2023年4月経営幹部・事業所長合同会議を開催

 4月10日に経営幹部・事業所長合同会議が開催されました。両社経営幹部および事業所長が今般の情報の不適切な取り扱いを踏まえた対応について確認するとともに、2023年度の営業黒字必達について議論を交わしました。

樋󠄀口社長によるあいさつ概要①
~足もとの経営状況と情報の不適切な取り扱いへの対応について~

 

 各部門・室部、各事業所においては、日頃から安定供給はもとよりお客さま・地域対応にご尽力頂き感謝申し上げます。2022年度は、燃料価格や卸電力市場価格の高騰により、2,400億円の連結経常赤字※を見込む、会社創立以来の危機的な経営状況に直面する中、グループ各社挙げてさまざまな収支対策に取り組んでいただいており、改めて御礼申し上げます。

※4月10日会議時点の見通し

 

■振れ幅の大きい事業環境に如何に対応するか

 ここ1~2年の経験を踏まえて、改めて認識しなければいけないことは、事業環境の振れ幅が大きく先を見通すことが困難な環境が継続しており、業績が千億円規模で乱高下する中で事業運営をせざるをえなくなったということです。振れ幅が大きいことを前提に、毀損した財務体質を早急に改善してリスク耐性を強化することに加え、安定的に収益を確保し続けるようグループ全体で企業体質を変えていくことが重要になります。

 

 

■「情報の不適切な取り扱い」への対応

 今般の一連の報告徴収事案については、電気事業制度の根幹を覆す事案であり非常に重く受け止め反省しております。世間の受け止めとしても、当社の電気事業に対する認識が甘かった・裏切られた、との声も大きく、会社の存続にも関わる重大な問題として強い危機感をもっております。再発防止対策を完遂することで、送配電部門の中立性・公平性を確保できると考えているため、一人ひとりの強い危機感をグループ全体の共通認識とし、一丸となって取り組みを進めていくことが重要になります。

 

樋󠄀口社長によるあいさつ概要② ~皆さんにお願いすること~

 こうした状況を踏まえ皆さんへのお願いを3点申し上げます。

 

(1)2023年度黒字必達とV字回復に向けて

 2023年度は、事業環境が如何に変化しようとも営業利益の黒字を必ず達成せねばなりません。一人ひとりが「稼ぐこと」を強く意識し、目標達成に向けて、変化する事業環境に即座に適応してください。加えて、毀損した財務体質を回復させるためには、継続的に利益を創出し続けることも意識しなければなりません。それぞれが目標達成に向け、数字にこだわり、施策を完遂し、グループ全体の目標達成につなげましょう。

 

(2)再発防止の徹底と「より、そう、ちから。」の実践による信頼回復

 今般の一連の報告徴収事案はグループ各社全体の企業倫理・法令遵守の問題という認識に立ち、一人ひとりが再発防止策を実行し、信頼回復に努めてください。これまで以上に「お客さまにより沿う」「地域に寄り添う」ために「何ができるか」を考え実践していきましょう。

 

(3)安全意識の徹底

 働く仲間の安全・健康を守れない企業が、お客さまや地域の方々からの信頼を得ることはできません。皆さんには一人ひとりの人命尊重のもと、労働災害根絶に向けた安全意識が職場の皆さんに徹底されるよう、意を用いてください。

 

参加者による意見交換

 会議では、グループ戦略部門 猪股戦略企画ユニット部長より2022年度収支・対策、2023年度以降の取り組みの方向性について説明があり、続いて質疑応答・意見交換が行われました。

 

 初めに、参加者から情報の不適切な取り扱い事案を踏まえて、持株とNWが一体となって地域対応を行っていくことへの不安や再発防止策としての社員の意識改革について意見が出され、経営層からは、行為規制上の制約はあるもののネットワークと持株が一体となって「よりそうnext」の実現に向け地域の課題を解決し、収益を上げていくという大きな考え方は変わっていないこと、第三者から見てどうなのかという観点を踏まえ、ネットワークと持株一体となった地域対応について早急に整理が必要であること、あくまでシステムの物理分割が一番の対策であり、それまでの再発防止として意識改革を位置づけていることなどについて話がありました。

 

 また、スマート社会実現事業や販売施策に関する意見交換では、今後の成長にむけた事業展開や既存の販売チャネルの活用等について参加者間で方向性を共有するとともに、経営層から社員のエネルギーマネジメントの知識が他社にはない強みなので、社員が現在の業務に注力することがスマート社会実現事業の成長に繋がるというお話がありました。

 

 他にも再生可能エネルギーの開発に向けた地域対応の在り方や、2023年度黒字必達に向けた費用抑制の考え方など幅広いテーマで意見交換がなされました。

 

 

増子会長による所感

 会議終盤、増子会長から「当社グループの経営状況や情報の不正閲覧等で不安や疲弊を感じながらも安定供給、地域・お客さま対応、そして料金値上げ対応に取り組んでいただいている従業員の皆さんに、まずは感謝申し上げたい」との話がありました。

 不適切な情報の閲覧については「高まった不信感を払しょくし、地域・お客さまからの信頼を取り戻すためには、グループ一丸となって取り組む必要がある。再発防止や労働安全、『気づく,話す,直す』の取り組みにはコミュニケーションが不可欠」と強調。また、原子力発電所の再稼働が地域の多くの方々から期待されていることや黒字必達・財務基盤回復に大変重要であることを述べました。

 最後に「会社の主役は常に社員でなければならない。社員が主役になることで「社員力」が発揮され、会社は動く。トップの意思がトップにとどまっている限り、会社は動かない」という産経新聞の記事に触れ、「中長期的な視点・明るい将来のイメージを持ち続けるということも忘れないでもらいたい」と激励しました。

 

 

イイね!
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