
よりそうインタビュー室部長版 第5回
土木建築部 尾形 芳博 部長
「より、そう、ちから。」の推進者である室部長の皆さまからメッセージをお届けする室部長版のよりそうインタビュー。今回は、土木建築部の尾形部長に仕事や地域への思いなどを伺いました。
理想を持ち続けることが前進と成長の原動力になる
―土木建築部 尾形 芳博 部長―
出身
福島県福島市
初任地
女川原子力発電所建設所(2号機建設現場)
最近ハマっていること・長年続けていること
・休日はマニュアル車でドライブすることで気分転換
・スイーツとコーヒーが好きでご家族と季節毎のスイーツを味わうのが楽しみ
・学生時代は航空部に所属し滑空機の免許を取得
- 学生時代の航空部。操縦席にいるのが尾形部長
──仕事をするうえで大切にしていることは何ですか。
理想の状態をイメージすることを意識しています。もともと理想を持つことの重要性は感じていましたが、入社当時、組合から配付された資料にサミュエル・ウルマンの詩が載っていて、その一節が特に心に響きました。
「青春とは心のありようをいう。理想を失い自信をなくしたときに人は初めて老いる」
これは裏を返せば、理想を持ち続け、自信を持って取り組むことで年齢に関係なく前向きに物事を実現できるということです。常に理想の未来の状態をイメージし、描いた理想の実現に向かって目の前のことに一生懸命取り組むことが大切です。
──理想の実現に取り組む中で挫折しそうなこともあると思いますが、そのような時はどうされていますか。
挫折の記憶はあまりないですね。挫折ということは諦めることですよね。もちろんたくさん失敗はしているのですが、「やってしまったものは仕方ない」と割り切り、あまりくよくよ考えずに「次に上手くやるためにはどうしたらいいか」と前向きに捉えるようにしています。
建設そして再出発に携わった女川原子力発電所2号機に係る業務から学んだこと
──入社当時を振り返って印象に残っていることはありますか。
女川原子力発電所2号機の建設現場で原子炉建屋の工事を担当しました。大学では建築を学んでいたので一般的なビルなどはよく見学していたのですが、原子力発電所はその鉄筋の太さ一つをとってもスケールが大きく、また、検査記録の細かさなどにも驚いたことを覚えています。国の検査は、事前準備に多くの時間と労力を要するもので、最初は正直「ここまでやらなくても良いのでは」と思っていました。そこで自分なりに調べてみたところ、全て明確なルールの下で定められた省略のできない工程であることが分かり、以降は納得して業務にあたることができました。
──建設に携わられた女川2号機について、今度は再稼働対応もされたのですね。
まさに自分の手で作った2号機を自分の手で再稼働することができたことは感慨深いですね。当時建設に関わった土木建築部の方や原子力部の方も一緒に、悲願の「再出発」を遂げられて大変嬉しかったです。この再稼働には、実は、2005年8月16日に宮城県沖で発生した地震の経験が生かされています。当時の基準地震動を超える揺れであったため、「次の地震に備えて恥ずかしくない対応をしよう」ということを皆で確認しあいました。そして、地震観測記録の分析や建物の小さな変位を計測するための装置を東北大学と一緒に開発し設置するなど準備を進めていました。変位計は東日本大震災前に設置が完了し、再稼働に向けた国の審査においても定量的に説明するための材料として大いに活用できました。
──お話しいただいた経験を通してどんなことを感じていますか。
事前の準備として、将来起こり得ることを想像するのはもちろんですが、その時にどのようになっていれば理想的かとイメージして、その実現に向けて周囲と協力して取り組んでいくことが大切ということですね。そのために、業務の目的を理解し「そもそも」の視点を大事にしています。今の仕事への向き合い方にもつながっています。

女川原子力発電所2号機建設現場
安定供給を支える土台とにぎわい創出で地域に貢献
──土木建築部では「より、そう、ちから。」はどのように実践されていますか。
土木建築部では地域の方と直接接する機会はあまりありませんが、発電所の設備を作ったり、維持管理することでお客さまへ安定的な電気をお届けすることにつながるなど、業務そのものが地域への貢献になっていると考えています。特に東北は災害も多いので、災害に強い発電所を作ることで安定供給を担う土台としての役割も大きいと思っています。
また、今年の4月からは不動産戦略室ができて、グループ全体の不動産の活用について検討しています。遊休不動産の利活用や電力ビル再開発などで、地域活性化の一翼も担っていきたいと考えています。
──地域に安心を届けるための土台としての役割のほか地域活性化にも貢献されているのですね。
実は、本店を電力ビルから現在のビルに移転するタイミングで東日本興業に出向していました。電力ビルをテナントビルとして貸し出すためのリニューアル工事に携わっていたんです。女川2号機もそうだったのですが、過去に工事を担当した建物に再度違う形で携わることができて、巡り合わせに運命も感じますね(笑)。こうした思い入れもある場所ですので、電力ビルの再開発では、エリア全体のにぎわい創出に寄与できるプロジェクトにしていきたいと考えています。
もともと私は、東北の役に立つ仕事がしたいと思い当社に入社しました。この思いは当社社員の多くにも共通しているものではないでしょうか。土木建築部での仕事は、電気の安定供給を支える土台作りやにぎわい創出など、まさにこうした思いを実現するものであり、「東北の繁栄なくして当社の発展なし」という当社の基本的な考え方にも通じる理想的なものだと感じています。これからも、地域とともに歩み、東北・新潟の未来に貢献できる仕事に誇りを持って取り組んでいきたいと思います。

理想は周囲の人との信頼関係の土台があってこそ実現できる
──社員へ向けてメッセージをお願いします。
仕事でもプライベートでも「ありたい姿=理想」を掲げることで、前向きに努力を重ねられると思います。
そして、理想が独りよがりにならないよう周囲と協調することで、より大きなことでも実現に近づけるものと考えています。そのため、周りとコミュニケーションをしっかりとり、互いに尊重し合うことで信頼関係を構築していくような、いわゆる心理的安全性の高い環境が重要です。部内の連携はもちろんですが、土木建築部は、縁の下の力持ちとして課題解決に取り組んでいく技術者集団ですので、今後も様々な部署と横のつながりを大事にしながら仕事をしていきたいと考えています。
困りごとがあれば、ぜひ土木建築部にご相談ください!
