
退職者と企業の新しい関係「アルムナイネットワーク」
英語で「卒業生、同窓生」を意味する言葉「アルムナイ(alumni)」を冠した「アルムナイネットワーク」。これは東北電力と東北電力ネットワーク(以下、東北電力NW)が両社の退職者※であるアルムナイとの関係性の維持や強化を図るため、昨年5月に構築したものです。(プレス)
※定年退職者を除く

アルムナイネットワークの運用イメージ
2030年代のありたい姿として、「東北発の新たな時代のスマート社会の実現に貢献し、社会の持続的発展とともに成長する企業グループ」を掲げる東北電力グループ。その実現のためには新たな価値を創造できる人財の強化と、事業戦略と連動した人財戦略の確立が重要となっています。
東北電力および東北電力NWでの勤務経験を持つアルムナイは、東北電力グループの経営理念や事業への理解が深いことに加え、退職後に新たな分野で多様な知見や経験を獲得し、新たな価値を創造できる「人的資本」。このネットワークにより両社がアルムナイと良好な関係性を維持・強化することで既存事業とは全く異なる切り口の価値提供につながることや、ビジネスパートナーとしての協業、即戦力としての再入社といった機会の創出が期待されています。
アルムナイネットワークは(株)ハッカズークが提供するクラウドサービスによる参加者限定のSNSサービスを活用し、両社は登録者に対して定期的に東北・新潟地域のニュースや両社に関する最新情報などを発信するほか、アルムナイ同士のコミュニティの立ち上げやイベント開催などを行っています。

アルムナイ専門サービスの画面イメージ
アルムナイ交流会を開催
東北電力と東北電力NWはアルムナイネットワーク立ち上げ後初めてとなる交流会を昨年10月16日に開催しました。その様子をお伝えします。
交流会は仙台(本店)と東京の2会場で開催され、それぞれの会場同士はオンラインで接続。仙台会場は本店ビルであったことから、参加者からは会場を懐かしむ声もありました。
- アルムナイが起業して作ったクラフトビールが提供された
開始の挨拶で東北電力ビジネスサポート本部人財部(人事)の千馬課長は「東北電力を退職しても東北電力や東北に想いを持ってこのようにお集まりいただき、感謝の気持ちでいっぱい。今日は初めての交流会ですのでぜひ楽しんでほしい」と述べました。
その後は乾杯に続き各会場で自己紹介などが行われ、参加者の多くが初対面だったにも関わらず、現在の仕事からプライベートな話までざっくばらんに交流を行いました。また東京会場には東北電力事業創出部門の担当者も参加しており、東北電力が取り組んでいる新規事業について参加者から質問が上がるなど、現在の東北電力グループについての話題でも盛り上がりました。
ジャパン・アルムナイ・アワードを受賞
人財部では、全社への展開を意識してアルムナイネットワークの運営を行っています。具体的には、社内の有志メンバーによって運営されるワーキンググループと共に東北電力アルムナイの価値づくりについてディスカッションしたり、現役社員を巻き込んでアルムナイとの事業づくりの可能性を模索したりと、部門の垣根を越えて多様なステークホルダーと共に新たな価値づくりに取り組んでいます。
そのようなコンセプトや取り組みが評価されて、ジャパン・アルムナイ・アワード2024では、志のデザイン部門最優秀賞を受賞しました。
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受賞を喜ぶ人財部(人事)千馬課長(左)と関さん(右)
「アルムナイは『同志』」人財部の思い
構築から9カ月が経過したアルムナイネットワーク。現在の状況や今後の取り組みについて、担当者にお話を伺いました。

人財部(人事)関さん(現ソーシャルコミュニケーション部門)
──アルムナイネットワークの現状を教えてください。
登録者は既に100人を超えています。定年退職を除く退職者に対して随時参加案内を通知しているほか、それ以前の退職者についても主管部を通じてお声がけし、多くの方に参加いただいています。
──アルムナイネットワークにはどのような情報が提供されているのでしょうか。
東北電力と東北電力NWに関するニュース記事や東北電力の公式noteの更新内容、加えてBRIDGEの一部記事も掲載しています。アルムナイネットワーク独自のコンテンツとしては、会社時代の思い出や現在のお仕事などについて伺ったインタビューを掲載しています。こういったコンテンツを通じて、会社とアルムナイの間だけに限らず、アルムナイ同士の交流やビジネスチャンスにつながればと思っています。
──交流会を行っての受け止めはいかがですか。
アルムナイの皆さんが「東北・新潟地域へ多様な価値を創造する」「東北・新潟地域を盛り上げる」という強い思いを持っていることを再確認でき、うれしく思いました。また、当社のアルムナイは住んでいる場所や在籍している業界の幅が広いことを認識できたのも大きな収穫でした。
──こういった交流会は今後も開かれるのでしょうか。
はい。今回は初めての開催ということもあり交流会と題してアルムナイ同士の交流に主眼を置きましたが、アルムナイネットワークのそもそもの構築目的は東北電力と東北電力NW両社における既存事業とは全く異なる切り口の価値提供ですので、今後はよりビジネスに立脚したイベントを開催していきたいと思っています。
──アルムナイネットワークの今後の展開予定を教えてください。
今後もアルムナイの輪を広げ、ビジネスにおける協業やコラボレーションの実現につなげていきたいです。東北電力、東北電力NWとアルムナイをつなぐキーワードは「地域」です。これからは地域にフォーカスして、地域の方々に対して価値提供するような取り組みにアプローチしたいと考えています。そのために社内でももっとアルムナイの取り組みを周知して、現役社員の皆さんも巻き込んでいきたいと思います。
──社員に伝えたいことはありますか。
アルムナイは東北電力と東北電力NWが大事にしている価値観や仕事の進め方に精通した元同僚、さらに社外に出たことで特別な経験や広い視野を得た「同志」たちです。「新しい視点や知見を得たいけれど、全く初めての人を相手にするのは躊躇する…」というような場面では大きな力になると思います。「アルムナイのお話しを聞いてみたい」「アルムナイとビジネスで連携してみたい」など、興味のある方はぜひ人財部にお声がけください!
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