
常に現場目線を忘れず、作業者に敬意をはらって
大会冒頭、これまで殉職された方々に黙とうを捧げた後、樋󠄀口社長が訓示を述べました。
樋󠄀口社長は、「2023年度はグループ一丸となって労働安全に関する意識高揚・行動定着への取り組みを進めていただき感謝します。しかしながら、2023年度は3件の死亡災害が発生し、死亡災害の連鎖を断ち切ることができませんでした。安全・安心は事業の土台。この土台が揺らいでいることを今一度関係者全員が再認識しなければなりません。自然環境や人口・作業構造等の環境変化を的確に捉え、今後も働く仲間一人ひとりの安全を守り続けていく必要があります」と話し、このような背景を踏まえ、重大災害の撲滅に向け2点を呼びかけました。
①『現場に目を向けた行動の実践』
労働災害は現場で起こるため、常に現場を思い、働く仲間に敬意をはらいつつ、パトロールなど、現場に目を向けた行動に取り組んでほしい。
②『3H(初めて・変更・久しぶり)作業の意識付け』
これまでの重大災害では、3Hに係る要因が大きく関係している。3H(初めて・変更・久しぶり)、中でも「初めての現場」「初めてのモノ」「初めての人」には特に注意してほしい。

重大災害撲滅を呼びかける樋󠄀口社長
「安全行動社長賞」・「安全サポートブック」
2月5日に開催した安全表彰において「安全行動社長賞」を受賞した3件の概要を改めて説明し、各事業所が受賞のコメントを述べました。

各案件では「工事関係者全員での積極的なコミュニケーション」「自立した積極的な安全活動」など、各事業所の安全活動の参考となるポイントについて説明がありました。
長岡発電技術センター 木村所長のコメント
地元の種村建設と共同の取り組みで受賞でき、関係者一同大変喜んでいます。今回の取り組みでは計画段階から、種村建設との協議や「パワーアシストスーツ」「電動一輪車」の有効性の確認を重ね、採用に至っています。今後も新たな技術やアイデアを積極的に取り入れ、事業所として6年以上続いている無災害を継続するよう取り組んでいきます。

酒田電力センター 舩山所長のコメント
今回の取り組みは、2022年11月に当センターにおいて3件の労働災害が発生したことが契機となっています。“チーム酒田”の関係者へ特に伝えていることは「『仲間全員の一日が笑顔で始まり、笑顔で仕事をし、笑顔で帰宅する』当たり前の日常を守ることが私たちの役目」ということです。最近ではチームのメンバーから感謝の言葉をいただけるようになりました。今後も労働災害防止に向けチーム一丸となって相互啓発型の安全文化の構築を目指していきます。

秋田電力センター 小野所長のコメント
受賞した送電伐採連絡会 大須賀会長からは、「今回の受賞について、会員8社一同喜んでおります。2005年の発足から18年間、さまざまな課題がありましたが、関係者の協力のもと各種安全活動を継続的に取り組むことができました」とのコメントがありました。
今回は、長年続けてきた活動を評価していただき、現場としてもモチベーションが向上していると感じています。引き続き、関係者と意思疎通を図り、安全活動に取り組んでいきます。

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続いて、事務局より、4月1日に創刊した「安全サポートブック」について説明がありました。
「安全サポートブック」は、重大な労働災害を発生させないために、当社の安全に係る施策などを取りまとめた冊子であり、工事関係各社の安全活動のサポートを目的としていること、また今後も継続してアップデートしていくことなどを説明。各所における活用を呼びかけました。

安全サポートブック
労働災害の振り返りと根絶の宣言
2023年度に発生した3件の死亡災害について、事務局より概要と再発防止策の説明がありました。
・山形発電技術センター管内旭発電所で発生した保守業務委託労働災害
・相双電力センター管内で発生した請負工事労働災害
・上越発電技術センター管内大所川第二発電所で発生した請負工事労働災害
各災害を決して他人事と思わず自分事として捉え、同様のリスクはないか常に考え、注意喚起にとどまらず、一歩踏み込んだ行動に移すよう呼びかけました。
また、大会の最後に、東新潟火力発電所 清野所長が「『わかっているだろう』『大丈夫だろう』などの『だろう意識の排除』により、不安全行動に繋がる芽を摘み取る。現場作業者への感謝の気持ちを忘れず、全員参加で『死亡災害・重傷災害は絶対に起こさない・起こさせない』の強い決意で愚直かつ確実に取り組む」と力強く宣言しました。

東新潟火力発電所 清野所長
安全大会資料のリンク先
「H.A.N.D.S安全保安管理室/安全・品質管理室ポータルサイト」2024年度 東北電力・東北電力ネットワーク合同安全大会資料
【東北電力・東北電力NW社員のみ閲覧可能】