■キラリ☆企業グループ社員にフォーカス■女川でワークショップを開催! ~Vol.5 東北電力 渡部 良宗さん~

 東北電力グループでは、従業員一人ひとりが個性を生かしさまざまな分野で活躍しています。そんな皆さんのキラリと光る活躍や多彩な活動などにフォーカスする本コーナー。 第5回は、「あきばこさん」として子ども向けの工作動画の発信やワークショップ(工作教室)を開催している東北電力の渡部 良宗さんに、活動にかける想いなどについて伺いました。

女川を中心に、多数のワークショップ(工作教室)を開催

 地元の女川町を中心に、各地のイベントで子ども向けのワークショップ(工作教室)を開催している渡部 良宗さん。工作動画なども発信しており、関係者からは「あきばこさん」という屋号で親しまれています。
 これまでの活動経緯や地域への想いをご紹介します!

 

 

☆東北電力 渡部 良宗さん☆

・現職場 女川原子力発電所 環境・燃料部(輸送・固体廃棄物管理グループ)

・出 身 宮城県仙台市

 

───どのようなきっかけや想いで今の活動を始めたのでしょうか。

 以前青森県の六ヶ所村の日本原燃に出向した際に、プロパー社員の方が地域の子どもに空手を教えているということを知って、「人に教えてあげられるものを持っているのって格好いいなぁ」と思ったんです。折しも震災があって「自分は地域に対して何ができるんだろう」と考えることも多くなり、その中で「子どもたちに工作を教えて、工作が好きな子どもを増やしたり、工作の楽しさをもっと知ってもらったりする」という活動を思いつきました。そして当時流行り始めていたYouTubeに工作動画を投稿したら人気が出て、今につながっています。動画投稿自体はその前から行っていた(2009年から)ので、もう15年目になります。

 

 

───工作は子どものころからの趣味だったのでしょうか。

 はい。子どもの頃からもっぱらインドアで、NHK教育テレビ(現Eテレ)の工作番組を楽しんでよく見ていました。現在の活動の根底にあるのは、工作を楽しめる環境を作ってあげたい、工作を楽しむことや自分で何かを作り出す経験を通じて自分の可能性を広げてほしいという気持ちかもしれません。

────イベントへの出展は依頼されて行うのでしょうか。

 最初は自分から申し込んでいました。
 たくさん出展するうちにさまざまなつながりができ、現在は事務局側から声をかけていただくことも多くなりました。

───光るバッジやダンボールクレーンゲーム、あるいはプログラミングなど、楽しそうな題材ばかりですね。

 自分が子どもの頃に作ったり、あるいは作りたかったけど技術や費用の面で諦めたりしていたものをベースにすることが多いです。その他に自分の普段の生活の中でアイデアを思いつくこともありますね。例えば手持ち花火風のLED工作は、「家の中で手持ち花火ができたらいいなぁ」と思ったことから生まれています。これは手持ち部分(厚紙)の内部にボタン電池が仕込んであり、そこを握ることで棒部分の先端にあるLEDが多色発光する仕組みです。

 

手持ち花火風のLED工作

 

───現在の出展スタイルと運営での工夫を教えてください。

 最初は工作キットの提供をメインとしていたのですが、より子どもたちとコミュニケーションを取れるようにワークショップにしました。ワークショップの工夫としてはテーブルに予め敷物を敷くんですが、これも新聞紙だと机側に印刷が写ってしまうのでビニールに代えたり、その都度反省を踏まえながら細かな工夫をしています。
 あとは何よりも安全管理ですね。子どもは思いがけない行動をとるので、例えば刃物(カッターなど)は本数を減らして自分の目の届く範囲にとどめたりして、ケガが起きないように注意しています。この辺りは発電所での経験(「安全第一」や「ヒューマンエラー防止」の考え方)が生きているところかなと思います。

 

 

───ワークショップ出展以外にもYouTubeでの動画発信やnoteの記事発信もされていますね。それぞれの使い分けを教えてください。

 YouTubeは継続的に広く発信することを目的にしています。全国の子ども(とその保護者)に見てもらえているようで、夏休みには再生数がよく伸びます。
 最近の活動はワークショップがメインです。子どもは反応がダイレクトで面白いと思ってくれているかどうかも丸わかりなので、そこに対面のやりがいを感じますね。反応が良くないときは大げさに褒めたりして盛り上げています!(笑)
 あとはワークショップとYouTubeの併用もしています。例えばワークショップの前を通った子どもが興味を示してくれても、先を急ぐ保護者に「ほら行くよ!」と言われて手を引っ張られて帰ってしまうことが何度かあり、「それならば」と工作キットに二次元コードを印刷しておいて、家に帰ってから作成手順のYouTube動画を見て工作できるように工夫してみました。そのおかげで手に取ってもらうことも増えましたね。noteはもっぱら活動結果の報告ですね。自分への備忘録も兼ねています。

 

渡部さんのYoutubeチャンネル。工作を紹介する動画が並ぶ

 

───やりがいや思い出に残っている活動を教えてください。

 

 「地域のために自分は何ができるか」ということを考えてこの活動を始めたので、ワークショップに参加してくれる子どもたちや親御さんが楽しそうにしているととてもうれしいです。また、10年以上活動を続けてきたこともあって、小学生の頃に動画を見て工作に興味を持った子どもが大きくなって「大学の工学部に入りました」「ものづくりの道に進みました」とコメントをもらったりするのもやりがいを感じますね。

 

 

 思い出としては、知り合いが静岡県の会場を無料で貸してくれるということで張り切って遠征したのですが、YouTubeでの告知もむなしく参加者は親子一組だけ。地元以外で開催することの厳しさを痛感…なんてこともありました(笑)
 ただ、その時にワークショップに参加してくれた子どもと今でも親交があるのですが、先日高校生起業家になったことを知り、うれしく思いました。

───「あきばこさん」としての活動や経験から仕事に思うことはありますか。

 「あきばこさん」としての活動は準備や片付けだけでなく収支計算なども当然自分一人でやらなくてはいけないため、普段の仕事ではチームで分担して仕事ができるということのありがたさに、あらためて気が付くことができます。

───ワークショップは有料で行っているのでしょうか。

 はい。どうしても出展料などがかかってしまうので、その分だけでもペイできたらいいなと思っています。収支計算をしているとお金への感覚がすごくシビアになるだけでなく、宣伝・マーケティング・人脈づくりなど、ちょっとした「経営者目線」で物事を考えるようになったり、他セクションの存在のありがたさを感じるなど、普段の業務とはまた違った勉強になっています。当社の新入社員向けに、モノを作って売ってみるみたいなワークショップ型の講義、導入教育などいかがでしょうか?(笑)

───今後の目標や、ビジョンのようなものはありますか。

 機会があれば他の地域でもワークショップを開いてみたいですね。あとは「あきばこさん杯」として作品を募って、工作展を開いてみたいですね。
 また、ワークショップに来られないような子どもや高齢者・障がいのある方にも何か体験や笑顔を届けられるような活動ができたらいいなと考えています。

 

 

───読者の皆さまにメッセージをお願いします。

 皆さんが「他の人よりちょっとだけ得意・好きなこと」をぜひ発信し続けてみてください。SNSに限らず、職場や行きつけの飲み屋さんでも構いません(笑)。そうすると不思議なことに、幸せが向こうからやってくるようになります。…ちょっとスピリチュアルな感じもしますが、私がこの活動を行う中で周囲を見て気づいたことです。
 さらに機会があれば、それを地域のために生かしてみてください。「第2の肩書」がある人生って楽しいですよ♪ 

 

 

※本インタビューは2024年5月下旬に実施しました

 

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■キラリ☆企業グループ社員にフォーカス■地元の観光推進で活躍! ~Vol.4 東北電力 我妻 典夫さん~|東北電力社内報 デジタルBRIDGE (tohoku-epco.co.jp)

 

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 皆さんの職場やお知り合いの企業グループの社員に、地域のためにさまざまな活動をされている方、趣味・スポーツで一際活躍されている方などがいらっしゃれば、ぜひ本企画でご取材させていただきたく、紹介をお願いします(自薦他薦を問いません)。
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 東北電力 ソーシャルコミュニケーション部門(戦略広報ユニット)デジタルBRIDGE担当
  佐々木(Tel:050-7789-3295、E-mail:sasaki.tatsuhiko.wu@tohoku-epco.co.jp)

 

 

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