コミュニケーション&トピックス②
エネルギー・原子力に関するコミュニケーションは、何を目標にするの?

3回目の配信となる「実践!エネコミコーナー」(本コーナー詳細はリンク先をチェック!)。今回は、エネルギーや原子力に関するコミュニケーションの目指すところについて、考えてみましょう。

今回の説明者

 

 

ソーシャルコミュニケーション部門

エネルギーコミュニケーションユニット

嶋田 恵子 さん

現職10カ月目

担当業務:エネルギーコミュニケーション、コミュニケーター教育ほか

趣味:旅行(各地の景色と美味しいものを楽しめる日が待ち遠しいです) 

担当業務のご紹介~女川原子力発電所VR視聴体験会を実施しています

 VRゴーグルを使った「女川原子力発電所バーチャル見学」は、これまで女川原子力PRセンターのみで視聴できましたが、現在仙台圏への拡大に向け、市内の企業グループの皆さんにご協力いただきながら、出前視聴体験会を実施しています。

 より理解が深まるよう、映像視聴と併せて発電所の概要説明や地元地域の紹介なども行っていて、「機材を持ってきてもらえるし、気軽に女川の状況を学べるのが良い」「原子力に関心がない人でも、VRであれば見てもらえそう」など、好評をいただいています。

 

 今後は、社外イベントなどでも視聴体験を行う予定です。

 体験してみたい職場の皆さま、ご連絡をお待ちしています!

⇒女川原子力PRセンターでの見学記事はこちら!

エネルギーや原子力についてのコミュニケーションで、こんな経験ありませんか?

 皆さんは、エネルギーや原子力についてお客さまやご家族、ご友人などと話をしてみたことがありますか?

 あるという方、こんな経験はありませんか?

  「原子力の必要性を伝えてみたけど、結局『危ないから原子力はやめた方がいい』と言われて

  話が終わってしまった」

  「こちらの話を分かってほしくて、つい説得するような言い方をしてしまった」

 

 これでは、せっかく話をしたのに全然手ごたえがないし、相手にも背を向けられてしまった、という気持ちにもなり、なんだかもやもやします。

 こんなことになるなら原子力の話はやめておけばよかった…と思ってしまうかもしれません。

 

 対話の際に気をつけたいのが、「価値観は人それぞれであること」です。

 結果して、思うような反応が得られず平行線に終わったとしても、それはやむなしです。

 

 それならば、対話をする意味って何なんだろう?とも思えてきます。

 特に原子力のように受け止め方が人によって大きく異なる話題は、状況次第では、相手の理解を得るどころか「原子力も東北電力も信用ならない!」と逆効果になる可能性もあるかもしれません。

 私たちは、何を目指してコミュニケーションを行えばよいのでしょうか?

エネルギーや原子力に関するコミュニケーションの目指すところ・・・それは信頼獲得

 例えば、原子力に関して話をする場合、家族や友達であれば、もし原子力に良いイメージがなくても、皆さんの話は聞いてもらえるし、ある程度はわかっていただけるかもしれません。

 それは、皆さんとの信頼関係がベースにあるからです。

 一方、地域の皆さまはどうでしょうか。

 よく知らない相手から原子力の必要性などを一方的に説明されたのでは、「無理に説得されている」と不信感を覚えることも考えられます。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、原子力や、原子力事業者への信頼は大きく低下しました。失った信頼を回復するのは容易ではなく、特効薬はありません。

 この状況のなか私たちが対話で心掛けるべきことは、まずは相手の思いを聴き、「なるほど、そのようにお考えなのですね」と共感を示すことと、それによってこちらの話を聴いていただける関係性を築くということです。

 対話によって相手との距離を少しでも縮めること、それが信頼獲得に向けたステップへとつながっていきます。

 原子力に関する対話の際は、「再稼働に賛成してほしい」「理解してほしい」といった気持ちは一旦脇に置き、次のような思いで取り組んでみてください。

 

 

           ●対話の目指すところ(イメージ) 

トピックス
2021年7月、「エネルギー基本計画」の素案が公表されました

 今回の計画は、①東京電力福島第一原子力発電所事故後10年の歩み、②2050年カーボンニュートラル実現に向けた課題と対応、③2050年を見据えた2030年に向けた政策対応から構成されています。

 2030年のエネルギー需給見通しは、温室効果ガスの削減目標46%を踏まえ、非化石エネルギー比率を59%とする野心的な見通しに変更しました。

 今後、分科会での議論や意見募集を行い、閣議決定される予定です。

 

                                ●2030年度の電源構成

※数値は暫定値で、今後変動する可能性あり

(出典:資源エネルギー庁 総合資源エネルギー調査会基本政策分科会資料をもとに作成)

 

 

<コミュニケーション&トピックス 記事一覧>

①リスクを前提としたコミュニケーションはなぜ必要? 

 

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