一社)東北地域づくり協会

<   パ ネ リ ス ト  >橋本  潔氏 宮城県 元土木部長

            笹川 稔郎氏 東北電力 元副社長

            今村 文彦氏 東北大学災害科学国際研究所 前所長

 

 震災当時、土木建築部長であった笹川元副社長からは、土木建築部としての初動対応のほか、東北電力管内の被害状況とその早期復旧対応について振り返りがありました。太平洋側の発電所が地震・津波により壊滅的な被害を受け、停電戸数が延べ486万戸(全体の約7割)という状況の中、当時の海輪社長からの「朝の来ない夜は無い」という言葉を胸に刻み、復旧対応に全力を挙げて取り組んだとの話が印象的でした。

 

【第二部「明日の土木分野を語る」】

 

 第二部では、“明日の土木分野を語る”と題して、「13年前の振り返り」、「最近の活動と課題」、「明日の土木分野の役割」について、産官の代表者から講演があり、ディスカッションが行われました。

 

<コーディネーター>有働 恵子氏 東北大学大学院工学研究科土木工学専攻 教授

<   パ ネ リ ス ト  >佐藤  宏氏 宮城県 土木部 道路課長

            大内 一男氏 東北電力 土木建築部 副部長

            渡辺由美子氏 東日本高速道路 仙台工事事務所 所長

 

 

 土木建築部 大内副部長は、明日の土木分野の役割として、「電力土木技術者が世の中にどう貢献していくか」について講演しました。土木部門の強みである地震・津波・地質といった自然現象への造詣の深さを生かし、土木設備の保全を通じて電力の安定供給を支えるために、カーボンニュートラル、レジリエンス強化、少子高齢化への対応、技術者の育成などさまざまな課題に取り組んでいくと話しました。

 

おわりに

 今回のシンポジウムのメインテーマは産官学の連携。普段このようなシンポジウムでは学識経験者による講演が多い中、東北電力関係者2名がパネリストとして登壇したことは、電力の安定供給という東北電力が担う社会的責任の重さや、土木建築部が日々研鑚に励み培ってきた技術力が評価された結果とも言えます。

 土木建築部では今後も技術力の維持・向上に努めるとともに、このような場に積極的に参加し、地域の防災力の向上をはじめとした社会課題解決への貢献に向けて、継続的に取り組んでいくこととしています。

イイね!
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