
各社の知見を結集し、グループの更なるコンプライアンス推進へ
東北電力グループコンプライアンス推進連絡会は、グループ企業34社で構成され、グループ全体のコンプライアンスに関する連携強化や一層の情報共有・知識向上を図るため、平時の情報共有はもちろんのこと、半期ごとに会議を開催しています。
今回は、東北電力本店の会場とTeams合わせて約70名が参加しました。会の冒頭では、東北電力のコンプライアンス推進担当役員である二階堂副社長があいさつし、担当者が意識すべきポイントについて言及。「組織はコミュニケーションの中に存在する。構成員同士のコミュニケーションによって組織は大きく変わるため、ぜひ『コミュニケーションが組織を形作る』という意識を持って取り組んでいただきたい。また、我々の業務はブレーキではなく、ワイパーやヘッドライト。視界が悪く、遠くが見通せない事業活動を進めていくために、窓を拭き明かりを照らす役割だ」と参加者に呼びかけました。
その後、主に「2024年度意識調査の結果を踏まえたグループ企業各社での取り組み」、「コンプライアンス次世代リーダー研修」、「行為規制遵守に対する東北電力・東北電力ネットワークの取り組み」や「コンプライアンス月間の概要」などを議題に取り上げて進行しました。
中でも、各社における“相談窓口利用の心理的ハードル緩和施策”に対する各社の関心は高く、東北発電工業において技術系新入社員に対する相談窓口への電話相談体験を実施していることや、北日本電線において役職や性別など多様な属性の担当者が相談を受けつけていることとその周知などについては、多くの質問が寄せられました。

あいさつをする二階堂副社長
実践を通じて相談窓口担当者のスキルアップ
同日には、グループ企業各社の相談窓口担当者などを対象に、弁護士の遠藤輝好氏を講師として招き「相談窓口担当者研修」を開催し、各社から計35名が参加しました。遠藤弁護士は消費者庁の「内部通報制度に関する認証制度検討会」の委員を務めるなど公益通報分野が専門であり、本講義では、内部通報制度の概要や相談窓口担当者に求められるスキルなどについて解説しました。
この研修で最も注目を集めたのは、遠藤弁護士が相談者役を演じ、参加者と一対一で模擬の相談対応を行う「ロールプレイ」。参加者は矢継ぎ早に浴びせられる質問や複雑な問題に直面しながらも、相談内容に真摯に耳を傾けて対応。研修を終えて、「ロールプレイを通じて、日頃から社内ルールの確認やさまざまなケースをシミュレーションして準備することの必要性を再認識した」「容赦のないロールプレイだったが、相談窓口対応業務従事者の守秘義務などについて理解できた」などの感想が聞かれ、スキルアップを実感している参加者が多く見られました。
コンプライアンス推進室では、今後も推進連絡会を通じてグループ会社間の連携を強め、グループ全体のコンプライアンス活動の底上げを図っていくとともに、グループ企業各社のニーズを捉え、効果的な研修を定期的に企画・実施していくこととしています。

遠藤弁護士による講義

ロールプレイで相談に耳を傾ける参加者

グループワークで意見を共有し理解を深めた