■情報通信部■信夫山移動無線中継所の「IEEEマイルストーン」銘板贈呈式を開催

 信夫山(しのぶやま)移動無線中継所(福島県福島市)が、電気・電子・情報・通信分野の歴史的業績を認定する制度である「IEEEマイルストーン」に認定され、4月21日に仙台市内において銘板贈呈式が開催されました。

日本初の太陽電池駆動設備

 信夫山移動無線中継所は、1958年に東北電力が信夫山の山頂に設置した配電線保守用の無人移動無線中継所で、日本で初めて電源に太陽電池を導入し、実用化したものです。

(参考:「東北電力 voL.40(1958年04月号)『太陽電池と信夫山ロボット無線局』」)

 

 その後、2020年の分社化を経て、東北電力の移動無線通信に関わる業務を継承している東北電力ネットワークでは、信夫山移動無線中継所に関する記録などを調査したところ、IEEEマイルストーン※認定条件に該当したため、2025年6月に申請を行い、2025年9月25日にIEEEマイルストーンとして認定されました。

※IEEE(アイ・トリプル・イー/正式名称:Institute of Electrical and Electronics Engineers):アメリカ合衆国に本部のある世界最大の電気・電子技術者による非営利団体組織(学会)
 IEEEマイルストーン:IEEEが電気・電子・情報・通信分野の画期的なイノベーションの中で、社会や産業の発展に多大な貢献をした歴史的業績を認定する制度。1983年に創設。

 

信夫山移動無線中継所(現在は撤去済み)

現在の太陽光発電システムの発展に大きく貢献

 今回の認定では、1954年にアメリカ合衆国のベル研究所で太陽電池素子が発明されたわずか4年後という、まだ太陽電池の運用に関する知見が乏しい中で、東北電力(当時)は日本電気株式会社(NEC)の協力のもと、さまざまな検証プロセスを重ねて太陽電池の実用化を達成し、現在の太陽光発電システムをはじめとする持続可能なエネルギー技術の発展に大きく貢献したことが評価されました。

 

贈呈されたIEEEマイルストーン銘板

 

IEEE MILESTONE

日本初の太陽電池駆動設備、1958年

1958年、東北電力株式会社と日本電気株式会社(NEC)は信夫山移動無線中継所に日本初の太陽電池パネルを設置しました。当初は70Wの発電が可能で、4.5Wの太陽電池モジュールを24時間365日で稼働させることができました。この先駆的な送配電網と切り離されたシステムは、日本における太陽エネルギーの実現可能性を実証しました。また、太陽光発電と蓄電池の研究の進歩にもつながり、日本の持続可能なエネルギー革新の継続的な取り組みに大きく貢献しました。

(東北電力ネットワーク参考訳)

 

IEEEマイルストーン認定に関する企画展を開催

 今回の認定を受け、7月20日まで、東北電力グリーンプラザ(宮城県仙台市)の「とうほく文化情報コーナー」において、今回贈呈された銘板と信夫山移動無線中継所のIEEEマイルストーン認定を紹介するパネルを展示しています。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。(入場無料)

 

東北電力グリーンプラザでの企画展の様子

 

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