女川原子力発電所2号機における安全対策工事の完了について

 5月27日、女川原子力発電所2号機(以下「女川2号機」という)における安全対策工事が完了しました。再稼働(発電再開)は2024年9月頃を想定しています。

前倒しで工事が完了

 女川2号機では「津波・地震から守る対策」を強化するとともに、万一の事故に備え、設備面の対策として「電源・冷却機能を確保する対策」、「事故の影響を抑える対策」を多重化・多様化するなど、さまざまな安全対策を講じています。これら対策に必要な工事の完了時期については、工事物量の増加などを踏まえ、「2024年2月」から「2024年6月」に見直していましたが(プレス)(関連記事)、安全確保を最優先に、効率的に工事を進めた結果、5月27日、予定より早く工事が完了しました。(5月27日プレス・社長コメント発表済)

 工事は、2013年5月に着工し、延べ700万人程度の作業員が従事するなど、これまでに経験したことのない大規模な改良工事となりましたが、関係者の尽力により、約11年の期間を経て、工事完了が成し遂げられました。防潮堤の設置や耐震補強工事など、主な安全対策については特設ページでも紹介しています。

 

主な安全対策工事の内容

 

女川2号機に関するこれまでの流れ

2013年  5月29日 安全対策工事「防潮堤のかさ上げ工事」開始(プレス)

2013年12月27日  「原子炉設置変更許可申請書」「工事計画認可申請書」
            「原子炉施設保安規定変更認可申請書」を提出(プレス)

2014年11月10日  原子炉施設保安規定変更認可の補正

2020年  2月26日  原子炉設置変更許可(プレス)(社長コメント)

2021年12月23日  工事計画認可(プレス)

2022年  6月30日  原子炉施設保安規定変更認可の補正(プレス)

2023年  1月20日  原子炉施設保安規定変更認可の補正(プレス)

2023年   2月 3日  原子炉施設保安規定変更認可の補正(プレス)

2023年  2月15日  原子炉施設保安規定変更認可(プレス)

2024年   5月27日 安全対策工事完了(今回)

 

安全対策工事完了に関する報道公開を実施

 安全対策の工事完了について報道機関を通じて地域に的確に情報発信していく観点から、6月13日に安全対策設備の一部を報道公開しました。

 当日は多くの報道関係者(仙台・石巻・東京から22社31名)が参加し、大容量送水ポンプ車や淡水貯水槽、海抜29mの防潮堤をはじめ、2号機原子炉建屋に設置している「フィルタ付き格納容器ベント装置」、「高圧代替注水設備」などの公開や質疑応答を行いました。

 参加した記者からは公開内容を評価するコメントをいただきました。

 報道内容については、新聞・テレビでは安全対策設備の写真や映像を交えながら機能・役割を解説するとともに、「引き続き安全確保を大前提に一つ一つのプロセスに対応して、13年ぶりの再稼働に全力を尽くしていきたい」という阿部正信所長のコメントも引用していました。さらには今回の内容のみならず安全対策工事に係るこれまでの経緯や今後の再稼働工程(燃料装荷、再稼働)、安全対策工事費などをまとめ記事として報道した会社もあり、全体総括として「安全性向上の訴求」や「再稼働に向けた機運醸成」に寄与できた報道公開となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

報道陣へコメントする阿部正信所長

 

 

 

再稼働は2024年9月頃を想定。今後の工程は?

 女川2号機の再稼働に向けて、各種の訓練のほか、「燃料装荷」、「原子炉起動」、「再稼働(発電再開)」、「営業運転開始」に係る各種試験・検査、作業などの工程(以下、「再稼働工程」という)を控えています。(再稼働工程に関する詳細な資料はこちら)

 また、今回の再稼働工程における作業予定・作業実績については、「燃料装荷」の段階から新たに運用する「週報※1」「日報※2」により、定期的に公表することとしています。

※1:「燃料装荷~原子炉起動」および「定格熱出力到達~営業運転開始」の期間、毎週金曜日15時にホームページを更新予定

※2:「原子炉起動~定格熱出力到達」の期間、毎日15時にホームページを更新予定

 このほか、再稼働工程中に発生した不具合などの事象についても、その重要度に応じて定めた公表区分に基づき、適宜情報を発信することとしています。

 

 今後とも、東日本大震災の被害を受けたBWRの再稼働という、歴史に残る一大プロジェクトの完遂に向けて取り組みを進めていきます。

 

イイね!
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