■福島支店・原町火力発電所■原町火力発電所1号機定期点検現場を報道公開

 原町火力発電所1号機は、8月22日から12月26日にかけて、電気事業法に基づく定期点検を実施しています。

原町火力発電所1号機2020年12月以来の定期点検を実施

 原町火力発電所(福島県南相馬市)1号機は、電気事業法に基づく定期点検を8月22日から実施しています。発電設備の運転を停止したうえで、発電に使用する燃料(石炭)を燃焼させるボイラーの内部には天井から足場が組まれ、張り巡らされた無数の配管に腐食や摩耗がないか作業員が点検しています。また、蒸気で回転する蒸気タービンや発電機の分解点検も行っており、主要部位である高・中圧タービンローターおよび発電機のローターは1997年の運転開始後初めて更新します。タービン内部には約13,000枚の蒸気の力を受ける動翼があり、作業員が慎重に点検を進めていました。各部品については、目視のほか、超音波、放射線などを用いた非破壊検査により、故障や劣化、異常の兆候がないか、また配管などの摩耗、損傷がないかを丁寧に確認し、必要に応じて補修を行っています。

 作業は12月中旬にタービンを起動しての試運転を開始し、その後、12月26日に発電を再開する予定です。なお、2号機は1号機点検中も運転を継続しています。

 

ボイラー内部。天井から吊るされた無数の足場を使って作業員が腐食箇所を調べた

 

定期点検の様子を報道公開

 今回、福島支店と原町火力発電所が協力し、福島県内の報道機関に向けて定期点検の様子を公開しました。福島支店と原町火力発電所は、報道機関への対応などで日頃から連携しており、夏頃から公開実施に向けた調整を行い、意見交換を重ねてきました。

 福島県は2040年度までに県内エネルギー需要の100%を再生可能エネルギーで賄うことを目標に掲げています。そのような中、火力発電所は、電力需要の変動に応じた出力調整機能を担っています。今回、定期点検の様子を公開することで、報道機関を通じて、電力系統全体の安定運用における原町火力発電所が果たす重要な役割や冬の高需要期の安定供給に向けた事業活動について、福島県内の方に伝える良い機会となりました。

 報道公開当日は、6社8名が参加しました。まず、中塚原町火力発電所長が「日頃見られないボイラー内部などを見てもらい、作業員の技術力を感じてほしい」とあいさつするとともに、古沢副所長が概要を説明した後、参加者は建屋内の現場へ移動し、蒸気タービン・発電機の点検作業とボイラー内部を見学しました。参加した記者からは「東北電力の中でも発電出力が大きい発電所ということが分かった。福島は再エネ県なので調整が大変だと感じるが頑張ってほしい」といった労いの言葉や「東日本大震災当時、港にある揚炭機が津波の力で破損した光景を見て、内心不安だった。震災当時の報道公開では福島支店の他、応援で入られた新潟支店の方にもお世話になったことを覚えている。今回も原町火力発電所をはじめ、福島支店に対応いただいたことを踏まえて、今後の執筆に生かす」とのコメントがありました。

 福島支店では、今後も原町火力発電所とコミュニケーションを図り、連携して情報発信していくこととしています。

 

 
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