
大会の様子
東北電力ネットワーク電力システム部門では、部門全体の技術力や災害対応力を継承するとともに、部門の一体感を醸成し、士気を高揚させることを目的に、「電力システム部門総合技能大会」を毎年開催しています。
2025年度は3月17日から18日にかけて行われ、会場となった総合研修センター(福島県南相馬市)内にある各施設を使用しながら、給電、変電、送電の3つの部門の競技が行われました。
給電部門:訓練用シミュレータを使用した系統事故復旧
当直内の情報共有およびコミュニケーションを⼗分に⾏いながら、系統事故やトラブル発⽣時における、「安全」「的確」「迅速」な停電などの復旧対応を⾏えるかが審査される。事故やトラブルの詳細は伏せられ、競技開始後に判明するため、突発的な事象に対応するチーム力が重要。 |
- 事故状況の把握
- 停電の復旧操作と審査の様子
変電部門:変電所における地震発生時の対応
「地震が発⽣し、変電所にて故障表示が発⽣。道路状況および気象状況などを確認のうえ、変電所に入所する」という場面からスタートし、初動対応(被害設備の状況確認)では被害状況を簡潔明瞭に報告できるか、直営作業(設備復旧に向けた試験)では安全かつ適正に作業を実施できるかなどが審査される。地震を題材としたのは、巨大地震発⽣時の対応を経験していない若⼿社員も増えてきたことを受けたもの。 |
被害設備の状況確認(現地)
- 被害設備の状況確認(事務所)
- 設備復旧に向けた試験(油中ガス分析)
送電部門:66kV架空送電線における事故発生時の対応
「激しい雷⾬を伴う線状降⽔帯が発⽣し、複数回にわたり短絡事故や地絡事故が発⽣。天候回復後に事故巡視を行ったところ、倒⽊が確認され、電線ならびに樹⽊の先端に黒く焦げた跡が発⾒された」という設定のもと、設備の健全性を確認するため、ドローンによる電線の損傷状況の確認、その結果を踏まえた電線の宙乗り補修作業、さらに電線宙乗り中に熱中症の疑いで動けなくなった作業員の救助作業を行う。先を⾒据えた段取りで迅速・安全に作業を進める⼒や、万が⼀の事態において仲間を守る強い意志や連携⼒なども審査での重要な評価ポイント。 |
- 作業前の打ち合わせ
- フルハーネス点検
- 電線への接地付け作業
- 電線への乗り出し作業
優秀賞受賞チームから
競技終了後、厳正な審査により、各部門における優秀賞受賞チームが発表されました。
各部門の優秀賞受賞チームをご紹介します。
【給電部門】岩手制御所
競技を通じて、迅速な情報共有を行うことで初動対応を的確かつ速やかに行うことができたと感じています。事故対応方針の検討や関係各所への連絡においても、随時チーム内での情報共有を心掛けました。その結果、日頃からのチームワークおよびコミュニケーションの重要性を改めて実感しました。今回得られた経験を今後の業務に生かし、さらなる技術力の向上に努めるとともに、電力の安定供給という使命を着実に果たしてまいります。 |
【変電部門】宮城支社
本番に向けた練習や打合せを通じて、地震発生時に想定される設備トラブルや復旧方針、復旧優先順位の考え方を再認識できました。本表彰を励みとし、現場・事務所・上位機関との円滑な情報共有とコミュニケーションを一層意識し、今後の災害対応力向上に生かしていきたいです。 |
【送電部門】青森支社
本大会に向けた事前練習では、練習後に課題と対策をチーム全員で共有し、次回の練習に反映するというサイクルを継続してきました。その結果、作業精度が向上し、チームとしての成長を実感することかできました。また、本大会を通じてチームワークとPDCAサイクルを回すことの重要性を改めて認識しました。今回の経験を今後の業務にも生かし、安全性と業務品質のさらなる向上につなげていきたいと考えています。 |
白熱した競技の様子を動画でご覧ください!
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