
100年に1度クラスの大雨。土砂災害により復旧は長期化
2024年7月25日、日本海から北日本へ伸びた梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだことにより、山形県、秋田県、北海道などで大雨が降りました。山形県酒田市及び遊佐町には13時5分に大雨特別警報が発表され、いったん雨は小康状態になったものの、夜遅くに再び雨雲が発達。23時40分に発表された2度目の大雨警報では酒田市、新庄市を含む広い地域が対象となり、各地で観測史上最大となる24時間雨量が記録されました。
大雨とそれに伴う土砂崩れや道路崩落のため、酒田・新庄電力センターを中心に延べ17,146戸が停電する事態となりました。また、一部地域では土砂崩れや道路崩落などの影響により停電が長期化し、復旧が完了したのは8月に入ってからでした。(関連記事)
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土砂流入による日向川発電所の被害状況(発災直後)
まだ一部に泥が残る発電所に到着した樋󠄀口社長は、最初に建屋1階を視察。配電盤などは奇跡的に被害を免れたそうですが、発災直後は入り口に土砂が堆積してドアを開けられなかったことから建屋内に入るまで苦労したエピソードを含め、発災当時の様子や現在の対応状況についての説明を受けました。
続いて地下にある発電機室や水車室に移動。現在は堆積した土砂の清掃が終わり、これから各設備の確認や調整、点検を実施していくことなどについて説明を受けました。
その後は日向川と並行して流れる荒瀬川の上流にある大沢・青沢地区へ移動。この地区では広範囲な浸水に加え、土砂崩れ、道路崩落などにより甚大な設備被害が発生したため停電が長期化しました。それでも現地電力センターを始めとする関係者が一丸となって対応を行い、地元の方からは早期の復旧を感謝されたそうです。
- 青沢地区被害状況(発災直後)
- 青沢地区被害状況(発災直後)
発災から2カ月近くが経過していますが、まだ現地には災害の深刻な爪痕が大きく残っていました。

樋󠄀口社長は地区の集落と送配電設備の被害状況を視察。現地は道路こそ一部が通行可能な状況に復旧しているものの、川沿いには多くの流木が残ったままとなっており、多くの重機による復旧活動やボランティアによる住宅の土砂かきだし作業が継続的に行われていました。

当時対応にあたった酒田電力センターからは停電復旧にあたり、自治体との連携により道路啓開、迂回路開通を行ったことや、発電機の貸し出しを実施して地域の方々の不便を早期に解消したことなどについて説明を受けました。
樋󠄀口社長は視察を通じて現地の深刻な被害状況に触れ、対応にあたっている東北電力・東北電力ネットワークおよび関係会社の皆さんの努力をねぎらいました。