2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開幕直前! ~万博推進室出向者へのインタビュー~

 電気事業連合会では、大阪・関西万博にパビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」を出展します。今回は、当社から「電気事業連合会 大阪・関西万博推進室」へ出向している嶋田 恵子さんにインタビュー!4月13日に開幕を控えた現地の状況と、出向先での仕事や生活についてお話を伺いました。

こんな仕事をしています!「電気事業連合会 大阪・関西万博推進室」

 「電気事業連合会 大阪・関西万博推進室」とは、4月13日~10月13日に開催される2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」へのパビリオン出展に向けて、電気事業連合会に設置された組織です。

 

 開催を目前に控え、現地ではパビリオンの建築や内部の展示工事も完了し、最終段階の確認作業が進められています。

 

今年1月に完成したパビリオンの外観

 

 

 

 

 

 嶋田さんは、2024年7月より「電気事業連合会 大阪・関西万博推進室」に出向しています。職場は関西電力を中心に北海道から沖縄まで、各電力会社からの出向者16名で構成されており、男女比は半々。関西電力本店ビル内の事務所で業務をしているそうです。

 

 

 

「東京支社業務課付 電気事業連合会 大阪・関西万博推進室」。異動の内示を受けた時はどんなお気持ちでしたか。

 所属長から異動先を言われた時は、万博…?これはどういうことだ…?と理解するのに時間がかかりました(笑)。最後に「勤務地は大阪です」とお話があり、仕事内容も職場も全く想像ができずにただただ驚くばかりでした。

 生まれも育ちも東北でしたし、学生時代も東北で過ごし東北電力に入社したので、まさか自分が関西で働くことになるとは思いもしませんでした。

 

どのような業務を担当されているのか教えてください。 

 万博推進室は、館内の展示物について企画・考案する「展示チーム」、開幕後の館運営について検討・調整する「運営チーム」、万博関連のイベントや式典を担当する「催事チーム」、そして私が所属する「広報チーム」の4チームに分かれています。  

 

 広報チームは3名体制で、パビリオンに関するテレビ局や新聞社、雑誌の取材対応、WEBサイトやSNSなどさまざまなツールを使った情報発信、さらには電力館のPRツール製作や万博の機運醸成に係る対応なども担当しています。

 

 また、万博終了後には公式記録集を作成する予定なので、その構成を検討したり素材を集めたりすることも今から進めています。

 

 

印象に残っている業務のエピソードはありますか。

 赴任後2カ月目となる2024年9月に開催した電力館の体験概要記者発表会です。

 9月末からパビリオンの来館先行予約が始まることに伴い、各パビリオンでできる体験についてのPRが本格化されることが予想されたため、他のパビリオンに先駆けて少しでも早く電力館のPRを行うことで多くのメディアに取り上げていただき、来館予約促進に繋げようという試みで計画したものです。

 

 私は7月に赴任したので、それ以前から他電力より出向している同僚から業務の引継ぎを受けるのと並行して、大阪万博の背景や電力館のこれまでの経緯などについても短期間で必死に準備して臨みました。

 

 発表会に先立って視察会をセットして電力館の建設現場や内部を公開したり、テレビ映えする演出を準備したりと、関係各所の調整やディスカッションを重ねた結果、40社以上の取材が入り、テレビや新聞、ネットニュースなどで多く取り上げていただきました。

 赴任して早々の大きなイベントでとても大変でしたが、成果を肌で感じられた印象的な出来事でした。

 

 

 

 

仕事のやりがいはどんなところに感じますか。

 電力館のメッセージや体験できることを、様々なタイミング・媒体を通じて工夫しながら発信することで、発信先からポジティブな反応を得られたときや,関心の高まりを実感できたときは、とてもやりがいを感じます。

 

 工事中の途中段階を非公開とするパビリオンも多い中、電力館は、昨年9月の現場視察会以降、工事の進捗を包み隠さず公開してきたためか、着々と取材の依頼も増えています。現在は、パビリオン完成後の報道機関向けの内覧会を準備中。「万博で何ができるのかがわからないため行く気にならない」との厳しいご意見もありますが、戦略的な情報発信により、今後も少しでも世間の万博への関心度や来場意欲を高めることに貢献できればと思っています。

 

出向者の視点から

出向先の特徴はどんなところにありますか。

 今回が初めての出向でしたが、出向者同士が同じ電力業界でベースが一緒ということもあり、基本的な考え方や進め方は似ており、想像していたよりもやりとりがスムーズだと感じました。そのうえで10社それぞれのカラーや地域性があることは興味深いです。

 

 職場は、コミュニケーションが絶えずとてもエネルギッシュです。国を挙げた巨大イベントである万博の開催に向けて各地から集結していることもあり、常に知恵を出し合って、「まずはやってみよう!!」といういい意味で大胆な気風があります。

 

 

出向先ではどんなスキルが求められますか?また、今後どのように生かされそうですか?

 10社から集まった推進室のメンバーは、年代や仕事の経歴は様々ですが、万博の仕事をするのは当然全員が初めてです。初めてのことには不安もつきものですが、推進室ではみんなが未知の仕事をすることを楽しんでおり、推進室のトップである室長も「面白がる力が大事」とよく話しています。

 頼まれごとや課題があっても、それを面倒だと思うか、どこか面白さを見つけられるかで取り組む姿勢が変わってくるという考え方は非常に大切であり、今後別な職場で仕事をする際も変わらず持ち続けたいと思っています。

 

 また、現在の職場では、ルールにとらわれず自由な発想で業務を進めるスキルが求められます。

 これまで社内で業務を進めるうえでは、過去の事例や規程・基準に則り適正に業務を進めることが重要でした。現在の出向先では、電事連や万博全体の守るべきルールはありますが、特に万博の動向は日々動きがあり、仕事としての前例もないため、臨機の対応力や柔軟な発想力が重要です。ここで培った柔軟性や、自分で考え創造する力についても、今後別な職場でも大いに生かせると思っています。

関西での生活を通して

 「電気事業連合会 大阪・関西万博推進室」の職場である関西電力本店は、川沿いに歴史的建築物や文化施設、外資系ホテルなどが立ち並ぶ中之島エリアにあります。

通勤は徒歩で片道30分。市内の道路は碁盤の目状に細かく区画されており、その日の気分で通るルートを変えて、新しいお店をチェックするのも楽しみの一つだそうです。

 

 

東北から遠く離れた関西での生活。地域差で驚いたことはありますか。

 エスカレーターで立つ位置が東北とは反対!(関西では右側に立つことが多い)なことは知ってはいましたが、仙台と行き来したりしていると、どちらかわからなくなります(笑)。

 よく言われていることですが、本当に話好きで気さくな方が多いことにも生活してみて改めて驚きましたね。仕事では勿論、休日に出かけた先でも、すぐに店員さんやその場に居合わせた方が話しかけてくれ、街の中が賑やかなのは、人の多さの違いだけではないような気がします。そのおかげもあって、出向してから東北には頻繁には帰れていませんが、寂しさを感じることなく楽しく過ごすことができています。

 

 

仕事帰りや休日はどんなことをしていますか。

 せっかく大阪で生活しているので、休日は大阪府内のスポットと、大阪から行ける近郊のスポットへ出かけることを楽しんでいます。

 職場のある中之島周辺エリアは歴史的建造物とおしゃれなカフェや飲食店が立ち並ぶ新しい街並みが隣接しており、どちらの魅力も一度に味わえる素敵な場所です。安くて美味しい飲食店もたくさんあり、仕事帰りに推進室のメンバーで飲みに行ったり、他社のパビリオン担当者と懇親したりするのも楽しみの一つです。

 

 お気に入りの場所は、通勤路でもある、大阪市を南北に走る全長約4kmのメインストリート・御堂筋。幅の広い道路沿いにオフィスビルや店舗が整然と立ち並ぶ風景が好きで、秋は銀杏並木、冬はイルミネーションと、季節ごとの風景を見ながら毎日歩いていると、頭の中がすっきり整理されていく気持ちになります。

 

 また、万博開催をきっかけとして町全体がこれまで以上に活気があり賑やかで、歩いているだけでパワーをもらえます!

 

御筋堂のイルミネーション

 

 

皆さんへのメッセージ

 いよいよ「大阪・関西万博」が開幕します!世界160の国と地域が一堂に会し、自国の文化や技術を発信し、課題をみんなで解決しようとするイベントは他にはないのではないでしょうか。各国が工夫をこらした建築も見ものですし、アプリを使って各パビリオンのバーチャル版へ参加したり、オンライン中継により現地の空気感を自宅で味わったりと、現地に行かずとも参加・体験ができるこの時代ならではの新しい楽しみ方をすることもできます。

 

 私たちのパビリオン「電力館 可能性のタマゴたち」では、電気をつくるエネルギーと言えば石炭や天然ガス、原子力、再生可能エネルギーといったこれまでの常識にとらわれず、「えっこんなところにもエネルギー!?」という驚きとともに、未来におけるさまざまなエネルギーの可能性を子どもも大人も全身で楽しく学ぶことができます。

 是非、万博の色々な楽しみ方に関心を持っていただき、さらには現地を訪れていただきたいと思います!

 

 

 

 

イイね!
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