実践!エネコミコーナー
~女川原子力発電所のいま⑧~

 再稼働に向けて着実に歩みを進める⼥川原⼦⼒発電所。2023年11月の⼯事完了に向けて現在実施されている安全対策⼯事の模様をシリーズで紹介していきます。

電源の確保 ~ガスタービン発電機 ~

 電源供給の信頼性をさらに高める「ガスタービン発電機」が、先日発電所構内に搬入されました。その様子を⾒ていきましょう!

 

 

※各対策の取組状況はホームページで紹介しています。
「女川原子力発電所安全対策実施状況」
(https://www.tohoku-epco.co.jp/electr/genshi/safety/onagawa/summary.html)

 

 

ガスタービン発電機が発電所に到着!

  • 万が一、外部電源(送電線)や非常用ディーゼル発電機(原子炉建屋内)が使用できなくなった場合に原子炉建屋や緊急時対策建屋に電力を供給します。
  • 見た目は大きいトラックそのもの。7月1~15日にかけて、茨城県ひたちなか市から発電所まで約300kmの道のりを約10時間かけて自走して配備されました。

 

 

  • ガスタービン発電機は、原子炉建屋から離れた海抜約59m以上の高台にある緊急用電気品建屋に設置されました。
    既存の電源設備と場所を分散させ、津波の影響を受けないようにするためです。
  • 今後は、ガスタービン発電機の試運転、受電確認などの電源系統の各種試験を行い、工事完了に向けて着々と準備を進めていきます。

 

 

4台の内訳(ガスタービン発電機車×2台、制御車(制御装置)×2台)

 

担当者から現場の声!

 本工事を担当する「女川原子力発電所 保全部(電気)」の杉浦利一さんにお話を伺いました。

 

 

 どんなお仕事をされていますか?

 保全部(電気)は、課長以下計35名。発電所の電気設備に関する保全業務および2号機の安全対策工事等を行っております。
 私は2号機の安全対策工事のうち、主に電源強化対策工事に携わっており、具体的にはガスタービン発電機や電源盤等の代替等の代替電源設備を設置する工事です。

 今回の工事で大変なこと、得られたことがあれば教えてください。

 本工事は、これまで業務上関わりが少なかった土木建築部門や多くの協力企業の方々と一緒に進めていく必要があります。
 様々な関係者との調整など、苦労する部分が多々ありますが、その分、新たな知識や経験を得ることができており、意欲的かつ前向きに日々の業務に臨んでいます。

 

 

 最後に再稼働に向けた意気込みをお聞かせください。

 現在、2号機の安全対策工事は最盛期を迎え、新たな設備の設置や試験などが日々進捗・加速しており、かつて経験したことが無いほど忙しい日々を過ごしていますが、「 『東日本大震災を経験したプラントの再稼働』がどれほど大きな役割を果たすか」を常に意識し、関係者および協力企業と一致団結し、2023年11月の工事完了という目標達成に向けて邁進していきたいと思います。

 

打ち合わせをする佐藤副長(左)と杉浦さん(右)

 

~上司から一言:保全部(電気)佐藤真一 副長 ~

 ガスタービン発電機は、これまでに私たちが維持・運用している非常用ディーゼル発電機とは、駆動方式、冷却方式、設置場所等が異なる電源設備であり、設計段階から「初めて」が満載でした。
 杉浦さんには多くの設計の「初めて」と、多くの関係部門との「初めまして」を並行して対応いただき、大変感謝しています。これから発電所でガスタービン発電機の据え付けや調整運転がいよいよ開始。これからも一緒に頑張りましょう。
 そして、読者の皆さまへ。私たち電気Gは、一丸となって、安全対策工事の完遂・東北電力として震災後初となる女川2号機の再稼働に向け、安全最優先に突き進みます!

イイね!
ページトップへ戻る