
「風景に残る仕事がしたくて…」送電部門を選んだ理由とは
発電所等で発電した電気を変電所まで届けるための送電設備を、建設・保守管理する送電部門。高い位置だと、地上60メートルもある鉄塔に昇って点検や補修の作業をする、まさに職人の仕事です。
2022年、東北電力ネットワークでは初めて、2名の女性社員が入社しました。前編では、新潟電力センター送電課で働く鈴木真織さんにお話を伺いました。
Q.どのようなきっかけで入社を考えましたか。
A.生まれも育ちも福島県で、東北に貢献したいという思いが強かったので、地域に根付いている東北電力ネットワークを選びました。
また、大学時代学んだ電気工学を使って仕事ができることも魅力の一つでした。
Q.送電部門は希望されていたのですか。
A.風景に残る仕事がしたいとの思いから、入社前から送電部門を希望していました。鉄塔を建設する仕事もあり、自分が建てた鉄塔が風景の一部として残ることに憧れを感じていました。
Q.入社前から、送電部門初の女性技術者になることは知っていましたか。
A.面接の時に初めて知り、少し驚きましたが、私が先駆者となることで何かプラスに働くことがあればと、「送電部門で頑張りたい」と伝えました。

宙乗り作業の様子

新入社員教育時の様子(右から3人目が鈴木さん)
困難や苦悩はあるものの「○○がやりがい」
Q.現在はどんなお仕事をされていますか。
A.主に、送電設備の保守業務に携わっています。鉄塔に昇って健全性を確認したり、マンホールの中に入って地中線の設備を点検したりします。
ヘリコプターに乗って上空から送電設備を巡視することもあります。
Q.送電部門の仕事をしていて大変なことはどのようなことですか。
A.巡視では10kgほどあるハーネスをつけて鉄塔に昇ったり、傾斜が急な山を登ったりすることもあります。
Q.大丈夫ですか!?
A.体力面・筋力面で大変だと感じることはありますが、険しい山間地などの巡視をやり遂げたときにはやりがいや達成感を感じます。
送電部門で初めての女性技術者であるため、前例がないことへの不安や、職場に同性社員がいないことへの寂しさを感じる時もあります。ですが、日頃から上司や先輩方が気にかけて、優しく声をかけてくださいます。温かい職場のおかげで日々頑張ることができています。
新潟電力センターの皆さま、いつもありがとうございます!

「今後○○に挑戦したい」、「キャリアの8割は○○」!?将来や自身のコト
Q.今後挑戦してみたいことはありますか?
A.10月にCIGRE仙台大会に参加し、英語を使った仕事に感化されました。英語を勉強し、機会があれば、英語が堪能な同期の尾留川さんと一緒にCIGREの事務局にも挑戦してみたいです。
また、この大会に参加し、海外旅行にも挑戦したいという思いを持ちました。
Q.これからの目標を教えてください。
A.直近の目標は、送電部門に女性技術者の仲間を増やすことです。長期的には、先駆者という言葉に負けない送電技術者になることが目標です。
Q.今後のキャリアプランはいかがですか。
A.例えば送電部門一筋という道や、他部門での仕事にチャレンジする道もあります。色々な選択肢があることは自分でも認識していますが、現時点でキャリアプランは決まっていない状況です。「キャリアの8割は偶然」という言葉がありますが、先のことをくよくよ考えるよりも、今自分ができることを頑張って8割の偶然に身を任せてみようというのが今の気持ちです。
まずは失敗を恐れず色々な事に挑戦して、後に続く女性社員への「道しるべ」になれたらいいなと思っています。

仙台電セ・新潟電セで交流会を行い、現場見学を実施(鈴木さん下段左から2人目、尾留川さん下段左から3人目)