
安全主査同士の連携強化に向けて
本会議は、東北電力の各事業所で現場の安全キーパーソンである安全主査が担う安全管理上の課題を部門横断的に共有し、相互研さんを図ることで、第一線事業所や作業現場における安全管理の充実を目的としています。当日は、3月異動で着任した新任安全主査を含む各事業所の安全主査や、土木建築部および再生可能エネルギー部の安全担当管理職が参加しました。また、オブザーバーとして各設備主管部や各支店の安全担当管理職が参加しました。
会議冒頭では、安全保安担当役員の阿部常務が、2025年度の労働災害状況を振り返り、「日頃の現場での取り組みに感謝する。27年連続で発生していた死亡災害を“ゼロ”にすることができたが、東北電力グループ会社の一般受注工事での墜落死亡災害も発生しており、予断を許さない状況。今日は安全主査同士の交流を深め、今後の連携・関係性構築に繋げてほしい」と挨拶しました。

阿部常務
「現場に“気になる人”いませんか?」吉田副室長による講演
会議では、JR東日本から出向している安全保安管理室の吉田副室長より、「安全は作り続けるもの。100人が100人できないといけない」をテーマに、人に着目した安全管理の重要性について講演を行いました。講演では、JR東日本グループ安全計画2028に掲げる「危ないと思ったら列車を止める」という行動規範を例に、次の内容を共有しました。また「“気になる人”をどのように見つけるか」をテーマに参加者同士で意見交換も行い「人の把握」の重要性について理解を深めました。
- ある車掌区では、年間で一度も非常停止を行っていない車掌が10名存在していたこと。
- こうした“気になる人”に気づき、教育や訓練に繋げていくことが重要であること。
- 「新しく入った方は何の作業をしていますか」「外国人の方にはどんな工夫をして伝えていますか」といったように、現地の「人」に興味を持つことが出発点になること。
- 「はじめて」「変更」「久しぶり」といった“3H”の視点で話を聞くことや、繰り返し現場へ足を運び継続的に関わることが重要であること。
- 単に対象者を特定するのではなく、現場代理人が作業員をどこまで把握できているかを確認する視点が重要であること。
- 安全主査自身も現場代理人任せにせず、自ら現場の人と向き合い、気づいたことを共有しながらフォローしていく必要があること。
- 各役職・各立場で「人の把握」を行い、その認識レベルをそろえていくことが重要であること。

安全講演の様子
フラットミーティングも実施
その後、一人ひとりが日常業務における気づきや気掛かりを持ち寄り、小グループ単位で話し合う、全員参加型の「フラットミーティング」を実施しました。今回は、「安全主査の感じている課題」と「安全主査のあるべき姿」の2つをテーマにディスカッションをしました。同じ立場ならではの悩みや工夫、改善に向けた取り組みを共有し合い、予定時間を超過するほどの活発な議論となりました。
【安全保安管理室より】フラットミーティングの効能は図のとおりです。安全保安管理室では、ゼロ災グループ活動の活性化を図りたい事業所に対し、フラットミーティングの進行支援も行っています。5月22日には、いわき発電技術センターでも実施しました。詳細を知りたい方は安全保安管理室までお問い合わせください。![]() フラットミーティングの効能 ![]() いわき発電技術センターでの実施の様子
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