
若手および中堅社員のエンゲージメント向上を目指して
ネットワークサービス部(以下、NWS部)は将来のありたい姿の一つとして、「社員全員がイキイキと働ける組織体制」をあげています。そのための目標としてNWS部は「部門の意義や役割、魅力などについて、働く社員が腹落ちしており、エンゲージメントが高水準であること」を目指し、様々な取り組みを行っています。
目標達成に向けた大きな課題の一つとしてNWS部が挙げるのは、集中センターや電力センターに所属する若手・中堅社員にS(スモール)本社※の業務内容や役割のイメージが十分に伝わっていないことにより、NWS部門における自身のキャリアパスが見えづらいことです。
※NWS部から契約センターとネットワークサービスセンターを除いたもの
そこでNWS部では、9月17日から19日にかけて、NWS部門内のキャリア形成やS本社の業務や雰囲気、社員を知ってもらうための取り組みとして、「NWS部門内インターンシップ(以下、部門内インターンシップ)」を開催しました。これはS本社以外の各職場にいる若手および中堅社員を対象に、NWS部の実際の業務を体験してもらうプログラムです。NWS部はこの取り組みを通じて、NWS部業務の意義や魅力、やりがいを理解することで自身のキャリアパスのイメージを深めること、また自身のモデルとなるような社員や働き方を発見してもらい、将来の選択肢としてNWS部で働き続けたいと思ってもらうことなどを目指しています。
本社の業務を体験!
部門内インターンシップは9月17日から19日の3日間にかけて、本社を主な会場として行われました。受講者は支社お客さまサービス、電力センター、契約センター、ネットワークサービスセンター(以下、NSC)から部門内インターンシップへの参加を希望した13名。平均勤続年数は約6年で、いずれもそれぞれの職場において一定の経験を積み、中堅社員として活躍している方々です。
初日はオリエンテーションに続いてNWS部の6グループ(サービス企画、お客さまサービス、運用計画、電力受給、託送システム、次期システム導入推進)からそれぞれの業務内容について紹介を行いました。
業務紹介資料の一部。使命感と業務への愛着が感じられるもの(クリックで拡大します)
その後受講者はそれぞれの希望や経歴(専門分野)に基づき決定された各配属先に分かれ、本社の一員となって上司や委託先との打ち合わせに参加したり、システムの動作確認を行ったりといった3日間のカリキュラムに取り組みました。
カリキュラムの題材はいずれも本社で実際に進行しているNWS部の各プロジェクトそのもの。受講者は将来の業務体制に関わる事柄や新しいシステムの導入検討といった本社ならではの業務に触れながら、NWS部への理解を深めました。
- 事業所業務の委託拡大計画について、今後の対応を課長へ説明する
- 課長からは計画についての指摘事項が。講師と対応を相談する
システムが仕様どおり動作するか、発注者として確認する
- システムの開発委託先との定例ミーティングに参加
- 必要に応じて講師が解説を加える
3日目にはNWS部の若手社員との座談会も開かれました。
「実際の時間外はどれくらい?」「休暇の取りやすさは?」「今後のキャリアはどんな予定?」たくさんの質問が飛び交い、会場は大いに盛り上がりました。
インターンシップを終え、受講者からは以下のような感想がありました。
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「もっと大きな流れに」担当者の思い
今回の部門内インターンシップ開催について、NWS部(サービス企画)の佐藤息吹さんにお話を伺いました。

NWS部(サービス企画)佐藤 息吹 さん
──部門内インターンシップはどのような問題意識から生まれたのでしょうか。
NWS部門で働き続けたいと思ってもらえる若手・中堅社員が少ない現状に危機感を覚えていました。私は部門の教育担当で新入社員や2年目社員などと話す機会が多くあるのですが、「自分が将来NWS部門内で働き続けるイメージが持てない」といった声を聞くことがあり、そういった声は、部長をはじめとした本社関係者の間で共通の問題意識となっていました。
──キャリア形成のイメージが持ちづらい原因は何だと考えていますか。
これまでの集中センターや各電力センターとの対話を通じて感じてきたことですが、特に若手・中堅社員においてNWS部門やS本社への理解が十分に浸透していないためにNWS部門の素晴らしさや業務のやりがいが認識されていないことが大きな原因だと考えています。
──その背景にはどのようなことがあるのでしょうか。
お客さまサービス課の拠点化や業務の集中化などもありますが、大きな要因の1つとして、2020年に行われた法的分離が挙げられます。
法的分離前の第一線事業所では配電部門や販売部門とも多くの接点があり、会社全体における自分の業務の位置づけが自然と理解できていたように思いますが、法的分離後は以前よりも業務が細分化され、さらに様々な制度変更を経て業務処理に必要な知識がより高度になったため、業務が専門化し、全体像の把握を一層難しくしています。
(関連記事)地域のために、新体制で ~お客さまサービス課拠点化の現場から~|東北電力社内報 デジタルBRIDGE (tohoku-epco.co.jp)
──課題解決の方法として、部門内インターンシップという取り組みを計画した経緯を教えてください。
若手・中堅社員の将来的なキャリア形成に対する不安感は集中センターや電力センターに所属する社員で特に強いことが分かっていました。そこでS本社業務をターゲットにした業務体験を通じてNWS部門業務の全体感を把握し、各集中センター、電力センター、S本社それぞれが重要な役割を担っていることを認識することで、普段自分が行なっている業務の意義を再確認いただく「部門内インターンシップ」の構想が生まれました。
部門内インターンシップへの参加意思について事前アンケートを行ったところ、入社5年以内社員の方の8割が参加の意思を示してくださり、自信を持って企画を進めていくことができました。
──準備を進める中で大変だったことは何ですか。
初めての試みということもあり色々ありましたが、その中でも一番大変だったのは本社業務を体験してもらうためのカリキュラムの作成でした。
本社NWS部の業務は大きく言うと部門内の課題(制度変更やシステム更新、業務効率化など)に対する打ち手を立案し周知、展開していくことですが、短期的なものや定例的なものはほとんどなく、1つの事柄に対する対応期間が数カ月というものも珍しくありません。どのようなカリキュラムにすれば本社業務やその魅力をよく理解してもらえるか、関係者で悩んだ末に、各グループの業務から業務体験に向いているものを選び、それらをカリキュラムに落とし込みました。
準備にあたっては各グループの課長や代表者を中心とした部内の皆さまが前向きに取り組んでくださり、終始楽しく企画を進めることが出来ました。
──実際に開催してみてどうでしたか。
やってよかったと思っています。受講者アンケートなどの結果を通じて、自身のキャリアパスを考えるきっかけを提供できたことや、NWS部の雰囲気の良さ、特に同年代で熱い思いを持った社員が沢山いることを存分に伝えることが出来たと感じました。一方で細かい部分ではいくつか反省材料も得たので、今後に生かしていきたいです。
──部門内インターンシップは今後も開催するのでしょうか。
はい、今後もブラッシュアップを図りながら定期開催する方向で検討を進めています。
さらに集中センター・電力センターも含めたNWS部門全体の総合力向上を目指した仕掛けとして、各事業所の業務交流を図るイベントの開催も考えています。
【佐渡 耕一郎 NWS部長より】
東北・新潟地域は全国に先駆けて人口減少が進み、働き手が不足すると言われていますが、これはNWS部門も例外ではありません。2030年代以降は団塊の世代の大量退職が予定されており、必要な人財の確保は一層困難になることが予想されています。こうしたなか、かつては多くの新入社員の配属先となった電力センターお客さまサービス課も拠点化によって事業所だけでなく社員も数を減らしており、新たに部門にいらっしゃる方の数はどうしても限定的になっているのが実情です。
そのため、先細り感や将来に対する漠然とした不安を抱く社員の方が、特に若い世代で少なからずいるのではないかと思います。今回の部門内インターンシップを通して、部門の社員それぞれが担っている仕事が、どのような新たな業務の土台としてつながっているのか、どんな未来が開けているのかといった道筋について、少しでも理解浸透が進めばと思っています。そしてこの機会が、いまの仕事の意義や大切さを再認識し、よりイキイキと働くためのきっかけとなってもらえば幸いです。
そしてNWS部はキャリアデザイン・プログラムでも募集を行っています。興味がある方はぜひご応募ください!
(佐渡部長自身のこれまでの経験や、NWS部門における「より、そう、ちから。」の実践について語ったインタビュー記事はこちら) よりそうインタビュー室部長版 第2回 ネットワークサービス部 佐渡 耕一郎 部長|東北電力社内報 デジタルBRIDGE (tohoku-epco.co.jp)
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