事業創出部門の“挑戦”のいま
 第1回「現況」

 東北電力グループの経営状況が非常に厳しいなか、「よりそうnext」を実現し、中長期的な成長を遂げるためには、電力供給事業の構造改革とスマート社会実現事業の早期収益化を両輪で進めていくことが重要です。
 スマート社会実現事業の司令塔かつプレーヤーの役割を担う「事業創出部門」のいまにフォーカスしました。4回に分けてご紹介します。
 第1回は「事業創出部門の現況」です。

事業創出部門の現況~「自由闊達な」挑戦する職場~ 

 事業創出部門は現在、スマート社会実現に向けて、具体的に事業を展開する領域を、①電気+サービス領域、②次世代エネルギー領域、③新領域の3つに設定して取り組みを進めています。

 

 特に、①②をコア領域と定め、

  ①は東北電力フロンティア(9月特集記事をぜひご覧ください)やリビング営業部を中心に、

  ②は東北電力ソーラーeチャージ(以下T-SeC)、法人営業部や事業創出部門が、

  ③は事業創出部門を中心に農業・ヘルスケアなどの社会課題解決に資する事業開発に、

挑戦しています。

 

 

 

 それぞれの状況として、

  ①はTDFやリビング営業部が各種サービスの開発・提供を実施中

  ②はT-SeCの「あおぞらチャージサービス」・法人営業部の事業者向けPPA・VPP(アグリゲーター)・ネガワット取引による

  調整力市場などへの参加※などのように、目途が立っている・事業を既に開始して今後拡大を目指す段階

 など、プロジェクトごとに濃淡はありますが、順調に進捗しています。

 

 ③については、電力供給事業とは関連性が低い分野への進出となり、実現のハードルが①②以上に高く、まだサービスを開始するまで至っていませんが、事業化を目指して各プロジェクトを進めているところです。

 

※PPA:Power Purchase Agreement、電力販売契約モデル。太陽光発電設備自体を需要家(お客さま)が保有するのではなく、第三者が所有し、使用者の屋根などに設置。発電した電気を需要家が全量自家消費することができる事業モデル。メリットしては、需要家は設備を所有する必要がないため、これまで大きな課題であった初期投資を不要とし、発電量に応じた『CO2フリー電気』の供給が可能となる。また、燃料価格の上昇や再生エネ賦課金等の外生的な変動要因への対策にも寄与できる。需要場所(敷地内)に設置するオンサイトPPA、需要場所でない(敷地外)に設置するオフサイトPPAがある

 

 VPP:バーチャルパワープラント・仮想発電所と呼ばれる。自治体や企業、一般のご家庭のお客さまなどが保有している発電設備や蓄電池、電気自動車など、地域に分散して存在するエネルギーリソースについて、IoTなどの新たな情報技術を用いて遠隔制御し、集約することで、あたかも一つの発電所のように機能させる

 

 アグリゲーター:エネルギーリソースを統合制御し、VPPやDR(デマンドレスポンス。エネルギーリソースを制御して電力需要パターンを変化させること)を用いて、エネルギーサービスを提供する事業者のこと

 

 ネガワット取引・調整力市場などへの参加:集約したエネルギーを電力取引市場などで取引することで、収益を獲得する。例えば、需給逼迫時、お客さまの生産設備の需要を減らして「ネガワット」を創り出し、調整力として電源Ⅰ´に提供する

 

 

 より詳しく知りたい方は、当社HPのVPPページをご覧ください。用語や仕組みを動画で分かりやすく解説しているほか、当社が提供するサービスを導入したお客さま事例なども掲載しています。こちらをクリック!

 

 


 

 

 2019年、デジタルイノベーションによる既存業務の効率化・将来に向けた成長事業の創出を目的に「デジタルイノベーション推進室」が発足。その後、2020年2月の中長期経営ビジョン「よりそうnext」策定を受けて、事業創出を目的とした「事業創出部門」が同年7月に設立されました。

 現在は、68名が新規事業の立ち上げをメインに活動しています。

 各部門、企業グループからの出向者、IT・金融・住宅メーカーなどからの中途採用者で構成されて、事務・技術系もおおよそ半々の割合。多様な知見・経験・考え方がミックスされた、これまでに当社ではあまりなかった新進気鋭の部門となっています。

 

 

 スマート社会実現ユニットの田中マネージャーは「前例にとらわれず、何事にも挑戦する素晴らしい風土が出来上がっていると自負しています。メンバー一人ひとりが意欲高く、前向きかつ自律的に取り組んでいます。雰囲気は一言でいうと『自由闊達』。管理職側としては業務を進めるときは本人の意思を尊重するようにしているなど、この土壌を維持・向上させるよう配慮もしています」と自らの職場を評します。

 

 

 

 

 

 最後に、田中マネージャーから一言いただきました。

 

「すべて成功させたいという気持ちで取り組んでいますが、一つの事業をスタートさせること自体が難しく、そこから軌道に載せて利益を生み出すのは大変です。特に、新領域のところは、何十~何百に1つ当たればよいレベルだと考えています。しかし、メンバーは諦めない心でトライしつづけており、失敗してもそこから数多くのことを学んでいます。その結果、ノウハウは蓄積し、事業検討サイクルも短くスピーディーになってきているなど、確実にレベルアップしていると感じています。事業創出部門にこれまで通り支援いただくとともに、我々の励みにもなりますので様々な意見をお寄せください!そして、一緒に『挑戦』したい方、お待ちしています!」

 

 「なお、10月28日まで、東北電力・東北電力ネットワークの皆さんを対象に、『ビジネスアイデア』と『アイデアの種』を募集中です。一次審査を通過した『アイデアの種』は社員投票を実施いたします。ご協力をお願いいたします」

 

 ~~TDTN社員の皆さまへ~~

  事業創出部門のポータルサイトに、現在の取り組み内容などが網羅されています。こちらもぜひご覧ください。

 

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