■東北電力ネットワーク情報通信部■IoTを活用した業務改善コンテストを実施

 東北電力ネットワーク情報通信部では、このほど、各支社の通信センターを対象にIoTを活用した業務改善コンテストを実施しました。

IoTを活用した業務改善コンテストの概要

 このコンテストは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)に関する知見の蓄積や人材育成を目的に、東北電力ネットワーク情報通信部が2022年度初めて実施したものです。

 各支社の通信センターから希望者を募り、若手社員を中心に計7チーム(1チーム:3、4名程度)が参加。職場の管理職も支援者としてバックアップしました。

 チーム毎にIoTを活用した業務の効率化や課題解決に資するテーマを設定し、計画の立案や改善に向けた準備(IoT機器の選定、専用デバイスの製作、IoTプラットフォームの構築、プログラム開発など)、検証に取り組みました。

 この検証結果は、報告会にて各所へ共有するとともに、有用な取り組みについては今後の本格導入を検討することとしています。

 また、今回のコンテストにより、IoTに関する基礎的な知見の習得に加え、デバイスやクラウドの設定、プログラミングなどより高度な知見も得られました。

 参加者へのアンケートでは「IoTに関する知見が得られた」、「IoTの活用により業務の効率化やカイゼンが見込める」との意見が多数寄せられております。

 同社情報通信部では、デジタル技術活用に向けた人材育成のため、2023年度も各支社の通信センターを対象にコンテストを開催することとしています。

 

(参考)東北電力ネットワークが取り組む「IoTプラットフォームの整備」に係る過去の記事はこちらをご覧ください

 

IoTコンテストのイメージ

 

山形支社通信センターの取り組みを担当者のインタビューとともに紹介

 山形支社通信センターでは「移動無線エリアマップの自動作成」をテーマに取り組みました。

 送配電設備の運転・保守連絡用などに使用される移動無線について、これまで通信可能なエリアを測定する際には特定のポイントに絞って確認しており、測定ポイント以外のエリアでの通信状況が不明瞭でした。一方、詳細な通信可能エリアマップを作成するためには、測定ポイントを増やす必要があり、多くのマンパワーや費用を要するなどの課題がありました。

 そこで、IoTを活用し、新たに移動無線のエリアマップを自動で作成するシステムの構築にチャレンジ。測定器(電波の周波数や強度等を測定する機器)やGPSセンサーをRaspberry Pi(安価な小型コンピューター)と組み合せ、収容箱も市販品を加工し利用することで、限られた予算内で安価に専用のデバイスを製作。このデバイスを車に取り付け走行することにより、位置情報と移動無線の電波強度測定結果を取得し、自動でエリアマップを作成する仕組みを開発しました。これにより、車両で走行するだけで目に見えない電波の状況を地図上に表示することが可能となり、移動無線のエリアマップ作成にかかるマンパワーや費用削減が期待されます。

 この取り組みは2022年度第2回社長表彰において「優賞」を受賞しました。

 同支社通信センターの酒井さん、今野さん、沼澤副長(支援者)、情報通信部(通信運営)の山口さん(当時、同支社通信センターに所属)に本取り組みを振り返っていただきました。

 

Q.IoTコンテストに取り組んだ感想は。

A.IoTという言葉は聞いたことしかなかったが、実際にデバイスを製作し、プログラミングを行ったことで身近なものとして捉えられるようになった。今回、通信センター内で抱えていた課題や他部門からのニーズを踏まえ、移動無線エリアマップの自動作成に取り組んだが、IoTを活用することで業務改善につながるネタが身近にあることを認識できた。日常業務と異なる取り組みを通じて、新たな発想力や知識を習得でき、自分の可能性が広がったように感じている。

 

Q.苦労した点は。

A.国内のセンサーでは我々が要求する仕様を満たさなかったことから、センサーの探索に1カ月程度の期間を要したこと。また、測定データの補正用プログラムが必要となり、慣れないプログラミングにも苦労した。

 

Q.支援者からひと言。

A.初めての取り組みであり、IoTのイロハからプログラミングまで幅広い知識が必要になったため、センサーなど現物を見せることでIoTの理解浸透を図った。今後もIoTスキルを有した人材を育成し、他部門を含めた業務効率化や課題解決に取り組んでいきたい。

 

東北電力企業グループ各社からのIoT活用ニーズも広く募集中!!

 同社情報通信部では、今年度も引き続き、IoTプラットフォームの整備に向けた検討やIoTコンテストの開催など、人財育成に取り組んでまいります。両社共通の「IoTプラットフォーム」は、東北電力企業グループ各社での活用も想定していることから、IoT活用に係るニーズや相談、質問などがあれば、同部情報通信監理または通信技術のIoT担当までご連絡ください。

 

(左から)東北電力ネットワーク情報通信部(情報通信監理)山本さんと(通信技術)佐藤さん 「IoTニーズ募集中です!お気軽にご連絡ください」

イイね!
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