
通信網管理システムとは?
通信網管理システム「TOTEM」(トーテム:Tohoku denryoku network Telecommunication Management system)は、電力系統保護、電力系統運用、発変電所の運転操作など電力の安定供給に欠かせない監視制御用回線や、WING、TV会議などの業務支援用回線を構成している「電力保安通信網」を集中監視・運用するためのシステムです。1981年(昭和56年)に初代の運用を開始して以来、導入する通信機器の進化や本店ビル移転、東日本大震災などの環境変化に対応しながら、メジャーアップデートを重ね、新システムは第五世代となります。
今回の更新では、2022年度から約3年をかけてシステム開発を行い、①IPネットワークの導入拡大に対応するためのIP機器専用監視システムとの機能統合、②新型コロナなどの感染症対策や多様な働き方に対応したリモートワーク機能の充実、③高度化するサイバー攻撃に備えたセキュリティ対策の強化などの機能改良を図っています。
また、通信設備の定期巡視・定期点検の周期管理や故障対応履歴管理などの保全管理支援機能は、更なる業務高度化に向け、他のシステムと柔軟に連係可能となるよう、監視制御機能と分離して構築し、新たな愛称として「TOMAS」(トーマス:Tohoku denryoku network Maintenance management System)と命名しました。

図1:通信網管理システム(TOTEM)開発の歴史

図2:TOTEM-Ⅴ/TOMASの主な機能

図3:監視制御機能(TOTEM-Ⅴ)と保全管理支援機能(TOMAS)の分離
運開式の様子
運開式は5月21日本店ビルにて、開発・構築に従事したメーカー、協力会社と情報通信部の関係者が出席して開催されました。
開発プロジェクトを代表して佐藤祐喜情報通信部長、富士通(株)柏木事業部長があいさつし、プロジェクトメンバーへの感謝や、通信網管理システム(TOTEM-Ⅴ、TOMAS)の存在意義や新機能などについて述べました。
その後、新システムの運用開始操作として、総合研修センターの非常用エンジンをTOTEMによって遠隔で起動し、参加者全員で安定運用を祈念しました。
- あいさつをする佐藤 情報通信部長
- 富士通(株)柏木 事業部長
- TOTEMにより総合研修センターの非常用エンジンを遠隔起動する佐藤 情報通信部長


