■福島支店■東京電力福島第一原子力発電所・廃炉資料館を見学

 6月17日、福島支店は、よりそうコミュニケーション活動の一環として、環境やエネルギーに関する知識向上を目的に、県内にある東京電力福島第一原子力発電所と廃炉資料館を見学しました。

福島支店の社員30名が東京電力廃炉資料館を見学

 原子力発電所の事故の記憶と記録・反省と教訓、廃炉現場の最新状況などを発信するために東京電力が福島県双葉郡富岡町に整備した“東京電力廃炉資料館”。

 廃炉資料館には地震発生時の原子力事故とその対応を視聴できるシアターホールがあります。見学当日、参加者は当時の原子力発電所での状況を映像で確認するとともに津波によって全電源を喪失した1・2号機中央制御室での様子を再現したVTRも視聴し、原子力発電所の当時の様子を振り返りました。

 館内には、原子力発電の仕組みや、原子炉内の設備・機能に関する機材も展示されており、参加者は実物大の模型を一つ一つ確認しながら理解を深めていました。

 参加者を対象に見学会前に行ったアンケート調査では、約8割が原子力発電所を見学した経験があると回答。その8割は女川・東通原子力発電所の見学経験であり、ほとんどの参加者が福島第一原子力発電所を見学するのは初めてでした。相双地区の営業担当者や地域対応の際に福島県浜通りエリアに行く社員、震災当時福島県に住んでいたなど、参加者にとって思い思いの参加理由がある中での見学。アテンドした東京電力社員に質問するなど、当時の状況と現状を対比しながら震災から今日までの歳月の経過を感じ取っていました。

 

1~4号機の原子炉内部の視点から事故の経過について説明を受ける参加者

東京電力から発電所への入構に関する注意事項と留意点の説明を受ける参加者

参加者は、廃炉資料館に向かう車中で電気事業連合会などが制作した「エネルギーアカデミー」のDVDを視聴して、日本を取り巻く課題やS+3Eついて確認した

 

福島第一原子力発電所構内をバスや徒歩で見学。間近で各設備を確認しました

 免許証など本人確認書類のチェックを経て、一人一人が専用のIDパスをもって発電所構内に入りました。金属探知機など検査するゲートをくぐり抜けた参加者は、見学用のバスに乗り込みました。1時間程度の行程で、最初に放射性物質を含む汚染水を処理する多核種除去設備を見学。構内で作業する作業員の姿があり、震災当時のままになっている事務棟などが見えました。当時の水素爆発により、爆風で窓ガラスがすべて破損し、外から室内に雨風が吹き込んで劣化した機材や、棚が散乱している様子なども遠くから確認できました。

 また、水素爆発により、建屋上部が露出している1号機では、2027年度以降予定されている燃料取り出しに向けた準備作業が進められるとともに、発電所構内で処理水の貯蔵に使用しなくなったタンクなどの解体作業も進められていました。

 今回アテンドした東京電力社員によると、以前は、構内全域で全面マスク、防護服の着用が必要でしたが、現在では、構内のおよそ96%のエリアで平服(防護服ではない一般作業着)での作業が可能になっているとのこと。また、24時間救急医が常駐して、作業員の労働環境を見守っており、見学した当日も気温が30度を超える真夏日で、作業員は酷暑対策として昼間の作業を控え、早朝の時間に作業をシフトしていたようです。

 

 福島支店では、今回の参加者の感想やアンケート結果などをもとに、今後もよりそうコミュニケーション活動が推進されるような企画を打ち出し・展開していくこととしています。

 

廃炉作業が進められている1号機建屋(東京電力撮影・提供)

ALPS処理水のサンプル。見学者は実際に手に取って透明度などを確認(東京電力撮影・提供)

発電所構内にて、バスを降車し、間近で見学(東京電力撮影・提供)

 

イイね!
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