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読者とつくる新シリーズ始動!
皆さんからの情報提供をもとに進める新コーナー。第1回はソーシャルコミュニケーション部門(戦略広報ユニット)の亀澤さんから情報提供いただきました!
< 情報提供者のご紹介>
-亀澤さんからのコメント- 「鬼死骸」なかなか強烈な地名ですよね。ここ数年、新聞等で目にして気になっていましたが、現地を訪れることがなかなかできませんでした。ちょっと気になるこんな場所を、BRIDGEの新コーナー開始にあわせて取材してもらいました。妻の地元の一関市と、以前の勤務地である宮城県大崎市を繋ぐ鬼。想像以上に深いお話を聞くことが出来ました。 |
鬼死骸村の由来
「一関市の真柴地区には、古くから鬼死骸伝説が伝わっています。この伝説は、801年(延暦20年)に、時の征夷大将軍・坂上田村麻呂が陸奥国へと攻め入った際に始まります」
そう語ってくれたのは、真柴まちづくり協議会・真柴市民センターで旧鬼死骸村の魅力を発信している小野寺さん。一般企業を定年退職後、地元である一関市の地域活性化のため、同センターの所長として、日々鬼死骸に関する研究や情報収集、情報発信に努めていらっしゃいます。

真柴市民センター所長の小野寺さん
「坂上田村麻呂に果敢に抵抗し、幾度も剣を交えたとされているのが、蝦夷の将である大武丸(おおたけまる)です。最終的には田村麻呂に討ち取られ、首から下の亡骸が「鬼石」と呼ばれる大きな石の下に埋葬されたと言われています。こうした歴史にちなんで、1875年(明治8年)まで鬼死骸村という村が存在したのです」

鬼石の上には田村麻呂が祀られている鹿島神社が。死後も監視するという徹底ぶりから大武丸がいかに強敵であったかが伺える
大武丸の伝説
―壮絶な最期ですね…。首から下の亡骸が埋められているとのことですが、頭部はどうなったのですか?
「大武丸の首は、宮城県大崎市の鬼首(おにこうべ)まで飛んで行ったという説があります。しかしながら、首の出発地点は鬼死骸村だけでなく、宮城県涌谷町の箟岳山(ののだけやま)だという説もあるなど、どちらかと言うと宮城県では後者が主流なようです」
そう答えてくれたのは、同センターの佐藤さん。鬼死骸の認知度向上と地域の魅力発信のため、市内の小中学校への出前授業などにも精力的に取り組まれています。

出前授業は鬼死骸ブランドをスタートさせた4年前から継続し取り組んでいる
「一関市内には「鬼越沢」という地名もあるのですが、大武丸の首がここを通って鬼首へ飛んで行ったという説があるんです。しかも、宮城県登米市にも「鬼の目」という住所があり、そこに大武丸の目だけが飛んでいったという説もあるようなんですよ」
―地名に歴史の名残を発見できるのは面白いですね。大武丸とはどのような人物だったのでしょうか?鬼と呼ばれたくらいですから、現代風に言えば相当なワルだったのでしょうか?
「鬼という言葉は、現代のイメージとは異なり、当時は『敵』や『土地の勇者』といった意味合いを持っていました。つまり、蝦夷とは東北地方に住む人々を指しており、彼らは朝廷から見た「敵」として描かれていました。しかし、地元の人々にとっては、大武丸はこの地を守った英雄として語り継がれているんですよ」
「一方で、同じ一関市内でも一つ山を越えた地域では、敵であるはずの坂上田村麻呂を『坂上田村麻呂公』と敬称をつけて功績をたたえている石碑があったりもするんですよね。立場によって、見方が180度変わるのは歴史の面白いところですよね」

真柴まちづくり協議会の皆さん(左から、真柴市民センター職員の佐藤さん、同センター所長の小野寺さん、会長の大倉さん)
鬼死骸停留所
「では次はとっておきのスポットへご案内します」
BRIDGE取材班が、次に真柴まちづくり協議会の皆さんと向かった先には・・・

写真左:木造の待合所は昭和初期に建てられた当時のままだ(看板は4年前に交換)
写真右:鬼死骸停留所とユーモラスな看板
「鬼死骸停留所は、戦時中の1942年(昭和17年)6月20日から使われ、2016年(平成28年)3月31日まで実際にバスが運行していました」
「実は、運行開始時期については詳細不明だったのですが、東北電力の皆さんが訪問されるということで色々調べていたら、昨夜、偶然大学の研究論文に鬼死骸停留所の運行開始時期が載っていることを発見しまして。思わず声を上げて喜びました。新聞にもインターネットにも載っていない最新情報です」

写真左:鬼死骸停留所の記念スタンプが用意されている
写真右:NTT柱には鬼死骸線のプレートが305本あるそう
今後の活動の展望
鬼死骸伝説の魅力に取りつかれ、4年前から本格的に活動している真柴まちづくり協議会の皆さん。一関市民でも鬼死骸伝説を知っている人は少ないとのことで、今後の展望をお聞きしました。
「最近は地元の新聞社に取り上げられたことで、少しずつ県内における認知度が上がってきていると感じています。この勢いで歴史ロマン溢れる鬼死骸ブランドをもっともっと全国へ発信し、一関をはじめ岩手を盛り上げていきたいと思っています。東北電力グループの皆さんも、一関へお越しになられる際は、ぜひお立ち寄りください。お待ちしています!」
- 取材にご協力いただきありがとうございました!
- 訪問者特典の鬼死骸切手(実際に使えます)
編集後記
取材を終えたBRIDGE取材班。帰り際にふと一関駅前にある一関市観光協会へ立ち寄ったところ、なんと「鬼死骸停留所」のキーホルダーが当たる「街ガチャ」が設置されているではありませんか。
カプセルトイのラインナップは全部で10個。なんとしても鬼死骸停留所のキーホルダーをゲットするべく、取材班は自腹を切って8回にわたり挑戦!しかし結果は残念なことに…。ぜひ一関観光の際にはチャレンジしてみてください。そして、当該キーホルダーが当たったら取材班へのご報告をお願いします。

結果は残念でしたが、素敵なご当地キーホルダーが8個も手に入りました!

後日、一関市観光協会さまより写真をいただきました!
< 地域の魅力に関する情報を大募集!>
BRIDGE新コーナー「地域の魅力発信シリーズ」はいかがでしたか?経営理念「地域社会との共栄」やスローガン「より、そう、ちから。」を掲げる東北電力グループ。皆さんにも思い出の場所、大事にしたい地域や文化があるのではないでしょうか?BRIDGEでは私たちの事業基盤である東北・新潟各地域の個性あふれる魅力の発信を強化していきたいと考えています。
本コーナーを盛り上げていくため、ソーシャルコミュニケーション部門では、皆さまからの投稿・情報提供をお待ちしています。「我が地域の魅力を紹介したい!」という方は、おすすめスポット(観光スポット・グルメ・伝統文化など)とエピソードを添えて、下記担当者へご連絡ください。執筆した記事を寄稿いただくことでも良いですし、必要に応じてBRIDGE取材班が現地取材に同行することも可能です!ぜひBRIDGE取材班の一員として一緒に取り組んでみませんか!
たくさんのご応募をお待ちしています!
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担当者:ソーシャルコミュニケーション部門(戦略広報ユニット) 亀澤、藤田、相樂、永峯
